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【1】 図1に示すような,長さ半径の半円柱形の容器と,半径の半球形の容器がある.これらつの容器に水を満たした上で,それぞれ図1の一転鎖線回りに静かに角度傾ける.これらの容器に残る水の様子を横から観察すると,共に図2のように見える.容器の立体形状は異なることに注意して,以下の設問に答えよ.
問1 容器を傾ける前に,つの容器に満たされた水の量が同じであったとする.容器の長さを求めよ.
これ以降は,問1で求めたの値を用いることとする.
問2 図3に示すように,傾けた容器に対して,原点と座標を設定する.容器およびに残る水の,位置における水平断面の面積を,それぞれおよびとする.およびを求めよ.
問3 容器およびに残る水の体積を,それぞれおよびとする.問2の結果に基づき,およびを,積分を用いて求めよ.
問4 つの容器に残る水の体積の差をとする.がにおいて極値をつもつことを,中間値の定理を用いて示せ.(を用いてを整理すると見通しが良い.)
問5 の区間に対して,関数の増減表を示せ.ただし,が問4の極値をとるときのの値はとする.
図1:半円柱形容器と 半球形容器 |
傾ける前 |
傾けた後 | |
図2:横から見た図 | |||
図3:原点と座標の設定 |