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2014 富山大学 前期

人間発達科,経済,理(数学科除く),工学部

易□ 並□ 難□

【1】 次の条件(ア),(イ),(ウ)を同時に満たす整数の組 ( x,y ) をすべて求めよ.

(ア)  y x の整数倍である.

(イ)  x2

(ウ)  x2 +6!= y2

2014 富山大学 前期

人間発達科,経済学部

易□ 並□ 難□

【2】 次の問いに答えよ.

(1)  2 つの実数 a b がともに 2 より大きいための必要十分条件は, ab -2 (a+ b) +4>0 かつ a +b>4 であることを示せ.

(2) 定数 k に対して,方程式

( log2 x) 2-( k+2 ) log2 x-k+ 17=0

を考える.

(a) 方程式が実数解 α β をもつとき, log2 ( αβ ) (log 2α ) (log 2β ) k を用いて表せ.

(b) 方程式が 4 より大きい異なる 2 つの実数解をもつような k の値の範囲を求めよ.

2014 富山大学 前期

人間発達科,経済学部

易□ 並□ 難□

【3】 曲線 y =f (x )= x3- 3x 2+x +6 C 1 とする.このとき,次の問いに答えよ.

(1) 曲線 C 1 の接線で点 ( -1,f ( -1) ) を通るもののうち,傾きの小さいものを l1 傾きの大きいものを l 2 とする. l1 l2 の方程式を求めよ.

(2)  g( x) x 2 次式とし,曲線 y =g (x ) C 2 とする.曲線 C 2 が,曲線 C 1 と直線 l 1 の共有点および曲線 C 1 と直線 l 2 の共有点を通るとき, g( x) を求めよ.

(3) 曲線 C 2 と直線 l1 l 2 によって囲まれた図形の面積 S を求めよ.

2014 富山大学 前期

理(数学科除く),工学部

易□ 並□ 難□

【2】 次の問いに答えよ.

(1)  0x π の範囲で方程式 cos 2x -cosx =0 の解を求めよ.

(2)  0x π の範囲で 2 つの曲線 y =cos2 x y =cosx で囲まれた図形の面積 S を求めよ.

(3) (2)の図形を x 軸の周りに 1 回転させてできる立体の体積 V を求めよ.

2014 富山大学 前期

理(数学科除く),工,薬学部

薬学部は【1】

易□ 並□ 難□

【3】 次の問いに答えよ.

(1)  x>0 のとき,不等式 log x>- 1 x が成り立つことを示せ.

(2)  f( x)= x2 logx x> 0 とおく. limx +0 f (x )= 0 を示せ.

(3)  f( x) の増減および凹凸を調べ, y=f ( x) のグラフの概形をかけ.

(4)  I( x)= t2 f( x) dx t>0 とおく.このとき, limt +0 I (t ) を求めよ.

2014 富山大学 前期

理(数学科)学部

易□ 並□ 難□

【1】 曲線 C y= 4 x 上に 2 P ( 1,4 ) Q (4 ,1) をとる.直線 l y=k x k<0 に垂直な直線で P を通るものを l P とし, Q を通るものを l Q とする.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  lP l Q の方程式を求めよ.

(2)  lP l の交点 R x 座標を求めよ.また, lQ l の交点 S x 座標を求めよ.

(3)  C l l P lQ で囲まれた図形の面積 M を求めよ.

(4)  k を動かすとき, M の最大値を求めよ.

2014 富山大学 前期

理(数学科)学部

易□ 並□ 難□

【2】  p を素数とするとき,次の問いに答えよ.

(1) 自然数 k 1 kp -1 を満たすとき, Ck p p で割り切れることを示せ.ただし, Ck p p 個のものから k 個取った組合せの総数である.

(2)  n を自然数とするとき, n に関する数学的帰納法を用いて, np -n p で割り切れることを示せ.

(3)  n p の倍数でないとき, np -1- 1 p で割り切れることを示せ.

2014 富山大学 前期

理(数学科)学部

易□ 並□ 難□

【3】 関数 f (x ) g (x )

f( x)= { |x log | x| | x 0 0 x=0

g( x)= -x2 +1

により定める.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  x>0 のとき,不等式 log x> -1 x が成り立つことを示し,これを用いて f (x ) x =0 で連続であることを示せ.

(2)  f( x) の極値を求め, y=f (x ) のグラフの概形をかけ.

(3) 方程式 f (x )=g (x ) の解は x =-1 1 のみであることを示せ.

