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2016 九州工業大学 後期

工学部

配点75点

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【1】 関数 f (x )= 1 2 x g n( x)= x+ an n= 1 2 3 がある.直線 y =f( x) と曲線 y =gn (x ) x =( n+1) 2 で交わるとき,次に答えよ.ただし,座標平面上で x 座標と y 座標がともに整数である点を格子点という.

(ⅰ)  an を求めよ.

(ⅱ)  m を自然数, k 0 km をみたす整数とする. k<f (x ) x2 m を同時にみたす整数 x の個数を m k を用いて表せ.

(ⅲ) 自然数 m に対して,座標平面上で y <f( x) y 0 x 2m を同時にみたす格子点の個数 b m m を用いて表せ.

(ⅳ) 自然数 m に対して,座標平面上で y g1 (x ) y0 x m2 を同時にみたす格子点の個数 c m m を用いて表せ.

(ⅴ) 自然数 m に対して,座標平面上で y f( x) y g2 m-1 ( x) x0 を同時にみたす格子点の個数を d m とするとき, limn dmm 4 を求めよ.

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工学部

配点75点

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【2】 複素数平面上の点 z が単位円の周上を動くとき,次に答えよ.ただし, i は虚数単位を表し, |w | w はそれぞれ複素数 w の絶対値と共役複素数を表す.

(ⅰ)  w1 =1 z2 -z2 -( 5-i ) とする. |w 1| の最小値と最大値を求めよ.

(ⅱ)  w2 = 1z4 + 1z2 +z 2+z 4-( 5-i ) とする.点 w 2 が描く図形を複素数平面上に図示せよ.

(ⅲ)  w3 =1 z 4+ 1 z 2+ z 2+ z4 -(5 -i) とする.条件 | w3 | 26 をみたす点 z 全体を複素数平面上に図示せよ.

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工学部

配点75点

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【3】  r>1 とし, a 0 <a<r をみたすとする.原点を O とする座標平面上に点 A ( a,0 ) と点 P ( x,r 2-x 2) -r<x <r がある.次に答えよ.

(ⅰ)  cos OPA a r x を用いて表せ.

(ⅱ)  (cos OPA )2 x の関数と考え,その関数を f (x ) とおく. f( x) の最小値を a r を用いて表せ.また, f( x) が最小になるときの x x 0 とする. x0 a を用いて表せ.

(ⅲ) (ⅱ)で求めた x 0 に対して,点 ( x0, r2- x0 2 ) P0 とする. a=r- 1 のとき, π 6< OP 0A <π 3 が成り立つような r の値の範囲を求めよ.

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工学部

配点75点

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【4】 関数 f (x )= 1 x log x 1 x e4 について,次に答えよ.対数は自然対数を表し, e=2.71 は自然対数の底を表す.

(ⅰ) 関数 f (x ) の増減,極値,グラフの凹凸および変曲点を調べて,そのグラフをかけ.

(ⅱ)  曲線 y =f( x) の点 ( e32 ,f (e 32 )) における接線 l の方程式を y =px +q とする. p q を求めよ.さらに,次の不等式を示せ.

1 x log x px+ q( xe 32)

(ⅲ) (ⅱ)で定めた接線 l x 軸の交点を ( a,0 ) とする.曲線 y =f (x ) と接線 l および直線 x =a で囲まれた図形の面積 S を求めよ.

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情報工学部

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【1】 関数 f (x ) f (x )=x {log (x 2+e -2 )+1 -log2 } とする.ただし,対数は自然対数とし, e は自然対数の底とする.以下の問いに答えよ.

(ⅰ) 関数 f (x ) は, x=± e-1 で極値をとることを示せ.

(ⅱ) 関数 f (x ) の増減,極値,グラフの凹凸,変曲点,および x 軸との交点を求め, y=f (x ) のグラフの概形を描け.

(ⅲ)  x0 において, y=f (x ) のグラフと x 軸とで囲まれる部分の面積を求めよ.

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情報工学部

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2016年九州工業大後期情報工学部【2】2016108480206の図

【2】 座標空間の原点を O とする. O を中心とする半径 1 x y 平面上の円を底面とする高さ 2 の円柱を考え,この円柱から 3 A ( 1,0,2 ) B (- 45 , 35 ,0 ) C (- 45 ,- 35, 0) を通る平面で切り取った図の色のついた部分の立体を考える.底面の円周上の点 ( cosθ ,sinθ ,0) P とする.ただし, OB OP x 軸の正の向きとなす角をそれぞれ α θ とし, 0θ α< π をみたすものとする.点 P を通り x 軸に垂直な平面でこの立体を切ったときの断面積を S とする.以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  cosα sin α の値を求めよ.

(ⅱ) 断面積 S θ を用いて表せ.

(ⅲ) (ⅱ)で求めた断面積 S の最大値と,そのときの cos θ の値を求めよ.ただし,二重根号はできるだけはずすこと.

(ⅳ) 立体の体積を α を用いて表せ.



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情報工学部

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【3】 数列 { an } { bn } { cn }

a1= 1 a n+1 =4 an+ 3 n= 1 2 3 b1 =1 b2 =α b n+2 =7 bn+1 -12 bn n=1 2 3 c1 =β c n+1 =β cn n= 1 2 3

により定める.ただし, α β は実数とする.以下の問いに答えよ.

(ⅰ) 数列 { an } の一般項を求めよ.

(ⅱ) 数列 { bn } の漸化式を b n+2 -p bn+1 =q (b n+1 -pb n) の形に変形することにより,数列 { bn } の一般項を α を用いて表せ.

(ⅲ)  limn bna n= - 34 のとき, α の値を求めよ.

(ⅳ)  α=1 かつ β 2 のとき,無限級数 k =1 ak+ bk ck の収束,発散を調べ,収束する場合にはその和を β を用いて表せ.

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情報工学部

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【4】  x y がともに整数である座標平面上の点 ( x,.y ) を格子点という. 2 以上の整数 n に対して, x y がそれぞれ 1 x n および 1 yn の範囲に含まれる n 2 個の格子点の集合を L n とする.以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  L4 に含まれ ( 1,1 ) とは異なる格子点のうち,その点と ( 1,1 ) との中点が格子点となる点は何個あるか.

(ⅱ)  L4 から異なる 2 個の格子点を選ぶとき,それらの中点が格子点となる確率を求めよ.

(ⅲ) 座標平面上の異なる 2 個の格子点 ( x,y ) ( x+a, y+b ) の中点が格子点となるための a b の条件を求めよ.

(ⅳ)  L2 k k=2 3 4 から異なる 2 個の格子点を選ぶとき,それらの中点が格子点となる確率を p k とする.このとき, pk k を用いて表せ.また, limk pk を求めよ.

(ⅴ)  L2 k k=2 3 4 から異なる 3 個の格子点を選ぶとき,それらの中のどの 2 個の格子点の中点も格子点となはらない確率を q k とする.このとき, qk k を用いて表せ.また, limk qk を求めよ.

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