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カードが枚伏せてある.回の試行ではカードをよくかき混ぜて枚をでたらめに選んでめくり,出たカードの番号に対応する賞品がもらえる.種類の賞品をすべてあつめるのが目的である.ただし,めくったカードはその都度戻すものとする.
ここで,すでに種類の賞品を持っている状況で試行を回行ってまだ持っていない賞品がもらえる確率をで表すとする().である.
(1) の値を求めよ.
(2) をを用いた式で表せ.
(3) 回の試行で賞品が全種類そろう確率を求めよ.その際,考え方を説明し,確率を求める式も示せ.
(4) 試行を回行った時点で得られている賞品が種類だけである確率を求めよ.その際,考え方を説明し,確率を求める式も示せ.
(5) ある事象が起きる確率がであるとき,その事象が起きるまで繰り返し試行を行うならば,必要な試行回数の期待値はだと知られている.ここで,賞品を種類()持っている状況から始めてまだ持っていない賞品のいずれかつが得られるまでの試行回数の期待値をで表すとする().をを用いた式で表せ.さらにを用いた(を使わない)形で式を表せ.
(6) 賞品を種類持っている状況から始めて賞品が種類そろうまでの試行回数の期待値はとなる.ただし,である.
賞品をつも持っていない状況から種類そろうまでと,種類そろった状況から最後の種類が出るまでと,試行回数の期待値はどちらが大きいか.計算して求めよ.