(4)  0<r <1 とする.曲線 y =f( x) と曲線 y =g( x) によって囲まれた図形のうち, xr の範囲の部分の面積を S (r ) とおく.このとき, limr +0 S (r ) を求めよ.

2014 富山大学 前期

医(医学科)学部

易□ 並□ 難□

【1】 自然数 n に対して, fn (x )= 0x d t (t 2+1 )n とおく.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  f1 (1 ) を求めよ.

(2)  g( x)= f1 ( 1x ) とおく. g (x ) を求め, x>0 のとき

f1 (x )+g (x )= π 2

が成り立つことを示せ.

(3)  limx f1 (x ) を求めよ.

(4) 部分積分法を用いて,

fn ( x)= x ( x2+ 1) n+ 2n fn (x) -2n fn +1 (x )

が成り立つことを示せ.

(5)  limx fn (x )= C n-1 2 n-3 2 2n- 2 π n2 であることを示せ.ただし, Ck m = m! (m- k)! k! とする.

2014 富山大学 前期

医(医学科)学部

易□ 並□ 難□

【2】 微分可能な関数 f (x ) 2 つの定数 p q が次の条件を満たすとする.

「すべての実数 x y に対して, f( x+y) =pf (x )+q f (y ) が成り立つ」

このとき,次の問いに答えよ.

(1)  f( 0) 0 とする.

(a)  p+q= 1 であることを示せ.

(b)  f( x) は定数関数であることを示せ.

(2)  f( 0)= 0 f (x ) が定数関数でないとする.

(a)  p=1 であることを示せ.

(b)  a=f (0 ) とするとき, f( x) a を用いて表せ.

2014 富山大学 前期

医(医学科)学部

易□ 並□ 難□

【3】 実数 a b c b 0 に対して,次の問いに答えよ.

(1)  2 次方程式 x2- (a+ c) x+a c-b2 =0 は異なる 2 つの実数解をもつことを示せ.

(2) (1)の 2 つの実数解を α β α<β とする. x についての恒等式

(x +p) (x -α) -(x +q) (x -β) =1

が成り立つとき,定数 p q α β を用いて表せ.

(3)  2 次の正方行列 A =( ab bc ) と(2)の α p に対して, B=( A+p E) (A- αE ) とおく.このとき, B2 =B であることを示せ.ただし, E 2 次の単位行列である.

2014 富山大学 前期

薬学部

易□ 並□ 難□

【2】 点 P0 x y 平面の原点とし,点 P1 の座標を ( 1,0 ) とする.点 P2 P 3 P4 を次のように定める.

  n=1 2 3 に対して,点 Pn -1 を中心として点 Pn を反時計回りに θ 0 <θ< π だけ回転させた点を Qn とし,点 Pn +1 P n-1 Q n = Pn P n+1 となるようにとる.

このとき,次の問いに答えよ.

(1)  k=0 1 2 に対して,

sin θ 2 cos kθ= 12 { -sin ( 2 k-1 2 θ )+sin ( 2 k+1 2 θ )}

sin θ 2 sin kθ= 12 { cos ( 2 k-1 2 θ )-cos ( 2 k+1 2 θ )}

が成り立つことを示せ.

(2)  n=1 2 3 に対して,

1+cos θ+ +cosn θ= 1 2sin θ 2 { sin( 2 n+1 2 θ )+sin θ 2}

sin θ+ +sinn θ= 1 2sin θ 2 {- cos( 2 n+1 2 θ )+cos θ 2}

が成り立つことを示せ.

(3) 点 Pn の座標を ( xn, yn ) とおくとき, xn および y n を求めよ.

(4) すべての点 Pn n =0 1 2 を通る円の方程式を求めよ.

2014 富山大学 前期

薬学部

易□ 並□ 難□

【3】 実数を成分とする 2 次の正方行列 A =( ab cd ) に対して, T( A)= a+d Δ (A )=a d-b c と定める.このとき,次の問いに答えよ.ただし, E=( 1 00 1 ) O=( 0 00 0 ) とする.

(1) 等式 A 2-T (A) A+Δ (A )E =O が成り立つこと(ハミルトン・ケーリーの定理)を示せ.

(2) 実数を成分とする 2 次の正方行列 X Y X Y-Y X=( 0 1 10 ) を満たすとし, α=T (X ) β= Δ( X) とおく.

(a)  X2 Y-Y X2 α を用いて表せ.

(b)  ( X2 Y-Y X2 )2 =E X 4+X 2+E= O が成り立つとき, α β の値を求めよ.

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