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2013 北見工業大学 後期

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【1】 以下の空白(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(1)  1 2x +3 dx= (ⅰ)

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【1】 以下の空白(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(2)  y=x 2-2 ax+ a の最小値を M (a ) とする. a を変化させたとき, M( a) a = (ⅱ) で最大になる.

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【1】 以下の空白(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(3)  y=cos 4( 5x+ 4) を微分すると y = (ⅲ) である.

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【1】 以下の空白(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(4)  22013 (ⅳ) 桁の数である.ただし log 102 =0.30103 とする.

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【1】 以下の空白(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(5)  AB= O B AO となる 2 次正方行列 A B の例として A = (ⅴ) B= (ⅵ) がある.ここで O は零行列である.

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【1】 以下の空白(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(6)  {1 ,2,3 ,4,5 ,6,7 ,8,9 ,10,11 } の中から,和が偶数となるように相異なる 3 個の数を選び出す方法は (ⅶ) 通りである.

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【1】 以下の空白(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(7)  lim x0 tan2 x1 -cos2 x = (ⅷ)

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【1】 以下の空白(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(8)  a1 =0 a n+1 = 13 a n+1 n 1 で定義される数列 { an } について, limn an = (ⅸ) であり,一般項は an= (ⅹ) である.

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【1】 以下の空白(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(9)  f( x)= logx とするとき, limh 0 f (2 +3h )-f (2 )h = (ⅺ) である.

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【1】 以下の空白(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(10) 「 x2> y2+ 1 」は「 | x|> |y | 」であるための (ⅻ)

(a) 必要十分条件である

(b) 十分条件だが必要条件ではない

(c) 必要条件だが十分条件ではない

(d) 必要条件でも十分条件でもない

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【2】 以下の問いに答えよ.

(1) 関数 y =1 (1 +x2 )3 について, y y を求めよ.

(2) (1)の関数の増減と凹凸を調べ,グラフの概形をかけ.

(3) (1)の関数のグラフと直線 y =a 0<a< 1 で囲まれた図形を y 軸のまわりに回転してできる回転体の体積を V a とする. lima +0 Va を求めよ.

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2013年北見工業大後期【3】2013100110112の図

【3】 右図のような,辺の長さが 1 の立方体 ABCDEFGO がある.直線 OD 上に点 P があり, PF OB が直交している.このとき次の問に答えよ.

(1)  OP の長さを求めよ.

(2) 直線 PF 上に点 Q があり,実数 s を用いて OQ= sOP + (1- s) OF と表されている.直線 AB 上に点 R があり,実数 t を用いて OR =t OA +( 1-t) OB と表されている. PF QR が直交するとき, s t で表せ.

(3) 三角形 PFR の面積が最小になるような t の値を求めよ.



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【4】 以下の文を読み,その後の問に答えよ.


自然数とは 1 以上の整数のことである.また素数とは, 1 と自分自身以外の約数をもたない 2 以上の自然数のことである.

3 個以上の要素をもつ自然数の集合 A が次の性質をもつとき,それを 3 P 集合と呼ぶことにする.

その集合 A の中からどんな 3 個の要素を選んでも,その 3 個の要素の和が素数となる.

ここで 3 P 集合の 3 3 個の和を考えていることを意味し, P は素数(Prime number)を意味する.

このような集合が存在するのかどうか,という問題を考えてみる.

要素の個数が 3 3 P 集合は存在する.例えば { 1,2, 4} という集合がそうである. 1+2+ 4=7 は素数だからである.要素の個数が 3 のときは,その集合が 3 P 集合であるとは,単にすべての要素の和が素数になる,ということである.

要素の個数が 4 3 P 集合も存在する.例えば, {1 ,3,7 ,9} という集合がそうである.この中から 3 個の要素を選び出す方法は, {1 ,3,7 } { 1,3, 9} { 1,7, 9} { 3,7, 9} 4 通りあるが,それら 3 個の数の和は順に 11 13 17 19 であり,すべて素数になっている.

要素の個数が 4 3 P 集合はこれ以外にも,

{1 ,9,37 ,93} { 1,21, 37,45 } { 1,23, 65,85 } {27 ,79,91 ,93} { 5,39, 93,95 }

など,いろいろある.数が大きなものでは,

{24141901 ,46138015,48845243 ,82115735}

などのように,それが 3 P 集合であるのかどうかを判定するのにコンピュータを必要とするものもある.

さて次に,「要素の個数が 5 3 P 集合はあるか?」ということが問題となるが,結論から言えば,要素の個数が 5 3 P 集合は存在しないのである.以下では,それを証明してみよう.

そのために,まず自然数を次のように分類する.

定義:自然数 n は, 3 で割ったときの余りが r のとき「タイプ r 」と呼ぶことにする.

3 で割ったときの余りは 0 1 2 3 通りのどれかなので,どんな自然数も,タイプ 0 タイプ 1 タイプ 2 のどれかである.例えば, 7 はタイプ 1 であり, 8 はタイプ 2 であり, 9 はタイプ 0 である.

自然数 n がタイプ r ならば, n 3 で割ると余りが r なので, n=3 k+r と書ける.ここで k n 3 で割った商である.

このようにタイプに分けることにより,次のことがわかる.

命題: A を相異なる 5 個の自然数の集合とする. A の中の,ある 3 個の要素が同じタイプならば, A 3 P 集合ではない.

証明: A の中の,ある 3 個の要素 n1 n 2 n3 がすべてタイプ r ならば, n1 =3k 1+r n2 =3k 2+r n3= 3k3 +r と書けている.ここで, k1 k2 k3 はそれぞれ n1 n 2 n3 3 で割った商である.

 

<証明終り>

この命題を使うと,求める定理を証明することができる.

定理:相異なる 5 個の自然数の集合は 3 P 集合ではない.

証明:背理法で証明する.相異なる 5 個の自然数の集合で 3 P 集合であるものが存在すると仮定すると矛盾が生じる,ということを示せば良い.

A を相異なる 5 個の自然数の集合で 3 P 集合であるものとする.

もし A の中に 3 個の同じタイプの数があれば,上の命題から, A 3 P 集合ではないことになり, A 3 P 集合であるという仮定に反する.従って, A の中には,同じタイプの数は最大 2 個しかない.

このことから, A の中には,タイプ 0 タイプ 1 タイプ 2 のどのタイプの要素も少なくとも 1 個はある,ということがわかる.

そこで, A= {n0 ,n1 ,n2 ,n3 ,n4 } であるとして, n0 はタイプ 0 n1 はタイプ 1 n2 はタイプ 2 としよう.

n0= 3k0 n1 =3k 1+1 n2= 3k2 +2 と書ける.ここで, k0 k1 k2 はそれぞれ n0 n 1 n2 3 で割った商である.

 

<証明終り>


問1:命題の証明の最後の部分を完成させよ.

問2:定理の証明の中の下線部分に A の中には,タイプ 0 タイプ 1 タイプ 2 のどのタイプの要素も少なくとも 1 個はあると書かれているが,なぜそうなのか理由を述べよ.

問3:定理の証明の最後の部分を完成させよ.

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