2015 北見工業大学 後期MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】 以下の(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(1)  y=log (cos x) の導関数は y = (ⅰ) である.

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】 以下の(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(2)  x 2 次方程式 x2-2 ( m+1) x+ m2- 1=0 を考える.これが異なる 2 つの正の実数解を持つための m の条件は (ⅱ) である.

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】 以下の(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(3) 三角形 ABC を考え,線分 BC 1 :2 に内分する点を P とする. AP AB AC を用いて表すと AP = (ⅲ) となる.

  |AB | =3 | AC |=2 BAC =π 3 のとき | AP | = (ⅳ) である.

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】 以下の(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(4)  |a |<1 とする. n= 1 an = 12015 のとき a = (ⅴ) である.

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】 以下の(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(5)  limn ( 1n+1 + 1n+2 + 1n+3 + +1 2n )= (ⅵ)

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】 以下の(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(6)  KITAMI 6 文字の全てを用いて作る順列を考える.異なる順列の総数は (ⅶ) であり, I が隣り合わないような順列の総数は (ⅷ) である.

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】 以下の(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(7)  x2 ex dx= (ⅸ)

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】 以下の(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(8)  - π4< θ< π4 とする. sinθ +cosθ = 12 2 であるとき, sinθ -cosθ = (ⅹ) である.

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】 以下の(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(9)  a =( cost ,sint ,1) b = (sin 2t, cos2 t,-1 ) とする. t が実数全体を動くとき, |a + b | の最大値は (ⅺ) である.

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】 以下の(ⅰ)〜(ⅻ)をうめよ.なお,(10)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(10)  x( x-1) +y( y-1) =0 は「 (x =0 または x=1 )かつ (y =0または y= 1) 」であるための (ⅻ)

(a) 必要十分条件である

(b) 十分条件だが必要条件ではない

(c) 必要条件だが十分条件ではない

(d) 必要条件でも十分条件でもない

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【2】 以下の問いに答えよ.

(1) 曲線 y =-x2 +1 x =a における接線の方程式を求めよ.

(2)  a0 とする. x 軸, y 軸および(1)の接線で囲まれる部分の面積 S (a ) を求めよ.

(3)  S( a) の最小値を求めよ.

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【3】 連続な関数 f (x ) について以下の問いに答えよ.

(1) 三角関数の加法定理を用いて次の 2 つの等式を示せ.

d dx 0xf (y )sin (x -y) dy = 0xf (y )cos (x -y) dy d2 dx2 0x f( y) sin( x-y) dy =f (x) - 0xf (y )sin (x -y) dy

(2) 関数 f (x ) は次の等式

f( x)- 0x f( y) sin( x-y) dy= xsin x

を満たしているとする. f( 0) および f ( 0) の値を求めよ.

(3) 関数 f (x ) が(2)の等式をみたすとき, f (x ) および f (x ) を求めよ.

2015 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【4】 以下の文を読み,その中にある問1,問2,問3に答えよ.

  2 つの自然数が互いに素であるとは,それらの最大公約数が 1 となることである.言いかえると,共通の約数で 2 以上のものを持たない,ということである.

 次の定理が成り立つ.

定理: p q 2 つの自然数であって,互いに素であるとする.このとき,整数 m n をうまくとると, mp +nq =1 が成り立つようにできる.

例えば p =4 q =9 の場合,これらの最大公約数は 1 なので,これらは互いに素である. m=-2 n=1 とすると,

mp+ nq= (-2 )4 +19 =-8+9 =1

とできる. m=7 n=- 3 としても,

mp+ nq= 74+ (-3 ) 9=28- 27=1

とできる.また p =8 q= 21 の場合を見てみると,これらはやはり互いに素であり, m=8 n=- 3 とすれば,

mp +nq =88 +(- 3) 21=64- 63=1

とできる.さて,この定理を証明してみよう.

証明:この定理が主張しているのは, p のある整数倍と q のある整数倍との和が 1 になるようにできる,ということである.そこで, p の整数倍と q の整数倍との和として表される整数を全て集めた集合を A として, A の中に 1 があるのか,という問題に置きかえてみよう.具体的には, A は, m n を整数として, mp +nq という形の整数全体の集合であり,もし A の中に 1 が含まれているならば, 1 p の整数倍と q の整数倍の和として表されるということになるので,定理が成り立つことになる.従って,この定理を証明するためには, A の中に 1 が含まれていることを証明すれはよい.

 これを背理法で証明しよう.すなわち, A の中に 1 が含まれていないと仮定して,矛盾が生じるということを示すのである.

 さて, mp =mp +0q n q=0 p+n q なので, p q の整数倍は必ず A に含まれる.特に

p q A に含まれている

ということに注意しよう.

A に含まれる最も小さい自然数を w とする.

 「 A の中には 1 はない」と仮定したので w 2 である. w A に含まれるので, p の整数倍と q の整数倍の和として表されている.つまり,ある整数 a b があって

w=a p+b q

となっている.

  w の整数倍となっている整数,すなわち, w の倍数全体の集合を B と表すことにしよう.具体的には, k を整数としたとき, kw という形の整数の集まりが B である.

B= { ,-3 w,-2 w,- w,0, w,2 w,3 w, }

と各戸わかりやすいかもしれない.次の命題が成り立つ.

命題: B に含まれる整数は全て A に含まれる.言いかえると, kw という形の整数は必ず p の整数倍と q の整数倍の和として表される.

問1:この命題を証明せよ.

 この命題から,集合 B は集合 A に含まれていることがわかったわけだが,その場合,次の 2 つの場合のどちらかが成り立つ.

(1)  A= B である.すなわち, A B は同じ集合である.

(2)  A の中には, B に含まれない整数がある.

 しかし,実は(1)のケースは成り立たない.なぜなら(1)が成り立つとすると, A の中のどんな整数も w の倍数になってしまい, p q が互いに素であるという仮定に矛盾するからである.

問2:なぜ(1)が成り立つと, p q が互いに素であるという仮定に矛盾するのか説明せよ.

 (1)は成り立たないので,(2)が成り立つ.すなわち, A に含まれる整数で, w の倍数でないものがあることになる.そのような整数のひとつを u としよう. -u w の整数倍ではないので, u>0 としてよい.すなわち u は自然数であるとしてよい. u w の倍数ではないので, u w で割ったときの余りは 0 ではない.すなわち, u w で割ったときの商を d 余りを r とすると, r>0 であり u=d w+r となっている.また, r w という数で割ったときに出る余りなので w よりは真に小さい.すなわち

0<r <w

である.

  u A に含まれているので, p の整数倍と q の整数倍の和として表されている.すなわち,ある整数 g h があって u =gp +hq となっている.

  w=a p+b q であるので, u=d w+r にこれらを代入すると, gp +hq =d( ap+ bq )+r すなわち,

(g -da )p +(h -db )q =r

が成り立っている.これは, r p の整数倍と q の整数倍の和として表されることを示しており, r A に含まれることになって矛盾が生じる.

問3: (g -da )p +(h -db )q =r が成り立つとなぜ矛盾が生じるのかを説明せよ.

  A 1 が含まれないと仮定して矛盾が生じたので, A 1 を含むことが証明された.すなわち,ある整数 m n があって m p+n q=1 となることが示された.

inserted by FC2 system