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2017 上智大学 理工学部

2月8日実施

易□ 並□ 難□

【1】  i を虚数単位とする.

(1)  α=2 +(1 -3 ) i β =1+3 i を複素数平面上の点とする.

(ⅰ) 点 β を中心として,点 α を反時計回りに π2 だけ回転すると,

( + )+ i

になる.

(ⅱ) 点 + i を中心として,点 α を反時計回りに 5 6 π だけ回転すると,点 β に重なる.

(2) 複素数 z | z|= 1 を満たすとする.

w= -z+2 i2 z+i

とおくとき, |w | のとり得る値の最大値は 最小値は である.

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易□ 並□ 難□

【2】 座標空間に点 A ( 0,-1 ,4) B ( 5,-1 ,4) C ( 3,0, 1) D ( 3,4, 4) があり,点 M N がそれぞれ一定の速度で直線 AB CD 上を動いている. M N は時刻 t =0 でそれぞれ A C にあり,時刻 t =5 ではそれぞれ B D にあるとする.

(1) 時刻 t において,

M ( t,-1 ,4) N (3 , t, t+ 1)

である.

(2)  t= のとき, MN は最小値 をとる.

(3)  3 ( 0,0, 1) M N を頂点とする三角形の面積は, t= のとき,最小値 をとる.

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易□ 並□ 難□

【3】  e を自然対数の底とする. y=e x で表される曲線を C とし,原点から C へ引いた接線を l とする.曲線 C 直線 l および y 軸で囲まれた図形を D とする.

(1)  C l の接点の x 座標は である.

(2)  D の面積は e+ である.

(3)  D x 軸のまわりに 1 回転してできる回転体の体積は

π ( e2 + )

である.

(4)  a= b= であるとき,

d dx { (x2 +ax +b) ex }= x2 ex

となる.

(5)  D y 軸のまわりに 1 回転してできる回転体の体積は

π ( e+ )

である.

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易□ 並□ 難□

【4】  m 5 以上の自然数とする. m 個の点を平面にある円周上に等間隔に並べる.これら m 個の点に,時計回りに順番に 1 2 m と番号を付ける.以下,隣り合った点を時計回りに移動することを「進む」といい,反時計回りに移動することを「戻る」ということとする.例えば,点 1 から 3 つ進むと点 4 に移動し,点 m から 3 つ進むと点 3 に移動し,点 1 から 3 つ戻ると点 ( m-2 ) に移動する.次の 2 つの操作を考える.

(操作A)  5 つ進み,移動した点に白石を置く.

(操作B)  2 つ戻り,移動した点に黒石を置く.

ある人が点 m を出発点として操作Aを行い,次に操作Bを行い,以下交互に操作Aと操作Bを繰り返し移動を続け,すべての点に石をおいたら操作を終了する.ただし,移動した点にすでに石が置かれている場合は,その石を取り除いて新たに石を置くものとする.

(1)  m=10 のとき, 回石を置くと操作は終了する.終了したとき,最後にいる点の番号は であり,置かれている黒石は 個である.

(2)  m=11 のとき, 回石を置くと操作は終了する.終了したとき,最後にいる点の番号は であり,置かれている黒石は 個である.

(3)  m=12 のとき,番号 の点には石が置かれず操作は終了しない.

ただし, < < < である.

(4) 操作が終了しないための必要十分条件は, m で割り切れることである. m が自然数 n を用いて m = n+ 1 と表されるとき, n+ 回石を置くと操作は終了し,終了したときに置かれている黒石は n+ 個である.

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