2013 高知工科大学 AOマネジメント学部MathJax

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2013 高知工科大学 AOマネジメント学部

数理マネジメントプログラム

易□ 並□ 難□

【1】 次の各問に答えよ.

(1) 実数 x y x +2y 6 2 x+y 8 x 0 y 0 を満たして動くとき, x+y の最大値とそのときの x y の値を求めよ.

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【1】 次の各問に答えよ.

(2)  3 桁の自然数 n の各桁の数の和は 5 である.このとき, n 5 の倍数である確率を求めよ.

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【1】 次の各問に答えよ.

(3) 二つの不等式

p2 q-p 2+4 p

p2- 1q 4p- 3

を考える. p=1 のとき,これらを同時に満たす q が存在するかどうか答えよ.さらに,これらを同時に満たす q が存在するための p の条件を求めよ.

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【1】 次の各問に答えよ.

(4) 行列 A =( 13 42 ) について, A2 +2A =5( A+2 E) が成り立つことを証明せよ.また, An+ 1+2 An A E を用いて表せ.ただし E は単位行列である.また, n は自然数である.

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【2】  n 2 以上の整数とする.次の各問に答えよ.

(1)  π 2 θ<π を満たす θ に対して,座標平面上に 3

A 0( 1,0 ) A1 ( cosθ ,sinθ ) A2 ( cos2 θ,sin 2θ )

をとる.三角形 A0 A1 A2 の面積 S の最大値を求めよ.また,そのときの θ の値を求めよ.

(2)  π nθ < 2π n を満たす θ に対して,座標平面上に n +1 個の点

A0 ( 1,0 ) A 1( cosθ ,sinθ ) A 2( cos2 θ,sin 2θ ) A n( cosn θ,sin nθ)

をとる. (n +1) 角形 A0 A1 A2 A n の面積 S n θ で表せ.

(3)  f( θ)= cosθ -cosn θ とおく.方程式 f (θ )=0 は, π n<θ < 2π n において,ただ 1 つの実数解 θ = 2π n+1 をもつことを証明せよ.

(4) (2)で求めた面積 S の最大値を求めよ.また,そのときの θ の値を求めよ.

(5) (4)で求めた最大値を S n とおく.極限値 limn S n を求めよ.

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【3】 開区間 I で定義された関数 f (x ) について,極限値

limh 0 f( a+h) -f( a-h) 2h

が存在するとき,関数 f (x ) x =a で擬微分可能であるといい,その値を擬微分係数とよんで f *( a) で表す.次の各問に答えよ.

(1) 関数 f 1( x)= x2 x =a で擬微分可能であることを証明せよ.

(2) 関数 f2 (x )

f2 (x )={ 0 x0 のとき) xp x >0 のとき)

で定義する.ただし p は正の定数とする. f2 (x ) x =0 で擬微分可能であるための p の条件を求めよ.

(3) 関数 f3 (x )

f3 (x )={ 0 x0 のとき) 1 x= 0 のとき)

で定義する. f3 (x ) x =0 で擬微分可能であることを証明せよ.

(4) 関数 f (x ) x =a で微分可能であれば, x=a で擬微分可能であること,および微分係数と擬微分係数とが一致することを証明せよ.

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【4】 以下の各問に答えよ.

(1)  0 でない 2 つの 2 次元ベクトル a b に対して,内積 a b a b =| a | |b | cosθ で定義する.ただし θ は二つのベクトルのなす角で, 0θ π とする.また,どちらかが 0 のときは a b =0 と定める.このとき,

a b = 1 2 ( | a |2 +| b |2 -| b- a |2 )

が成り立つことを示せ.

(2)  2 次元ベクトル a b a= (a1 ,a2 ) b = (b1 ,b2 ) であるとき,(1)で定義された内積は

a b =a1 b1 +a2 b2

を満たすことを示せ.

(3)  2 以上の整数 n に対し, n 次元ベクトル a a = (a 1,a 2, ,an ) と定義する.ただし a i 1i n は実数とする.また,設問(1)とは異なり,これとベクトル b= (b1 ,b2 ,, bn ) との内積を

a b =a1 b1 +a2 b2 ++a nb n

で定義する.ただし b i 1i n も実数とする.さらに,ベクトル a の大きさ | a |

| a | =a a

により定義する.このとき, 2 以上のすべての整数 n について,

a b =| a | |b | cosθ

を満たす θ が存在することが以下のように証明できる.この証明を読み,後の設問(3−1)〜(3−4)に答えよ.

【証明】  a b の少なくとも一方が 0 のとき, θ が存在することは明らかである. (ⅰ) それ以外の場合,不等式

( i =1n ai bi) 2( i=1 na i2) ( i= 1n bi2 )

を証明すればよい. (ⅱ)

 以下, n に関する数学的帰納法で証明する. n=2 のときは,この不等式は成り立つ. (ⅲ)

 次に, n=k のときに成り立つと仮定した場合,

( i=1 k+1 ai bi )2 =( i=1 ka ib i+a k+1 b k+1 )2 (( i=1k ai 2) 12 ( i= 1k bi2 )1 2+ ak+1 b k+1 )2 (*)

が成り立つ.ここで, n=2 のときの結果から

(*)( i=1k a i2+ ak+ 12) ( i =1k bi2 +b k+1 2)

が成り立つ. (ⅳ)

 この不等式の右辺は ( i =1k +1 ai 2) ( i= 1k+ 1 bi 2) に他ならないから,(ⅱ)の不等式は n =k+1 のときも成り立つ.よって,数学的帰納法により, 2 以上のすべての n に対して,(ⅱ)の不等式が成り立つ.

設問

(3−1) (ⅰ)の理由を説明せよ.

(3−2) (ⅱ)の理由を説明せよ.

(3−3) (ⅲ)の理由を説明せよ.

(3−4) (ⅳ)においては, n=2 の場合の結果をどのように用いたのか,具体的に説明せよ.

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