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2015-10631-0101
2015 奈良女子大学 前期
理学部
易□ 並□ 難□
【1】 平面上に三角形 ABC と点 P があり,点 P は
4⁢( AP→ +CP→ )= CB→
をみたしているとする.辺 AB , AC の中点を M ,N とする. b→ =AB → ,c →= AC→ とおく.次の問いに答えよ.
(1) AP→ を b → と c → を用いて表せ.
(2) MP→ と NP → を b → と c → を用いて表せ.
(3) 線分の長さの比 MP :NP を求めよ.
(4) 三角形 PAB , PBC ,PCA の面積をそれぞれ S , T ,U とする.面積の比 S :T と T :U を求めよ.
2015-10631-0102
【2】 n を自然数とする. n 個の白球, n 個の赤球, 1 から n までの数字が 1 つずつ書かれた n 枚のカードがある.次の❲1❳,❲2❳,❲3❳の操作を順に行う.
❲1❳ n 枚のカードから 1 枚を取り出す.
❲2❳ 取り出されたカードに書かれた数字と同じ個数の赤球と n 個の白球を袋に入れる.
❲3❳ 袋から 1 個の球を取り出す.
このとき,取り出された球が白球である確率を P n とおく.次の問いに答えよ.
(1) P1 , P2 をそれぞれ求めよ.
(2) 定積分を利用して, limn →∞ Pn を求めよ.
2015-10631-0103
【3】 a ,b を正の実数とする. f⁡( x)= x⁢( x+a) ⁢(x -b) とする.区間 - a≦x≦ 0 において曲線 y =f⁡( x) と x 軸で囲まれた部分の面積を S 1 とし,区間 0 ≦x≦b において曲線 y =f⁡( x) と x 軸で囲まれた部分の面積を S 2 とする.次の問いに答えよ.
(1) S1 を a と b を用いて表せ.
(2) S1 =S2 のとき, a=b となることを示せ.
(3) S1 =S2 のとき, f⁡( x) は奇関数となることを示せ.また, f⁡( x) が奇関数のとき, S1 =S2 となることを示せ.ただし, f⁡( x) が奇関数であるとは,どのような x の値に対しても等式 f ⁡(- x)= -f⁡( x) が成り立つことである.
2015-10631-0104
生活環境学部
【4】 a ,b を実数とする. f⁡( x)= x2- 6⁢x+ a ,g ⁡(x )=- x2+ 9⁢x+ b とする.次の問いに答えよ.
(1) さいころを 1 個投げて出た目を k とするとき
f⁡( k)≦ 0
となる確率が 12 である a のとり得る値の範囲を求めよ.
(2) さいころを 1 個投げて出た目を k とするとき
f⁡( k)≦ 0 かつ g ⁡(k )≧0
となる確率が 12 である a , b のとり得る値の範囲を求めよ.
2015-10631-0105
【5】 原点を中心とする半径 1 の円 C と,点 A ( 2,0 ) を中心とする半径 1 の円 C 1 がある.円 C 上の点 P ( cos⁡θ ,sin⁡θ ) をとり, P を中心とする半径 1 の円を C 2 とする.次の問いに答えよ.
(1) 円 C 1 と円 C 2 が異なる 2 点で交わるとき, cos⁡θ のとり得る値の範囲を求めよ.
(2) 円 C 1 と円 C 2 が異なる 2 点で交わるとき,その 2 点と点 P を頂点とする三角形の面積を S とする.以下の(ⅰ),(ⅱ)に答えよ.
(ⅰ) S を θ を用いて表せ.
(ⅱ) S の最大値を求めよ.
2015-10631-0106
【6】 a ,b を実数とする. f⁡( x)= x2+ a⁢x+ b, g⁡( x)= x2+ b⁢x+ a とする. 2 次方程式 f ⁡(x )=0 が実数解をもつとする.その実数解の 1 つが 2 次方程式 g ⁡(x )=0 の 1 つの解の逆数であるとする.次の問いに答えよ.
(1) f⁡( x)= 0 の解と g ⁡(x )=0 の解をそれぞれ a を用いて表せ.
(2) a>0 とする.直線 y =x-1 と放物線 y =f⁡( x) で囲まれる図形の面積を S 1 とし,直線 y =x-1 と放物線 y =g⁡( x) で囲まれる図形の面積を S 2 とする. S1 :S2 =27:8 となるとき, a の値を求めよ.