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2017 奈良県立医科大学 前期医学部

医学科

易□ 並□ 難□

【1】 以下の文章の空欄に適切な数,式または数学記号を入れて文章を完成させよ.

 放物線: y=α x2 +βx +γ 上に異なる 2 A B をとり,点 A x 座標を a B x 座標を b とする.ただし, b>a α >0 とする.

(1) 上記の放物線上の点 C での接線の傾きが直線 AB の傾きと等しいならば,点 C x 座標は である.

(2) 三角形 ABC の面積は である.

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【2】 以下の問いに答えよ.ただし,答のみ記入すればよい.

 関数

log( x3+ x-16) -log (2 x-7)

の極値とそのときの x の値を求めよ.

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【3】 以下の問いに答えよ.ただし,答のみ記入すればよい.

  n は正の整数とする. Sn を有限和

Sn= i=1 n( j=1 n 16 2i +6i 6j ) = j=1 n( i=1 n 16 2i +6i 6j )

で定める.このとき,極限値 limn S n を求めよ.

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【4】 以下の文章の空欄に適切な数,式または数学記号を入れて文章を完成させよ.ただし,()には適切な数を 2 個入れよ.

直線 l y=x

曲線 C y=2 x- x x0

を考える.

(1) 直線 l と曲線 C 2 点で交わり,それら交点の x 座標は である.

(2) 媒介変数 t を用いて直線 l 上の点を ( t,t ) で表す.このとき,点 ( t,t ) を通り直線 l と直交する直線 m は,

直線 m y= x+

と表せ, x0 のとき直線 m と曲線 C の交点は ( , ) である.

(3) 直線 l と曲線 C で囲まれる部分を,直線 l のまわりに 1 回転させてできる立体の体積は である.

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【5】 以下の文章の空欄に適切な数,式または数学記号を入れて文章を完成させよ.

  4 人のプレイヤーによるトーナメントを行う.プレイヤー A B C D は自分の名前の書かれた玉をそれぞれ a b c d 個持っている.ただし, a b c d は正の整数である.トーナメントは次のようにして行う.

トーナメントルール:まず 4 人を 2 人ずつの 2 組に分け,それぞれの組で予選試合を 1 試合ずつ行う.予選 2 試合それぞれの勝者が決勝に進み,決勝 1 試合の勝者をトーナメントの優勝者とする.

試合は次のルールに従って行う.

試合ルール:対戦する 2 人の持つ玉すべてを 1 つの袋に入れよくかきまぜた後,袋から玉を 1 つ取り出す.取り出した玉に名前が書かれているプレイヤーをその試合の勝者とする.試合の終了後は,試合で使った玉を対戦したプレイヤーそれぞれに返却する.

(1)  A が予選で B と対戦する場合, A がトーナメントで優勝する確率は

a2 (a+ b) (a+ c) (a+ d) ( a+ )

である.同様に, A が予選で C と対戦する場合や, D と対戦する場合に A がトーナメントで優勝する確率も求まる.

(2) 次に,予選での A の対戦相手を次のように決めることとする. B C D の持つ玉すべてを 1 つの袋に入れてよくかきまぜた後,袋から玉を 1 つ取り出す.袋から取り出した玉に名前が書かれたプレイヤーと A が予選で対戦する.なお対戦相手決定後は,対戦相手決定のために使った玉を B C D それぞれに返却する.予選で A B と対戦する確率は である.同様に,予選で A C と対戦する確率や, D と対戦する確率も求まる.よって, A がこのトーナメントで優勝する確率は

a2 (a+ b) (a+ c) (a+ d) ( a+ ( 1 b+c + 1 c+d + 1d+b ) )

である.

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【6】 以下の問いに答えよ.ただし,答だけでなく途中経過も記述せよ.

  xy 平面の右半平面( x >0 )で,自然対数関数 y =logx のグラフを考える.このグラフ上に相異なる 2 P Q をとり,それぞれの点を通る法線をひき,その交点を R で表す.点 R は点 P Q に依存して決まる.以下の問いに答えよ.

(1) 最初は点 P を固定したまま,点 Q を点 P に近づける.つまり,点 P Q P ( x1, logx 1) Q ( x2, logx2 ) で表したとき, x2 x1 とする.このとき交点 R はある点 S に近く.点 S の座標を ( X,Y ) とおくとき, X Y x 1 を用いて表示せよ.

(2) (1)で求めた点 S は点 P のみに依存している.次に点 P がグラフ上を動くとき,点 P と点 S との距離が最短となるような点 P に対して点 S の座標を求めよ.

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