Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
2012年度一覧へ
大学別一覧へ
東北大学一覧へ
2012-10081-0201
数学入試問題さんの解答(PDF)へ
2012 東北大学 後期
経済,理学部共通
易□ 並□ 難□
【1】 以下の問いに答えよ.
(1) 実数 x , y が 4 x-4⋅ 2x+ 9y- 2⋅3 y≦- 1 を満たすとき, 2x+ 3y のとりうる値の範囲を求めよ.
(2) 実数 x , y が 4 x-2⋅ 2x+ 2y≦ 0 を満たすとき, x+y のとりうる値の範囲を求めよ.
2012-10081-0202
経済学部
【2】 実数 x に対して,関数 f⁡ (x ) を f⁡ (x) = x2+ 2x 2-2⁢ x+3 と定める.以下の問いに答えよ.
(1) x≧0 のとき, f⁡( x) のとりうる値の範囲を求めよ.
(2) x を正の有理数とし, f⁡( x) の値を互いに素な正の整数 p , q を用いて f ⁡(x )= qp と表す.このとき, q≦3 となるような x をすべて求めよ.
2012-10081-0203
【3】 1 ,2 ,3 ,4 ,5 の数座がひとつずつ書かれた 5 枚のカードが横一列に並んでいる.このカードの中から隣り合って置かれている 2 枚のカードを無作為に選んで入れ換える操作を繰り返す.ただし,最初の状態では数字の小さい順に左から 1 , 2 ,3 , 4 ,5 と並んでいるものとする.以下の問いに答えよ.
(1) 2 回の操作を終えた後のカードの並び方は,全部で何通りありうるか求めよ.
(2) 4 回の操作の過程で,数字 3 が書かれたカードが 1 回も動かされることがない確率を求めよ.
(3) 4 回の操作を終えた後,数字 3 が書かれたカードが左から 3 番目にある確率を求めよ.
2012-10081-0204
理学部【3】の類題
【4】 空間内に 4 点 A (0, 0,1 ) ,B (3 ,1,1 ), C( 1,4,4 ), D( 1,1, 2) がある.点 A を含み,直線 AD に垂直な平面を L とし, 2 点 B , C の中点を M とする.以下の問いに答えよ.
(1) 点 M から平面 L に下ろした垂線と L の交点を H とするとき,点 H の座標を求めよ.
(2) P を平面 L 上を動く点とするとき,線分 PB および線分 PC の長さの 2 乗の和 PB2+ PC2 の最小値を求めよ.
2012-10081-0205
理学部
【2】 a を 0< a<1 を満たす実数とする.座標平面内で, 3 つの不等式
x≦a ,y≧a , y≦- x2+2 ⁢x
の表す領域の面積を S⁡ (a ) とおく. S⁡( a) が最大となる a の値を求めよ.
2012-10081-0206
経済学部【4】の類題
【3】 空間内に 4 点 A (0 ,0,1 ), B( 3,1, 1) ,C (1 ,4,4 ), D( 1,1,2 ) がある.点 A を含み,直線 AD に垂直な平面を L とする.以下の問いに答えよ.
(1) 0<t< 1 に対し,線分 BC を t: (1- t) に内分する点を N とする.点 N から平面 L に下ろした垂線と L の交点を H とするとき,点 H の座標を求めよ.
(2) P を平面 L 上を動く点とするとき, 2⁢PB 2+PC 2 の最小値を求めよ.
2012-10081-0207
【4】 0<p< 1 とする.数直線上を次の規則に従って動く点 Q を考える.
(ⅰ) 時刻 0 に Q は原点にある.
(ⅱ) 時刻 n ( n= 0 ,1 ,2 ,⋯) における Q の座標が x であるとき,時刻 n +1 に Q は,確率 p で座標が x +1 である点に移動し,確率 1 -p で座標が x +2 である点に移動する.
時刻 k における Q の座標を X k で表し, n≧1 に対し,数 X1 ,X2 , ⋯, Xn を点 Q の時刻 n までの訪問点とよぶことにする.以下の問いに答えよ.
(1) 4 と 6 がともに Q の時刻 6 までの訪問点となる確率を求めよ.
(2) m を自然数とする. 3 から 3 ⁢m までの 3 の倍数 3 , ⋯, 3⁢m のいずれも Q の時刻 3 ⁢m までの訪問点とならない確率を求めよ.
2012-10081-0208
【5】 以下の問いに答えよ.
(1) 実数 θ に対し,
α=cos⁡ θ+i⁢ sin⁡θ , β=cos⁡ θ-i⁢ sin⁡θ
とおく.すべての自然数 n に対して,
αn= cos⁡n⁢ θ+i⁢ sin⁡n⁢ θ ,βn =cos⁡ n⁢θ- i⁢sin⁡ n⁢θ
が成り立つことを示せ.ただし, i は虚数単位を表す.
(2) θ= 2⁢π 7 とし,(1)で定めた α , β を考える. α7= 1 を示せ.また, k ,l は自然数で k +l が 7 の倍数のとき, αk =βl となることを示せ.
(3) θ= 2⁢π 7 とし,(1)で定めた α , β を考える.
A=α+ α2+ α4 , B=β+ β2+ β4
とおいたとき, A+B ,A⁢B の値を求めよ.
(4) θ= 2⁢π 7 のとき, sin⁡θ+ sin⁡2⁢ θ+sin⁡ 4⁢θ の値を求めよ.
2012-10081-0209
【6】 AB=1 , AC=3 ,∠BAC = π2 である直角三角形 ABC を考える. n を 2 以上の自然数とし,辺 AB を n 等分して得られる点を A に近い方から順に P1 , P 2 , ⋯, P n-1 とする. A を A0 , B を P n とおくとき,以下の問いに答えよ.
(1) 三角形 P kC Pk +1 (0 ≦k≦n -1 ) の内接円の半径を求めよ.
(2) 三角形 P kC P k+1 ( 0≦ k≦n- 1) の内接円の面積の総和を S n とする.
In= 1n ⁢ ∑ k=0 n-1 ⁡ 1 3+( kn ) 2
とおくと, n⁢Sn ≦ 3⁢π 4⁢ I n となることを示せ.また,極限 lim n→∞ ⁡I n を求めよ.
(3) 極限 lim n→∞ ⁡n⁢ Sn を求めよ.