2013 お茶の水女子大学 後期理学部MathJax

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2013 お茶の水女子大学 後期理学部

易□ 並□ 難□

2013年お茶の水女子大後期理学部

【1】 直方体 OABC DEFG を考える.辺 OA OC OD の長さをそれぞれ a c d とする.

(1)  O から ACD におろした垂線の足を P とする.線分 OP の長さ, ACD の面積をそれぞれ a c d を用いて表せ.

(2)  O から 3 B G E を通る平面におろした垂線の足を Q とする.このとき, OQ =2 OP となることを示せ.



2013 お茶の水女子大学 後期理学部

易□ 並□ 難□

【2】 以下の問いに答えよ.

(1) 関数 f (x ) はすべての実数に対して定義され,第 2 次導関数を持つものとする. α<β とする.曲線 y =f( x) x =α における接線と x =β における接線が一致しているとき,

f (α )=f ( β)= f (β )-f (α )β -α

となることを示せ.またこのとき,方程式 f ( x)= 0 は区間 ( α,β ) 上で少なくとも 2 つの解を持つことを示せ.

(2)  a b c d を実数とし, g( x)= x4+ ax3 +b x2+ cx+ d とおく.

(ⅰ)  αβ とする.直線 y =px +q が曲線 y =g (x ) x =α β における共通の接線となるためには,

g( x)- px- q=( x-α) 2 (x- β) 2

と表されることが必要十分条件であることを示せ.また,この条件が成り立つとき, p q a b c d を用いて表せ.

(ⅱ) 方程式 g ( x)= 0 2 つの実数解を持つならば,異なる実数 α β で曲線 y =g( x) x =α β における接線が一致するようなものが存在することを示せ.

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易□ 並□ 難□

【3】 楕円 x 24 +y2 =1 C とする.実数 θ に対し, Aθ =( cosθ -2 sinθ 1 2sin θcos θ ) とし, Aθ で表される移動を f θ とする.

(1) 実数 θ1 θ 2 に対し,移動 f θ1 f θ2 を合成した移動は f θ1 +θ2 となることを示せ.

(2) 移動 f θ によって, C 上の点は C 上の点に移されることを示せ.

(3)  a b c d a d-b c=1 を満たす実数とする.行列 A =( ab cd ) で表される移動 f によって, C 上のすべての点が C 上の点に移されるとき,行列 A はある実数 θ によって A θ で表されることを示せ.

(4)  x0 >0 y 0>0 0<θ < π2 とする. C 上の点 P0 ( x0, y0 ) を移動 f θ で移した点を Pθ ( xθ, yθ ) とする. C 上の弧 P0 Pθ 線分 O P0 O Pθ で囲まれた部分の面積を求めよ.ここで O は原点を表す.

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