【3】 次のをうめよ.
定数がを満たすとする.曲線上の点を通る直線の方程式をとすると,と表される.関数をとすると,であるから,平均値の定理によって,かつを満たすが少なくともつ存在する.実際にの導関数を求めてみると,を満たすはつだけ存在して,その値はであることがわかる.したがって,であり,は区間で増加し,区間で減少するので,開区間で
(1)
が成り立つ.
とする.このとき,線分をに内分する点の座標はと表すことができる.不等式(1)より,
(2)
が成り立つ.不等式(2)の両辺はとのときも値を比較することができ,それらは等しい.したがって,正の定数について,
(3)
が成り立つ.ここで,両辺の定積分を計算すると,
となる.とを用いて不等式(3)を整理すると,
となる.さらに,
である.