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2016 名古屋工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】  k を定数とし,関数 f (x )=x ( logx )2 +kx のグラフを C y=f (x ) とする. C の変曲点を P とする.

(1) 不定積分 f( x) dx を求めよ.

(2) 変曲点 P を求めよ.

(3) 関数 f (x ) が極値を持つような k の値の範囲を求めよ.

(4) 変曲点 P x 軸上にあるように k の値を定め,そのときの f (x ) の極値を求めよ.

(5)  k が(4)で定めた値のとき,曲線 C y 0 の範囲にある部分と x 軸とで囲まれた図形の面積 S を求めよ.

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易□ 並□ 難□

【2】 正の定数 r に対して, 2 つの数列 { an } { bn } を次で定める.

a1= 1 b1 =1

{ an+ 1=- rbn +1 bn+1 =r an+ 7 n=1 2 3

 さらに自然数 n に対し,複素数 z n zn= an+i bn で定める.

(1)  z3 r を用いて表せ.

(2)  zn+ 1 z n r を用いて表せ.

(3) 複素数 w α は,すべての自然数 n に対し zn+1 -w zn -w =α を満たす. w α r を用いて表せ.

(4) 複素数平面において,すべての z n が同一の円 C 上にあるとき,定数 r を求めよ.そのとき,原点 O からの距離が最大となる C 上の点を求めよ.

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易□ 並□ 難□

【3】 サイコロを投げるという試行を繰り返し,次のルールに従って持ち点を定める.

・最初の持ち点は 0 点である.

・試行を 1 回行うごとに, 5 または 6 の目が出たら持ち点に 1 点加え,その他の目が出たら持ち点に 2 点加える.

  n 回目の試行を終えて,点数を加えた後の時点での持ち点を a n とする.

 試行を k 回繰り返すとき, a1 a2 ak- 1 3 の倍数ではなく,かつ a k 3 で割った余りが 1 である事象を A k とする.

(1)  a2 3 で割った余りが 1 となる確率を求めよ.

(2)  a5 が偶数である確率を求めよ.

(3) 事象 A n が起こったときの事象 A n+2 が起こる条件付き確率を求めよ.

(4) 確率 P ( An+2 ) を確率 P ( An) を用いて表せ.

(5) 確率 P ( An ) を求めよ.

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易□ 並□ 難□

【4】 実数 t に対し, 2 つの放物線

C1 y= 12 x2+ t+3 C 2y =-x2 +2 tx

がある.

(1)  t=-1 のとき,放物線 C 1 C 2 の両方に接する直線をすべて求めよ.

(2) 放物線 C 1 C 2 両方に接する直線が 2 本存在するような t の値の範囲を求めよ.

(3)  t が(2)で求めた範囲にあるとき,放物線 C 1 C 2 の両方に接する 2 本の直線の交点を P とする. P の座標を t を用いて表せ.

(4)  t を(2)で求めた範囲で動かしたとき,(3)で得られた交点 P の軌跡を C とする.この軌跡 C 上の点で y 座標が最小となる点 Q を求めよ.

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