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2016-11613-0101
2016 兵庫県立大学 前期
経済・経営
(1),(2)あわせて配点率20%
易□ 並□ 難□
【1】 次の問に答えなさい.
(1) n 個の整数 1 , 2 ,⋯ , n の順列 [ a1, a2, ⋯,an ] に対して,整数
S=S( [a1 ,a2 ,⋯,a n]) =a1+ |a2 -a1 |+| a3- a2| +⋯+| an- an-1 |
を対応させる.このとき, S の最小値を求め,この最小値を与えるような順列を 1 つ答えなさい.また, n=5 のとき, S⁡( [a 1,a 2,⋯ ,a5 ]) =15 となるような順列 [ a1, a2, ⋯,a 5] を 1 つ答えなさい.
2016-11613-0102
(2) m ,n , p ,q を整数, mp と nq を既約分数とする.ただし, p>0 , q>0 とする.このとき, m p+ nq が整数となるための必要十分条件は p =q かつ p が m +n の約数であることを証明しなさい.
2016-11613-0103
配点率20%
【2】 座標原点を O とする座標空間内に,平面 S と円筒 R がある. S の方程式は, y+z- 2=0 であり, R の x y 平面による切り口は,原点を中心とする半径 1 の円である.また, R の S による切り口の曲線を C とし, P を曲線 C 上の点とする. z 軸上の点 Q ( 0,0, 3) に対し, z 軸と直線 QP を含む平面に含まれ,直線 QP と点で垂直に交わる直線を l とする. l に平行な単位ベクトルを n⁡( P) → として,次の問に答えなさい.
(1) ベクトル OP → の y 成分を p とするとき, OP→ の成分を p を用いて表しなさい.
(2) n⁡ (P )→ の z 成分を n z とする. nz ≧0 のとき, nz を p を用いて表しなさい.
(3) l と直線 OP との成す角を θ (0 ≦θ≦ π 2 ) とし,点 P が曲線 C 上を動くとき, θ を最大にする p の値,さらに,そのときの cos ⁡θ の値をそれぞれ求めなさい.
2016-11613-0104
【3】 放物線 y =f⁡( x)= x2+ 2⁢x- c ( c>0 ) について次の問に答えなさい.
(1) y=f⁡ (x ) のグラフを y 軸に関して対称に移動し,移動したグラフを,さらに x 軸に関して対称に移動して得られる放物線を y =g⁡( x) とする. g⁡( x) を求めなさい.
(2) 放物線 y =f⁡( x) と y =g⁡( x) とで囲まれる部分の面積 S を c を用いて表しなさい.
(3) 放物線 y =f⁡( x) と x 軸とで囲まれる部分の面積 T が,(2)で求めた面積 S と等しくなるような c の値を 1 つ求めなさい.
2016-11613-0105
【4】 三角形 ABC の最大辺を BC , 最小辺を AB とし, AB=c , BC=a , CA=b とする( a ≧b≧c ).また,三角形 ABC の面積を S とする.次の問に答えなさい.
(1) 次の不等式が成り立つことを示しなさい.
S≦ 34 ⁢ a2
(2) 三角形 ABC が鋭角三角形のときは次の不等式も成り立つことを示しなさい.
34 ⁢ c2 ≦S
2016-11613-0106
【5】 カードが 5 枚あり,それぞれのカードには 1 から 5 のうちの 1 つの数字が書かれている.ただし,異なるカードには異なる数字が書かれているとする.これらのカードの中から最初にカードを 1 枚引き,そのカードに書かれた数字は X であったとする.次に,引いたカードを戻して, X より大きな数字が書かれたカードを取り除く.残った X 以下の数字に書かれたカードの中からカードを 1 枚引き,そのカードに書かれた数字は Y であったとする.このとき,以下の確率を求めなさい.
(1) X=5 かつ Y =1 である確率
(2) X=4 であったときに, Y=1 である確率
(3) X>Y である確率
(4) Y=1 である確率
(5) Y=1 であったときに, X=3 である確率
2016-11613-0107
工学部
【1】 a>0 とする. x>0 で定義された関数 y =x2 +a⁢x -3⁢ a2⁢ log⁡x のグラフが x 軸と共有点をもつような a の範囲を求めよ.
2016-11613-0108
【2】 曲線 y =e- x2 と直線 y =1 e で囲まれた図形を y 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積を求めよ.
2016-11613-0109
数学入試問題さんの解答(PDF)へ
【3】 三角形 ABC の辺 BC を 1 :2 に内分する点を D , 辺 CA を 1 ;2 に内分する点を E , 辺 AB を 1 :2 に内分する点を F とする.また線分 AD と線分 BE の交点を P , 線分 BE と線分 CF の交点を Q , 線分 CF と線分 AD の交点を R とする.
(1) AP→ =l⁢AB →+m ⁢AC→ とするとき, l と m の値を求めよ.
(2) 三角形 ABC の面積が 1 のとき,三角形 PQR の面積を求めよ.
2016-11613-0110
【4】 i を虚数単位とし, α=cos ⁡ 2 ⁢π7 +i⁢ sin⁡ 2 ⁢π7 とする.
(1) α+α 2+α 3+α 4+α 5+α 6=-1 が成立することを示せ.
(2) z=α +α2 +α4 とするとき, z+z ‾ と z ⁢z‾ を求めよ.ここで z ‾ は z の共役複素数である.
(3) α+α 2+α 4 を求めよ.
2016-11613-0111
【5】 C を媒介変数 t ( 0 ≦t≦π ) を用いて x =1-cos ⁡t ,y= 2⁢sin⁡ t+sin⁡ 2⁢t と表される座標平面上の曲線とする.
(1) 曲線 C 上で y 座標が最大となる点の座標を求め,曲線 C の概形をかけ.
(2) 曲線 C と x 軸とで囲まれた図形の面積を求めよ.