Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
2016年度一覧へ
大学別一覧へ
慶応義塾大一覧へ
2016-13338-0101
2016 慶応義塾大学 薬学部
2月10日実施
易□ 並□ 難□
【1】(1) 整式 P ⁡(x ) は実数を係数にもつ x の 3 次式であり, x3 の係数は 1 である. P⁡( x) を x -7 で割ると 8 余り, x-9 で割ると 12 余る.方程式 P ⁡(x )=0 は a +b⁢i を解に持つ. a ,b は 1 桁の自然数であり, i は虚数単位とする.
ただし, a ,b の組み合せは, 2⁢a +b が連続する 2 つの整数の積の値と等しくなるもののうち, a-b が最大となるものとする.このとき,
(ⅰ) 整式 P ⁡(x ) を ( x-7) ⁢(x -9) で割ると,余りは (1) ⁢ x- (2) である.
(ⅱ) a= (3) ,b =(4) であり,方程式 P ⁡(x )=0 の実数解は (5) である.
2016-13338-0102
【1】(2) xy 平面上に曲線 C1: y=-x 2-x+ 8 がある. C1 上の動点 A を点 ( 1,2 ) に関して対称移動した点 B の軌跡を C 2 とする.
C1 と C 2 の 2 つの交点 P ,Q の x 座標をそれぞれ α , β ( α<β ) とし,また, C1 , C2 と直線 x =k との交点をそれぞれ R ,S とする.ただし, k は α <k<β を満たす実数とする.このとき,
(ⅰ) C2 の方程式は y =x2 -(6) ⁢ x+ (7) である.
(ⅱ) 三角形 QRS の面積は k = (8) (9) で最大となる.
2016-13338-0103
【1】(3) xy 平面上に,原点 O を中心とする単位円 C と, y 軸の正の部分を始線として点 O を中心に回転する 2 つの動径 L1 ,L2 がある.円 C と L1 ,L2 との交点をそれぞれ P ,Q とする.動径 L1 ,L 2 の表す角をそれぞれ θ1 , θ2 とおき, θ1 =2⁢π ⁢t ,θ 2=-π ⁢t とする.ただし t は, t≧0 を満たす実数である.このとき,
(ⅰ) 点 P と点 Q が一致する t のうち, t=0 を除く最小の t の値は (10) (11) である.
(ⅱ) 点 P の y 座標と点 Q の y 座標の和の最小値は (12)(13) (14) である.
2016-13338-0104
【1】(4) 直角三角形 AOB ( ∠ AOB=90⁢ ° ) に内接する半径 r の円の中心を P とする.辺 AB との円の接点を Q とし,線分 AQ の長さを a , 線分 BQ の長さを b とする.三角形 AOB に対して,自然数 l , m ,n ( n<m< l ) は, l⁢OP →+m ⁢AP→ +n⁢ BP→ =0→ を満たす.このとき,
(ⅱ) 三角形 AOB の 3 辺の長さの合計は (15) ⁢ a+ (16)⁢ b+ (17) ⁢ r である.
(ⅱ) l=17 のとき, m= (18)(19) ,n= (20) であり, a b= (21) (22)(23) である.
2016-13338-0105
【2】 2 つの関数 f ⁡(x )= x3- x2- x+c ,g⁡ (x) =4⁢x +1 がある. x は 0 ≦x≦a を満たす.ただし, a は整数, c は実数とする.
xy 平面上の曲線 y =f⁡ (x ) 上の異なる 2 点 ( 0,f⁡ (0 ), (a ,f⁡( a) ) を結ぶ直線は, x= a3 における y =f⁡( x) の接線と直交する.このとき,
(1) a= (24) である.
(2) c=0 のとき,関数 f ⁡(x ) の最大値は (25) である.
(3) 方程式 f ⁡(x )=g ⁡(x ) が 2 つの異なる実数解を持つような c の値の範囲は (26)≦c < (27)(28)(29) (30)(31) である.
2016-13338-0106
【3】 数列 { an } ,{ bn } はそれぞれ公比を ra (ただし ra=- 1 を除く), r b とする等比数列である. a2 -a1 =2+5 であり, a3 -a1 は a 2+a 1 の 1+5 2 倍である. {b n} は, bn =( 7 -3⁢ 52 ) n⁢a n とする.また,数列 { cn } は, cn =1 ra -rb ⁢ (a n-b n) とする.ただし, n は自然数とする.このとき,
(1) ra= (32) + (33) (34) である.
(2) c4 = (35)(36) である.
(3) c16c 8= (37)(38)(39)(40) である.
2016-13338-0107
【4】 A , B , C の 3 チームが試合を行う.第 1 試合に A と B が対戦する.第 2 試合以降は,直前の試合に勝ったチームが残りの 1 チームと対戦することを繰り返す.最初に 2 連勝したチームを優勝とする.いずれのチームも試合に勝つ確率は 12 であり,各試合に引き分けはないものとする.このとき,
(1) 第 5 試合で A が優勝する確率は (41) (42)(43) であり,第 6 試合で C が優勝する確率は (44) (45)(46) である.
(2) 第 6 試合もしくはそれ以前に B ,C が優勝する確率は,それぞれ (47)(48) (49)(50) , (51) (52)(53) である.
(3) A が第 1 試合で勝ち,かつ A が第 3 ⁢n 試合もしくはそれ以前に優勝する確率を n の式で表すと, (54) (55) ⁢{ (56) - ( (57) (58) ) n} である.ただし, n は自然数とする.