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2014-10341-0101
2014 富山大学 前期
人間発達科,経済,理(数学科除く),工学部
易□ 並□ 難□
【1】 次の条件(ア),(イ),(ウ)を同時に満たす整数の組 ( x,y ) をすべて求めよ.
(ア) y は x の整数倍である.
(イ) x≧2
(ウ) x2 +6!= y2
2014-10341-0102
人間発達科,経済学部
【2】 次の問いに答えよ.
(1) 2 つの実数 a , b がともに 2 より大きいための必要十分条件は, a⁢b -2⁢ (a+ b) +4>0 かつ a +b>4 であることを示せ.
(2) 定数 k に対して,方程式
( log2⁡ x) 2-( k+2 )⁢ log2⁡ x-k+ 17=0
を考える.
(a) 方程式が実数解 α , β をもつとき, log2 ⁡( α⁢β ) と (log 2⁡α )⁢ (log 2⁡β ) を k を用いて表せ.
(b) 方程式が 4 より大きい異なる 2 つの実数解をもつような k の値の範囲を求めよ.
2014-10341-0103
【3】 曲線 y =f⁡ (x )= x3- 3⁢x 2+x +6 を C 1 とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) 曲線 C 1 の接線で点 ( -1,f ⁡( -1) ) を通るもののうち,傾きの小さいものを l1 , 傾きの大きいものを l 2 とする. l1 , l2 の方程式を求めよ.
(2) g⁡( x) を x の 2 次式とし,曲線 y =g⁡ (x ) を C 2 とする.曲線 C 2 が,曲線 C 1 と直線 l 1 の共有点および曲線 C 1 と直線 l 2 の共有点を通るとき, g⁡( x) を求めよ.
(3) 曲線 C 2 と直線 l1 ,l 2 によって囲まれた図形の面積 S を求めよ.
2014-10341-0104
理(数学科除く),工学部
(1) 0≦x ≦π の範囲で方程式 cos ⁡2⁢x -cos⁡x =0 の解を求めよ.
(2) 0≦x ≦π の範囲で 2 つの曲線 y =cos⁡2 ⁢x と y =cos⁡x で囲まれた図形の面積 S を求めよ.
(3) (2)の図形を x 軸の周りに 1 回転させてできる立体の体積 V を求めよ.
2014-10341-0105
理(数学科除く),工,薬学部
薬学部は【1】
【3】 次の問いに答えよ.
(1) x>0 のとき,不等式 log ⁡x>- 1 x が成り立つことを示せ.
(2) f⁡( x)= x2⁢ log⁡x ( x> 0 ) とおく. limx →+0 f⁡ (x )= 0 を示せ.
(3) f⁡( x) の増減および凹凸を調べ, y=f ⁡( x) のグラフの概形をかけ.
(4) I⁡( x)= ∫ t2 f⁡( x)⁢ dx ( t>0 ) とおく.このとき, limt →+0 I⁡ (t ) を求めよ.
2014-10341-0106
理(数学科)学部
【1】 曲線 C :y= 4 x 上に 2 点 P ( 1,4 ), Q (4 ,1) をとる.直線 l :y=k ⁢x ( k<0 ) に垂直な直線で P を通るものを l P とし, Q を通るものを l Q とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) lP ,l Q の方程式を求めよ.
(2) lP と l の交点 R の x 座標を求めよ.また, lQ と l の交点 S の x 座標を求めよ.
(3) C ,l , l P , lQ で囲まれた図形の面積 M を求めよ.
(4) k を動かすとき, M の最大値を求めよ.
2014-10341-0107
【2】 p を素数とするとき,次の問いに答えよ.
(1) 自然数 k が 1 ≦k≦p -1 を満たすとき, Ck p は p で割り切れることを示せ.ただし, Ck p は p 個のものから k 個取った組合せの総数である.
(2) n を自然数とするとき, n に関する数学的帰納法を用いて, np -n は p で割り切れることを示せ.
(3) n が p の倍数でないとき, np -1- 1 は p で割り切れることを示せ.
2014-10341-0108
【3】 関数 f ⁡(x ) と g ⁡(x ) を
f⁡( x)= { |x ⁢log⁡ | x| |( x≠ 0) 0 ( x=0 )
g⁡( x)= -x2 +1
により定める.このとき,次の問いに答えよ.
(1) x>0 のとき,不等式 log ⁡x> -1 x が成り立つことを示し,これを用いて f ⁡(x ) は x =0 で連続であることを示せ.
(2) f⁡( x) の極値を求め, y=f⁡ (x ) のグラフの概形をかけ.
(3) 方程式 f ⁡(x )=g ⁡(x ) の解は x =-1 ,1 のみであることを示せ.
(4) 0<r <1 とする.曲線 y =f⁡( x) と曲線 y =g⁡( x) によって囲まれた図形のうち, x≧r の範囲の部分の面積を S ⁡(r ) とおく.このとき, limr →+0 S⁡ (r ) を求めよ.
2014-10341-0109
医(医学科)学部
【1】 自然数 n に対して, fn ⁡(x )= ∫ 0x d t (t 2+1 )n とおく.このとき,次の問いに答えよ.
