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2011-11561-0101
2011 大阪府立大学 前期
生命環境科学部,経済学部
易□ 並□ 難□
【1】 複数の参加者がグー,チョキ,パーを出して勝敗を決めるジャンケンについて,以下の問いに答えよ.ただし,各参加者は,グー,チョキ,パーをそれぞれ 13 の確率で出すものとする.
(1) 4 人で一度だけジャンケンをするとき, 1 人だけが勝つ確率, 2 人が勝つ確率, 3 人が勝つ確率,引き分けになる確率をそれぞれ求めよ.
(2) n 人で一度だけジャンケンをするとき, r 人が勝つ確率を n と r を用いて表わせ.ただし, n≧2 ,1 ≦r<n とする.
(3) ∑ r=1 n-1 ⁡ Cr n =2n -2 が成り立つことを示し, n 人で一度だけジャンケンをするとき,引き分けになる確率を n を用いて表わせ.ただし, n≧2 とする.
2011-11561-0102
【2】 四面体 OABC と, O と異なる点 G が与えられているとき,以下の問いに答えよ.
(1) 等式 AG 2=OG 2-2⁢ OG→ ⋅OA→ +OA2 を示せ.ただし, OG→ ⋅OA→ は OG → と OA → の内積を表す.
(2) OG→ が
OG→ =a⁢ OA→ +b⁢ OB→ +cOC →
と表されているとき,
a⁢AG 2+b ⁢BG2 +c⁢ CG2= a⁢OA 2+b⁢ OB2 +c⁢OC 2
が成り立つための実数 a , b, c についての条件を求めよ.
2011-11561-0103
生命環境科学部
【3】 3 次の正方行列 A= ( ab c0 de 0 0f ) について,以下の問いに答えよ.ただし, A と同じ型の単位行列を E , 零行列を O とする.
(1) A3 を求めよ.
(2) A3= O であるための必要十分条件は, a=d= f=0 であることを示せ.
(3) (A+ E) 3=E ならば, A=O であることを示せ.
2011-11561-0104
経済学部
【3】(1) 自然数 n に対して, sn= ∑ k=1 n⁡ k2k とする.このとき数学的帰納法により,
sn= 2n+1 -n- 22n
であることを示せ.
(2) a1= 0, a2= 1 とし,自然数 n に対して, an+ 2-3 ⁢an +1+ 2⁢a n=n+ 1 を満たす数列 { an } について以下の問いに答えよ.
(ⅰ) bn= an+ 1- an とするとき,数列 { bn } が満たす漸化式を求めよ.
(ⅱ) bn を(1)で与えた n で表せ.
(ⅲ) 数列 { an } の一般項 a n を求めよ.
2011-11561-0105
生命環境学部
【4】 2 つの関数 f⁡ (t) =t⁢log ⁡t と g⁡ (t) =t3 -9⁢t 2+24⁢ t が与えられているとき,以下の問いに答えよ.
(1) f⁡( t) は t≧ 1 の範囲で単調に増加することを示せ.
(2) t≧1 のとき
{ x=f ⁡(t ) y=g⁡ (t)
と媒介変数表示される関数 y= h⁡( x) の x≧ 0 の範囲における増減を調べて,極大値と極小値を求めよ.
(3) xy 平面上で,曲線 y= h⁡( x) ,2 直線 x= f⁡( 2) ,x=f (4 ) と x 軸で囲まれた部分の面積を求めよ.
2011-11561-0106
【4】 点 Q , R を xy 平面上の放物線 C: y=x2 上の相異なる点とする.
(1) q<p2 を満たす実数 p , q に対して,点 P (p ,q) を考える. Q ,R における C の 2 本の接線がともに P を通るとき, C とこれらの接線で囲まれた部分の面積を, p ,q を用いて表わせ.
(2) (1)で求めた面積を S 1 とする.直線 QR と C で囲まれた部分の面積を S 2 とするとき, S 2S2 を求めよ.
2011-11561-0107
理学部
【1】 r を正の定数とし, n を 3 以上の自然数とする. C を半径が r の円とする.円 C に内接する正 n 角形の 1 辺の長さを sn , 円 C に外接する正 n 角形の 1 辺の長さを t n とする.ただし,正 n 角形が円 C に外接するとは,円 C が正 n 角形のすべての辺に接することである.
(1) sn を r と n を用いて表せ.
(2) s ntn を n を用いて表せ.
(3) s5= 2 であるとき,円 C に内接する正 5 角形の面積を,小数第 3 位を四捨五入して小数第 2 位まで求めよ.ただし, tan⁡36 ° =0.727 としてよい.
2011-11561-0108
【2】 f⁡( x)= e-x ⁢cos⁡ x とする.
(1) e-x ⁢sin⁡ x-e -x⁢ cos⁡x を微分せよ.
(2) 定積分 ∫0 π2 ⁡f⁡ (x) ⁢dx を求めよ.
(3) 自然数 n に対して,
Sn= 1 n {f ⁡( π 2⁢n ) +f( 2 ⁢π2 ⁢n )+f ⁡ ( 3⁢π 2⁢n ) +⋯f⁡ ( n⁢π 2⁢n ) }
とおく.次の式が成り立つことを示せ.
Sn< 2π ∫ 0π2 ⁡f⁡ (x) ⁢dx< Sn+ 1 n
(4) limn→ ∞⁡ Sn を求めよ.
2011-11561-0109
【3】 a を実数とする.曲線 y= 3 2⁢ 4-x 2 を C , 直線 y= a⁢x+ 3⁢a+ 1 を l とする.
(1) 直線 l は a によらず定点 P を通る. P の座標を求めよ.
(2) C と l が異なる 2 点を共有するときの a の値の範囲を求めよ.
2011-11561-0110
【4】 k を正の定数とする.直線 y =k⁢x を l とし,原点 O を通り直線 l に垂直な直線を m とする. 2 次正方行列 A で表される 1 次変換を f とする. f により,直線 l 上の点は自分自身に移り,直線 m 上の点は原点に移るとする.
(1) 行列 A を求めよ.
(2) P を座標平面上の点とする.点 P の f による像を P とする.
(ⅰ) 点 P は直線 l 上の点であることを示せ.
(ⅱ) 点 P が直線 l 上の点でないとき,直線 PQ と直線 l は垂直であることを示せ.
(ⅲ) 3 点 (0 ,0) ,(1 ,0) ,(0 ,2) を頂点とする三角形の辺上を点 P が動くとき,点 Q の動く範囲を求めよ.