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2015-10561-0201
2015 大阪大学 前期専門数学
理(数)学部
配点率50%
易□ 並□ 難□
【1】 すべての実数 x に対して定義された関数 f ⁡( x) で,必ずしも連続とは限らないものを考える.いま, f⁡( x) がさらに次の性質を持つとする.
f⁡( x+y) =f⁡( x)+ f⁡( y) ,f⁡ (x⁢ y)=f ⁡(x )⁢f ⁡(y ), f⁡( 1)= 1.
このとき,以下を示せ.
(1) すべての有理数 x に対して f ⁡(x )=x である.
(2) 実数 x , y について, x≦y ならば f ⁡(x )≦f ⁡(y ) である.
(3) すべての実数 x に対して f ⁡(x )=x である.
2015-10561-0202
【2】 数列 { an } を an= n !n ⁢nn ⁢e -n で定める.このとき limn→ ∞a n=2 ⁢π であることを,以下の手順で示せ.
(1) 数列 { bn } を bn= 22⁢n ⁢ (n! )2 n ⁢(2 ⁢n) ! で定める. 0<x < π2 のとき
sin2 ⁢n+1 ⁡x< sin2⁢ n⁡x <sin2 ⁢n-1 ⁡x ( n= 1 ,2 , 3 ,⋯ )
であることを用いて, limn →∞ bn= π であることを示せ.
(2) すべての自然数 n に対して
0<log ⁡ a na n+1 < 100 n⁢( n+1)
が成り立つことを示せ.
(3) limn →∞ a na 2⁢n =1 であることを示せ.
(4) limn →∞ an =2⁢ π であることを示せ.