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2015 九州大学 後期

工学部

配点30点

易□ 並□ 難□

【1】 座標空間における直方体 ABCD EFGH において,点 A B C D の座標をそれぞれ ( 0,0, 2) ( 2,0,2 ) (2 ,4,2 ) (0 ,4,2 ) E F G H の座標をそれぞれ (0 ,0,0 ) (2 ,0,0 ) (2 ,4,0 ) (0 ,4,0 ) とする.また,線分 AD s :(1 -s) に内分する点を I 線分 FG t :(1 -t) に内分する点を J とする.ただし, 0<s< 1 0< t<1 である.このとき,以下の問いに答えよ.

(1) 線分 AJ と平面 BEI の交点を P とし,ベクトル AB AD AE をそれぞれ b d e としたとき,ベクトル AP b d e s t で表せ.

(2) 平面 BEI に対して垂直なベクトルを求めよ.ただし,その x 成分は 1 とする.

(3) ベクトル AP が平面 BEI に対して垂直となるとき, s t で表せ.

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工学部

配点30点

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【2】 チーム A B が複数回試合を行って優勝チームを決めるものとする.ただし,いずれの試合においても,引き分けはないものとし,チーム A が勝つ確率は q 0 <q<1 であり,各試合の勝敗は互いに独立に決まるものとする.このとき,次の 2 種類のルールを考える.

ルール1:最大 3 回試合を行い,先に 2 勝したチームを優勝とする.

ルール2:どちらか一方が 2 連勝するまで試合を繰り返し, 2 連勝したチームを優勝とする.

以下の問いに答えよ.

(1) ルール1を採用した場合に,チーム A が優勝する確率 P1 (q ) q で表せ.

(2) ルール2を採用した場合に,チーム A が優勝する確率 P 2( q) q で表せ.

(3)  P1 (q ) P2 (q ) となる条件を求めよ.

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工学部

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【3】  x y 0 以上 1 以下の実数とする.このとき,以下の問いに答えよ.ただし, a b c d が実数のとき, max( a,b ) a b のうちの最大の数を表し, max( a,b, c,d ) a b c d のうちの最大の数を表す.

(1)  max( xy, 1-x y) の最小値を求めよ.

(2)  max( xy, 1-x y,x, y) の最小値を求めよ.

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工学部

配点30点

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【4】 数列 { xn } の第 n 項を xn= rn- 1 で定める.このとき,正の実数 x に対して定義された関数 f (x )= x-α を用いて, 2 つの数列 { an } { bn } を,それぞれ an= f( xn ) (x n+1 -xn ) bn=f ( xn+1 ) (x n+1 -xn ) で定める.ただし, α は正の定数, r 1 より大きい実数とする.以下の問いに答えよ.

(1)  α の値に応じて級数 a (r )= n=1 a n の収束,発散を調べ,収束するときは和を求めよ.

(2)  α の値に応じて級数 b (r )= n =1 bn の収束,発散を調べ,収束するときは和を求めよ.

(3) 極限 limr 1+1 a( r) limr 1+0 b( r) のそれぞれについて,極限が有限な値である場合,その値を求めよ.

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工学部

配点30点

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【5】 座標平面上の直線 l y=- 1 と点 F ( 0,2 ) を考える.以下の問いに答えよ.

(1) 直線 l 上を動く点を D とする.点 P を,線分 DP と線分 FP の長さが等しく,かつ線分 DP y 軸と平行となるように定める.このとき,点 P の軌跡 C を求めよ.

(2)  a を実数とする.点 F を通り,傾きが a の直線 m y=a x+2 を考える.直線 m と軌跡 C の交点が 2 つあることを示し,それぞれの座標を求めよ.ただし, 2 つの交点を A B とし,点 A x 座標が点 B x 座標より小さいとする.

(3) 点 A B における軌跡 C の接線をそれぞれ lA lB とする.接線 lA l B は互いに垂直であることを示せ.

(4) 接線 lA lB の交点を通り, y 軸に平行な直線を n とする.直線 n は線分 AB と,点 A B とは異なる点で交わることを示せ.また,軌跡 C 直線 m 直線 n によって囲まれる図形のうち,直線 n の左側にある部分の面積を S A とし,右側にある部分の面積を S B とする.このとき, SA S B の比を求めよ.

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