Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
2013年度一覧へ
大学別一覧へ
北海道大学一覧へ
2013-10001-0201
2013 北海道大学 後期
理学部,工学部
易□ 並□ 難□
【1】 a ,b , c を正の実数とする.
(1) t>0 に対して,不等式 b ⁢tb +c+ c≧( b+c) ⁢tb が成り立つことを示せ.
(2) x>0 , y>0 に対して,不等式 a ⁢ca +b+c +b⁢ ya+ b+c +c≧( a+b+ c)⁢ xa⁢ yb が成り立つことを示せ.
2013-10001-0202
【2】 2×2 行列 A と B が A ⁢B=B ⁢A をみたすとき, A と B は交換可能であるという.
(1) A と B が交換可能ならば, A⁢B と B は交換可能であることを示せ.
(2) 行列 X , C ,E を
X=( ab cd ) ,C= (1 2 30 ), E=( 1 00 1 )
と定める.ただし, a ,b , c ,d は実数とする. X と C が交換可能のとき, X は実数 α , β を用いて α ⁢C+β ⁢E と表されることを示せ.
(3) 上の行列 C に対して,次の 3 条件を同時にみたす 2 ×2 行列 Y をすべて求めよ.
(a) Y と C は交換可能.
(b) C⁢Y =t⁢Y をみたす実数 t がある.
(c) Y の ( 2,2 ) 成分は 1 である.
2013-10001-0203
【3】 相異なる 3 点 A ,B , C の上を動く点 P がある.点 P の 1 秒後の一が以下のルールに従って定まるものとする.
(ⅰ) A にいるときは,確率 13 で A に留まるか,確率 13 で B に移るか,確率 13 で C に移る.
(ⅱ) B にいるときは,必ず C に移る.
(ⅲ) C にいるときは,確率 12 で A に移るか,確率 12 で B に移る.
いま,点 P が A からスタートしてこのルールに従って n 秒後に A ,B , C にいる確率をそれぞれ an ,b n ,c n とする.
(1) a1 , b1 , c1 , a2 , b2 , c2 を求めよ.
(2) n≧2 のとき, an を an-1 ,b n-1 , cn -1 を用いて表せ.
(3) an , bn , cn を求めよ.
2013-10001-0204
【4】 方程式 3 ⁢x2 +y2 =3 で定まる楕円 E と,方程式 x ⁢y= 34 で定まる双曲線 H を考える.
(1) 楕円 E と双曲線 H の交点をすべて求めよ.
(2) 連立不等式
{ 3⁢x 2+y 2≦3 x⁢y ≧3 4
の表す領域の面積を求めよ.