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2013-10061-0101
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2013 岩手大学 前期
人文学部
易□ 並□ 難□
【1】 以下の問いに答えよ.
(1) 式 (a+ b) 6 を展開したときの a 3⁢b 3 の項の係数を求めよ.
(2) 6 個の引き出しがあり,そのすべてに書類 a と書類 b が 1 部ずつ入っている.書類 a を 4 部と書類 b を 2 部取り出したい.
(ⅰ) 1 個の引き出しから,書類 a または書類 b のどちらかしか取り出せないとき,取り出し方は何通りあるか.
(ⅱ) 1 個の引出しから,書類 a と書類 b の両方を取り出してもよいし,片方のみを取り出してもよいし,どちらも取り出さなくてもよいとき,取り出し方は何通りあるか.
(3) 設問(2)(ⅱ)における書類の取り出し方の場合の数は,式
(a ⁢b+a +b+1 )6
を展開したときの a4⁢ b2 の項の係数に等しくなる.その理由を述べよ.
2013-10061-0102
【2】 座標空間内に 2 点 A ( 0,3, 0) ,B ( 0,-3 ,0) を直径の両端とする球面 S を考える. S 上に点 P ( x,y, z) をとり, S 外に点 Q ( 3,4, 5) をとる.このとき,以下の問いに答えよ.
(1) 球面 S の方程式を求めよ.
(2) ベクトル AP → とベクトル BP → の内積は,点 P が球面 S 上のどこにあっても必ず 0 になることを証明せよ.
(3) 原点を O で表すとき,ベクトル OQ → の大きさとベクトル OP → の大きさを求めよ.
(4) 点 P ( x,y, z) が球面 S 上を動くとき, 3⁢x +4⁢y +5⁢z の最大値を求めよ.また,そのときの P の座標を求めよ.
2013-10061-0103
【3】 以下の問いに答えよ.
(1) 不等式 log2⁡ x>1 を解け.
(2) 不等式 log12 ⁡x> 1 を解け.
(3) 座標平面上に,
log2 ⁡(x +y) +log1 2⁡ (x- y)
が定義される領域を図示せよ.
(4) 座標平面上に,不等式
log2 ⁡(x +y) +log1 2⁡ (x- y)> 1
の表す領域を図示せよ.
2013-10061-0104
教育,農学部
【1】 次の問いに答えよ.
(1) 3 次方程式 x 3-3⁢ x2- p⁢x- 1=0 が 2 重解 - 1 2 をもつとき,他の解と実数 p の値を求めよ.
2013-10061-0105
(2) 三角形 ABC において, ∠A , ∠B , ∠C の大きさをそれぞれ A , B ,C で表し,辺 BC , 辺 CA , 辺 AB の長さをそれぞれ a , b ,c で表すとき
(a ⁢sin⁡A -b⁢sin ⁡B) ⁢cos⁡ (A+ B)= 0
ならば, ▵ABC はどのような三角形か.
2013-10061-0106
教育,農,工学部
(3) 関数 f ⁡(x )=a ⁢xr +b ( x>0 ) において,
f⁡( 2)= 27 ,f⁡ (4) =87 ,f⁡ (8) =387
を満たすとき a , b の値を求めよ.
2013-10061-0107
【2】 9 個の自然数 1 , 2 ,3 , 4 ,5 , 6 ,7 , 8 ,9 から相異なる 3 つの数を無作為に選び,それらを大きい順に並び替えたものを X1 ,X 2 ,X 3 ( X1> X2> X3 ) とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) X2 が a ( 2≦ a≦8 ) 以下になる確率を求めよ.
(2) X2 が a である確率が最大となるような a , およびそのときの確率を求めよ.
2013-10061-0108
【3ア】と【3イ】から1題選択
【3ア】 数列 { an } は, a1 =1 ,a n>0 ( n=2 ,3 , ⋯ ) であり, Sn= ∑ i=1 na i とするとき
Sn+1 Sn =10 n
を満たすものとする.また,数列 { bn } を bn= log10⁡ Sn と定義する.このとき,次の問いに答えよ.
(1) 数列 { bn } の漸化式を導け.
(2) 設問(1)の漸化式を用いて { bn } の一般項を求めよ.
(3) 数列 { an } の n ≧2 での一般項を求めよ.
