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2017 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【1】(1)  α ω は定数で, ω>0 とする.媒介変数 t で表された曲線

x=2 cos( ωt+ π 6) y= sin( ωt+ α)

について, t を消去して x y の方程式を求める. α= 23 π のとき,求める方程式は (ア) である.また, - π3< α< 23 π のとき, β=sin (α -π 6) とおくと,求める方程式は

(イ) x2- (ウ) xy+ (エ) y2= 1

である.ただし(イ),(ウ),(エ)には β の式を書きなさい.

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2月12日実施

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【1】(2)  i を虚数単位とし,集合 L M

L ={ z| z は整数 a b を用いて z=a+b i と表される複素数}

M= {z |z L 5 z L |z | 1 | 5z | 1}

で定める.複素数 z =a+b i に対して, z L ならば | z| 2= (オ) は整数である.

 また, z M ならば | z| 2= (カ) であり,集合 M の要素の個数 n ( M ) (キ) である.集合 M の要素 z のうち,実部が最も大きくかつ虚部が正となる z (ク) である.

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【1】(3) 関数 f (x ) f (x )= 0x et2 dt と定め, f( x) の逆関数 f-1 ( x) を用いて関数 g (t ) g (t )= f-1 ( t) と定める.このとき,関数 G (x )= (ケ) を用いて g ( t)= G( g( t) ) と表すことができる.

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【2】 点 O を中心とする半径 r の球面上に 3 A B C があり, |AB | =10 | AC | =2 AB AC =-2 であるとする.また, 3 A B C を通る平面を α とし,点 O は平面 α 上にないとする.さらに, ABC の重心を G とし,直線 OG 上に点 D があり,線分 DG の中点が点 O であるとする.

(1)  ABC の面積は (コ) であり, OB OC = (サ) である.

(2) 点 P の位置ベクトルは OP= -3 OA +x OB +y OC x y は実数)と表され,かつ直線 OP は平面 α に直交しているとする.このとき, x= (シ) y= (ス) である.いま, t を実数とし,点 H DH =t OP によって決まる点とすると, AH = (セ) OA + (ソ) OB + (タ) OC である.さらに,点 H が平面 α 上にあるとすると, t= (チ) である.

(3) 四面体 ABCD の体積は (ツ) である.

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【3】  f( x) を閉区間 [ 0,1 ] で定義された連続な増加関数とし, n を正の整数とする.また, In Jn

In = 01 f( x) sin( (2 n+1) πx )d x

Jn= 01 f( x) | sin( (2 n+1) πx ) | dx

で定める.

(1)  x についての方程式 sin ( (2 n+1) πx )=0 の実数解で区間 [ 0,1 ] に属するものは (テ) 個ある.それらを小さい順に x0 x 1 x 2 xN N= (テ) -1 と並べると, xk = (ト) k=0 1 2 N である.

 次に, k=0 1 2 (テ) -2 に対して, ak

ak= xk xk+1 f (x ) sin( (2 n+1) πx )d x

で定める.このとき,次の(F1),(F2)が成り立つ.

(F1)  k が偶数のとき f ( xk) 2 (2 n+1 )π a kf (x k+1 ) 2 (2 n+1) π

(F2)  k が奇数のとき -f ( xk+1 ) 2 (2 n+1 )π a k- f (x k ) 2 (2 n+1) π

(2) (F1)が成り立つことを証明しなさい.

(3)  limn In =0 が成り立つことを証明しなさい.必要であれば,(F1),(F2)を証明なしに用いてよい.

(4) 数列 { Jn } の極限は関数 f ( x) の定積分を用いて limn J n= (ナ) と表すことができる.

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【4】 数字の 1 が書かれたカードが 1 枚, 2 が書かれたカードが 2 枚, 3 が書かれたカードが 3 枚, 4 が書かれたカードが 4 枚の合計 10 枚のカードが入った箱がある.この箱の中からカードを 1 枚取り出し,書かれている数字を記録して箱の中に戻すという操作を繰り返す.

(1) 操作を 2 回行ったとき,記録されている 2 つの数の和がそれら 2 つの数の積より大きくなる確率は (ニ) である.

(2) 操作を 4 回行った時点で, 1 2 3 4 の全ての数が記録されている確率は (ヌ) である.また,操作を 4 回行った時点で記録されている数のうち最大の数が 3 である確率は (ネ) である.

(3) 操作を n 回( n 2 )行った時点で記録されている数が 2 種類で,かつそのうちの 1 つが 1 である確率は (ノ) である.また,操作を n 回( n 2 )行った時点で記録されている数が 2 種類であったとき,そのうちの 1 つが 1 である条件付き確率を p n とすると, limn ( pn )1 n= (ハ) が成り立つ.

(4) 操作を n 回( n 2 )行った時点で 1 4 の両方の数が記録されていて,かつ 1 4 より先に記録されている確率は (ヒ) である.

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【5】(1)  α β は定数で, α>0 β> 0 とする. x 3 次方程式

18x 3-6 α x+β= 0

がただ 1 つの実数解をもつための必要十分条件は β > (フ) である. β= (フ) のとき,曲線 y =18x 3-6 α x+β x 軸で囲まれる部分の面積を α を用いて表すと (ヘ) となる.

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【5】(2)  放物線 Cy= 3x2 上の点 P ( -a,3 a2 ) a>0 における法線と C との交点で点 P と異なる点の x 座標を X ( a) とする. X( a)= (ホ) であり, a>0 における X (a ) の最小値は (マ) である.

 次に, x0 >0 とし,点 Q ( x0, y0 ) を放物線 C 上にない点とする. C 上の点における法線で点 Q を通るものがただ 1 つであるための必要十分条件は, x0 で定義された連続関数 f (x )= (ミ) に対して, y0 <f( x0 ) が成り立つことである.

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