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2013 上智大学 理工学部A方式

2月7日実施

易□ 並□ 難□

【1】(1) 関数 f (x ) x =a における微分係数の定義を述べよ.

(2) 関数 f (x ) g (x ) が微分可能であるとする.積の微分公式

(f (x )g (x )) =f (x )g (x )+f (x )g ( x)

を証明せよ.

(3)  f( x)= xn n=1 2 3 に対し,

f (x) =nx n-1

であることを,数学的帰納法により示せ.

2013 上智大学 理工学部A方式

2月7日実施

易□ 並□ 難□

【2】  xy 平面上の 2 ( -1,0 ) (1 ,0) からの距離の積が 1 である点全体のなす集合を C とする.点 P ( x,y ) の原点 O からの距離を r x 軸の正の向きと OP のなす角を θ とすると

(x ,y) =(r cosθ ,rsin θ )

が成り立つ.

(1)  C は極方程式

r2 =2cos 2 θ

で定義される曲線になることを示せ.

(2)  C 上で x 座標が最大になる点の座標を求めよ.また, y 座標が最大になる点の座標を求めよ.

(3)  C の概形を図示せよ.

(4)  C で囲まれる図形の面積を求めよ.

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2月7日実施

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【3】 一辺の長さが 1 の正四面体 OABC がある.辺 OB 2 :1 に外分する点を B OC 3 :2 に外分する点を C とする.すなわち,

OB =2OB OC =OC

とする.

AB= AC = B C =

であり, AB C の面積は である.四角錐 A ABC C の体積は である.点 O を中心とする球が AB C を含む平面と点 H で接しているとき,

OH=

である.

  ABC の重心を G とする.直線 OG AB C と交わる点を G とすると,

OG = OG

である.

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2月7日実施

易□ 並□ 難□

【4】  logA A の自然対数, e は自然対数の底を表す.

次の事実は使ってよい. f( x)= (x+ x2 +k ) k>0 のとき,

f (x )= 1 x2 +k

が成り立つ.

(1)  xy 平面上で,点 ( 0,1 ) を中心とする半径 1 の円を C とする.動点 P が時刻 t =0 に原点 ( 0,0 ) を出発し, x 軸上を正の向きに進むとき, P と点 ( 0,2 ) とを通る直線が円 C と交わる点で ( 0,2 ) 以外の点を Q とする.時刻 t における点 P の座標を ( x( t), 0) とすると,そのときの点 Q の座標は

( x( t) x (t) 2+ , x (t )2 x (t) 2+ )

であり,点 Q の速さは x( t)2 + × d x( t) dt である.

(2) 点 P の速さと点 Q の速さの積が常に 1 に保たれていると仮定する.このとき

log( x( t)+ x (t) 2+ )= t+ log

が成り立つ.したがって,

x( t)= ea t+ e -a t

となる.ここで, a= >0 である.

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