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2016-10550-0201
2016 京都工芸繊維大学 後期
易□ 並□ 難□
【1】 i を虚数単位とする.
(1) α=1 -3⁢ i とおく.次の条件(*)を満たす整数 n をすべて求めよ.
(*) αn は実数であり,不等式 - 1000≦α n≦- 1 が成り立つ.
(2) 次の条件(**)を満たす複素数 z ( z≠ 0 ) をすべて求めよ.
(**) 複素数平面において 3 点 A ⁡(z ), B⁡ (1 ), C⁡ ( 1z ) が正三角形の異なる 3 頂点である.
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【2】 関数 f ⁡(u )=3 ⁢u4 +8⁢u 3-2 と関数 g ⁡(x )=2 ⁢sin⁡x -1 との合成関数 h ⁡(x )=f ⁡(h ⁡(x )) を考える.
(1) 区間 - π 3< x< 2⁢π 3 の範囲で関数 h ⁡( x) の極値をすべて求めよ.
(2) 定積分 ∫0π 2h ⁡(x )⁢sin ⁡2⁢x ⁢dx を求めよ.
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【3】 a を 0 <a<1 を満たす実数とし, n を自然数とする.等式
∑k= 1n x4⁢ k-4 = 1-x 4⁢n 1 -x4 ( x 4≠1 )
の両辺を x =0 から x =a まで積分すると,等式
(*) ∑k= 1n a 4⁢k -3 4⁢k- 3= ∫ 0a 1 -x4 ⁢n 1-x 4 ⁢ dx
が成り立つことがわかる.
(1) 次の不等式が成り立つことを示せ.
0≦ ∫0a x4⁢ n1- x4 ⁢ dx≦ 11- a4 ⋅ a 4⁢n +1 4⁢n+ 1
(2) 等式 1 1-x 4 =A⁢ ( 1 1-x + 11+x ) + B1+ x2 が x についての恒等式となるような定数 A , B の値を求めよ.
(3) a= 13 のとき,無限級数 ∑ k=1 ∞ a 4⁢k -3 4⁢k- 3 の和を求めよ.ただし,(*)を証明なしに用いてよい.
(補足) 2 行目の等式の左辺において, x0 は 1 とする.
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【4】 自然数 n に対し, (n +2) 個の文字からなる文字列のうち,次の条件 (ⅰ) および (ⅱ) を満たすものを考える.
(ⅰ) どの文字も A ,B , C のいずれかである.
(ⅱ) その文字列の中に同じ文字が続けて 3 つ以上並ぶことはない.
このような文字列のうち,末尾の 2 文字が同じものの総数を p n とし,末尾の 2 文字が異なるものの総数を q n とする.
(1) p1 , q1 を求めよ.
(2) pn+ 1 ,q n+1 を pn ,q n を用いて表せ.
(3) 数列 { rn } ,{ sn } を
rn =qn -(1 -3 )⁢ pn ,s n=q n-( 1+3 )⁢ pn
で定める. {r n} ,{ sn } はいずれも等比数列であることを示せ.
(4) pn ,q n を求めよ.