2013-10061-0109
【3イ】 平面上の一直線上にない 3 点 O ,P , Q を考える.線分 PQ の中点を A とし, O を端点とし A の方向に伸びた半直線 OA 上の点を B とする.点 B が | OA→ |⁢ |OB →| =1 を満たすとき,次の問いに答えよ.
(1) ベクトル OA → を OP → および OQ → を用いて表せ.
(2) ベクトル OB → を OP → および OQ → を用いて表せ.
(3) |OP →| =| OQ→ |=1 のとき, BP→ と OP → の内積を求めよ.
2013-10061-0110
教育(数I・II・A・B選択者),農学部
【4カ】 y=-x ⁢(x -a) で与えられる放物線 C 1 と関数 y =a-| a⁢x+ b| のグラフ C 2 が原点で接している.ただし,実数 a は正とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) b を a を用いて表せ.
(2) a=2 のとき, C1 と C 2 を図示せよ.
(3) 設問(2)において C 1 と x 軸で囲まれた図形の面積と, C1 と C 2 によって囲まれた図形の面積の比を求めよ.
2013-10061-0111
教育(数I・II・III・A・B選択者)学部
【4キ】 実数 a >0 と k >0 に対して 2 つの曲線
C1: y=a⁢ x3 , C2 :y=k ⁢log⁡x ( x>0 )
を考える.ここで, log⁡x は x の自然対数とする. C1 と C 2 がただ 1 点を共有し,その点における接線が一致するとき,次の問いに答えよ.
(1) 共有点の x 座標を求めよ.
(2) k を a を用いて表せ.
(3) k=4 のとき, C1 , C2 および x 軸で囲まれた図形の面積を求めよ.
2013-10061-0112
工学部
(1) x>0 のとき, e2⁢ x> x 22 となることを示せ.
2013-10061-0113
(2) A=( 0 p 1 0 ) ( p は実数)について, A4 =E かつ A2≠ E のとき, p の値を求めよ.ただし, E は単位行列とする.
《注》本問の次の(3)は0106を参照
2013-10061-0114
(4) O を原点とする座標平面上に 2 点 A ( 2,2⁢ 3) ,B ( 1,0 ) をとる.点 A を通り,直線 OA に直交する直線上に OA =AC となる点 C をとる. ∠COB= θ とするとき, tan⁡θ の値を求めよ.ただし, 0<θ < π2 とする.
2013-10061-0115
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【2】 2 つの数列 { an } ,{ bn } が
a1 =2 , b 1=2 , an +1= 6⁢a n+2⁢ bn , b n+1 =-2⁢ an+ 2⁢bn ( n=1 ,2 , 3 ,⋯ )
で定められているとき,次の問いに答えよ.
(1) cn =an +bn とおくとき,数列 { cn } の一般項を求めよ.
(2) 数列 { an } の一般項を求めよ.
(3) 数列 { an } の初項から第 n 項までの和を求めよ.
2013-10061-0116
【3】 座標空間内で 4 点 O ( 0,0, 0) ,A ( 3,0, 0) ,B ( 0,4, 0) ,C ( 0,0, 3) を頂点とする四面体 OABC を考える.辺 AB 上の点を D , 辺 AC 上の点を E , 線分 DE 上の点を P とする.線分 DE は辺 BC に平行とする.
AD→ =α⁢ AB→ , DP→ =β⁢ DE→ とするとき,次の問いに答えよ.ただし, α ,β は実数とし, 0<α <1 ,0 <β< 1 とする.
(1) OP→ を OA→ , AB→ , AC→ , α ,β によって表し,次に OP → を成分表示せよ.
(2) OP→ が DE → に垂直となる P の座標を α を用いて表せ.
(3) OP→ が DE → と AP → の両方に垂直となる α の値を求めよ.
(4) 点 O から ▵ ABC に下ろした垂線の交点を H とする. H の座標を求めよ.
2013-10061-0117
【4】 実数 a >0 と k >0 に対して 2 つの曲線 C1 :y=a ⁢x2 , C2 :y=k ⁢log⁡x ( x>0 ) を考える.ここで, log⁡x は x の自然対数とする. C1 と C 2 がただ 1 点を共有し,その点における接線が一致するとき,次の問いに答えよ.
(3) k=2⁢ e のとき, C1 , C2 および x 軸で囲まれた部分を D とする. D の面積 S を求めよ.ただし, e は自然対数の底とする.
(4) 設問(3)の D を y 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積 V を求めよ.