2013 横浜市立大 前期国際総合科学部理学系MathJax

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2013 横浜市立大 前期

医学部国際総合科学部理学系

易□ 並□ 難□

【1】  a b c は正の実数とする.このとき,以下の問いに答えよ.

(1) 関数

x (a+ x) -alog ( x+x +a)

の導関数を求めよ.

(2) 部分積分を用いて

x (b x+c) dx =1 2 x x (b x+c) + c4 x bx+ c d x x>0

が成り立つことを示せ.

(3) 不定積分 x (2 x+1) dx x> 0 を求めよ.

2013 横浜市立大 前期

医学部国際総合科学部理学系

易□ 並□ 難□

【2】  n 個のボールと, 1 から n までの番号がふられた n 個の空の箱がある.また, 1 から n の番号が書かれた n 枚のカードが袋の中に入っている.いま,以下の手順に従いボールを箱の中に入れていくことを考える.

手順1 袋からカードを 1 枚無作為に取り出して,手順2に進む.

手順2 手順1で取り出したカードに書かれている番号の箱が,

{ ・空ならば,そこにボールを 1 つ入れて,手順3へ進む. ・空でなければ,カードを袋に戻さず手元に置き,手順1に戻る.

手順3 手元のすべてのカードを袋に戻す.この時点で,

{ ・すべての箱にボールが入っていれば終了する. ・空の箱が 1 つでもあれば,手順1に戻る.

 また, 1k n を満たす自然数 k について, k-1 個目のボールを箱に入れ終わった状態(ただし, k=1 のときは,はじめの状態とする)の後に,

・次のボール,すなわち k 個目のボールを箱に入れるまでにちょうど i 枚のカードを袋から取り出す確率を Pk (i ) とし,

i 枚のカードを袋から取り出してもまだ次のボールを箱に入れることができない確率を Qk (i ) とする.ただし, Qk (0 )=1 とする.

 このとき,以下の問いに答えよ.

(1)  n=4 のとき, P3 (1 ) P3 (2 ) Q3 (2 ) をそれぞれ求めよ.

(2)  Qk (i ) Pk (i+ 1) P k( i+2 ) Pk (k ) を用いて表せ.ただし, 0i k-1 とする.

(3)  k-1 個目のボールを箱に入れてから k 個目のボールを箱に入れるまでに袋から取り出すカードの枚数の期待値 E k Qk (0 )+ Qk (1 )+ Qk (k- 1) であることを示せ.

(4) 不等式

Ek n n-k +1

が成り立つことを示せ.

(5) 不等式

E1+ E2+ +E nn +nlog n

が成り立つことを示せ.

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