2014 筑波大学 推薦理工学群工学システム学類MathJax

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2014 筑波大学 推薦理工学群

工学システム学類

易□ 並□ 難□

【1】 図1に示すような,長さ l 半径 r の半円柱形の容器 C と,半径 r の半球形の容器 S がある.これら 2 つの容器に水を満たした上で,それぞれ図1の一転鎖線回りに静かに角度 θ 傾ける.これらの容器に残る水の様子を横から観察すると,共に図2のように見える.容器の立体形状は異なることに注意して,以下の設問に答えよ.

問1 容器を傾ける前に, 2 つの容器に満たされた水の量が同じであったとする.容器 C の長さ l を求めよ.

これ以降は,問1で求めた l の値を用いることとする.

問2 図3に示すように,傾けた容器に対して,原点 O x y 座標を設定する.容器 C および S に残る水の,位置 x における水平断面の面積を,それぞれ SC (x ) および SS (x ) とする. SC (x ) および SS (x ) を求めよ.

問3 容器 C および S に残る水の体積を,それぞれ VC (θ ) および VS (θ ) とする.問2の結果に基づき, VC (θ ) および VS (θ ) を,積分を用いて求めよ.

問4  2 つの容器に残る水の体積の差を W (θ ) =VC ( θ) -VS (θ ) とする. W( θ) 0 <θ< π 2 において極値を 1 つもつことを,中間値の定理を用いて示せ.( cos θ を用いて ddθ W( θ) を整理すると見通しが良い.)

問5  θ の区間 [0 , π2 ] に対して,関数 W (θ ) の増減表を示せ.ただし, W( θ) が問4の極値をとるときの θ の値は θ * とする.

2014年筑波大推薦工学システム学類【1】の図
2014年筑波大推薦工学システム学類【1】の図

図1:半円柱形容器 C

   半球形容器 S

2014年筑波大推薦工学システム学類【1】の図

傾ける前

2014年筑波大推薦工学システム学類【1】の図 2014年筑波大推薦工学システム学類【1】の図

傾けた後

図2:横から見た図

2014年筑波大推薦工学システム学類【1】の図

図3:原点 O x y 座標の設定

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