(1) f1 ⁡(1 ) を求めよ.
(2) g⁡( x)= f1⁡ ( 1x ) とおく. g′⁡ (x ) を求め, x>0 のとき
f1 ⁡(x )+g ⁡(x )= π 2
が成り立つことを示せ.
(3) limx →∞ f1 ⁡(x ) を求めよ.
(4) 部分積分法を用いて,
fn ⁡( x)= x ( x2+ 1) n+ 2⁢n⁢ fn⁡ (x) -2⁢n ⁢fn +1⁡ (x )
(5) limx →∞ fn ⁡(x )= C n-1 2⁢ n-3 2 2⁢n- 2 ⁢ π ( n≧2 ) であることを示せ.ただし, Ck m = m! (m- k)! ⁢k! とする.
2014-10341-0110
【2】 微分可能な関数 f ⁡(x ) と 2 つの定数 p , q が次の条件を満たすとする.
「すべての実数 x , y に対して, f⁡( x+y) =p⁢f ⁡(x )+q ⁢f⁡ (y ) が成り立つ」
このとき,次の問いに答えよ.
(1) f⁡( 0)≠ 0 とする.
(a) p+q= 1 であることを示せ.
(b) f⁡( x) は定数関数であることを示せ.
(2) f⁡( 0)= 0 で f ⁡(x ) が定数関数でないとする.
(a) p=1 であることを示せ.
(b) a=f′ ⁡(0 ) とするとき, f⁡( x) を a を用いて表せ.
2014-10341-0111
【3】 実数 a , b ,c ( b≠ 0 ) に対して,次の問いに答えよ.
(1) 2 次方程式 x2- (a+ c)⁢ x+a⁢ c-b2 =0 は異なる 2 つの実数解をもつことを示せ.
(2) (1)の 2 つの実数解を α , β ( α<β ) とする. x についての恒等式
(x +p) ⁢(x -α) -(x +q) ⁢(x -β) =1
が成り立つとき,定数 p , q を α , β を用いて表せ.
(3) 2 次の正方行列 A =( ab bc ) と(2)の α , p に対して, B=( A+p⁢ E)⁢ (A- α⁢E ) とおく.このとき, B2 =B であることを示せ.ただし, E は 2 次の単位行列である.
2014-10341-0112
薬学部
【2】 点 P0 を x y 平面の原点とし,点 P1 の座標を ( 1,0 ) とする.点 P2 , P 3 , P4 , ⋯ を次のように定める.
n=1 , 2 ,3 , ⋯ に対して,点 Pn -1 を中心として点 Pn を反時計回りに θ ( 0 <θ< π ) だけ回転させた点を Qn とし,点 Pn +1 を P n-1 Q n→ = Pn P n+1 → となるようにとる.
(1) k=0 , 1 ,2 , ⋯ に対して,
sin⁡ θ 2⁢ cos⁡ k⁢θ= 12 ⁢{ -sin⁡ ( 2 ⁢k-1 2⁢ θ )+sin⁡ ( 2 ⁢k+1 2⁢ θ )}
sin⁡ θ 2⁢ sin⁡ k⁢θ= 12 ⁢{ cos⁡ ( 2 ⁢k-1 2⁢ θ )-cos⁡ ( 2 ⁢k+1 2⁢ θ )}
(2) n=1 , 2 ,3 , ⋯ に対して,
1+cos⁡ θ+⋯ +cos⁡n ⁢θ= 1 2⁢sin ⁡ θ 2 ⁢{ sin⁡( 2 ⁢n+1 2⁢ θ )+sin ⁡ θ 2}
sin⁡ θ+⋯ +sin⁡n ⁢θ= 1 2⁢sin ⁡ θ 2 ⁢{- cos⁡( 2 ⁢n+1 2⁢ θ )+cos ⁡ θ 2}
(3) 点 Pn の座標を ( xn, yn ) とおくとき, xn および y n を求めよ.
(4) すべての点 Pn ( n =0 ,1 , 2 ,⋯ ) を通る円の方程式を求めよ.
2014-103410113
【3】 実数を成分とする 2 次の正方行列 A =( ab cd ) に対して, T⁡( A)= a+d ,Δ ⁡(A )=a ⁢d-b ⁢c と定める.このとき,次の問いに答えよ.ただし, E=( 1 00 1 ), O=( 0 00 0 ) とする.
(1) 等式 A 2-T⁡ (A) ⁢A+Δ ⁡(A )⁢E =O が成り立つこと(ハミルトン・ケーリーの定理)を示せ.
(2) 実数を成分とする 2 次の正方行列 X , Y が X ⁢Y-Y ⁢X=( 0 1 10 ) を満たすとし, α=T ⁡(X ), β= Δ⁡( X) とおく.
(a) X2 ⁢Y-Y ⁢X2 を α を用いて表せ.
(b) ( X2⁢ Y-Y⁢ X2 )2 =E ,X 4+X 2+E= O が成り立つとき, α ,β の値を求めよ.