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2018 北海道大学 後期

理学部,工学部

易□ 並□ 難□

【1】  n を自然数とする.

(1) 次の等式を示せ.

(a -b) ( an+ an- 1 b+a n-2 b2 ++ ab n-1 +bn ) = an+ 1- bn+1

(2)  w= 10n (n +1) -2 n+1 10n -2 とおく. w は整数であることを示せ.また, w 10 n で割った余りは 2 n であることを示せ.

(3) 実数 x に対し, [x ] x を超えない最大の整数を表す. [ 10n (n+ 1) 10n -2 ] 10 .n で割った余りを求めよ.

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【2】  z を虚部が正である複素数とし, O (0 ) P (2 ) Q (2 z) を複素数平面上の 3 点とする. OPR PQS QOT OPQ の内部と重ならない正三角形とし, 3 U V W をそれぞれ OPR PQS QOT の重心とする.

(1)  3 U V W が表す複素数をそれぞれ z で表せ.

(2)  UVW は正三角形であることを示せ.

(3)  z |x- i| = 12 を満たしながら動くとき, UVW の重心 G の軌跡を複素数平面上に図示せよ.ただし, i は虚数単位を表す.

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理学部,工学部

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【3】 十分な数の赤玉と青玉が手元にあるものとする. a n を自然数とし,はじめに,空の袋に a 個の赤玉を入れておく.以下の試行を繰り返す.袋の中から玉を 1 個取り出し,それが赤玉ならば青玉を 1 個袋に入れ,青玉ならば赤玉を 1 個袋に入れる.さらに,取り出した玉自体も袋に戻し,袋の中の玉をよくかき混ぜる.結果として, 1 回の試行ごとに袋の中にある玉は 1 個ずつ増える.この試行を繰り返したとき, n 回目の試行後に袋に入っている赤玉の個数が k である確率を pn (k ) で表す.例えば, p1 (k ) の値は k a のとき 1 そのほかの場合は 0 である.また, Mn = k= 0a+ n kpn ( k) とする.

(1)  p2 (k ) を求めよ.

(2)  pn+ 1 (k+ 1)= Bpn ( k)+ Cpn ( k+1 ) と表すとき, B C a k n で表せ.

(3)  M1 =a M n+1 = a+n- 1a+ n M n+1 を示せ.

(4) (3)の式を満たす数列 { Mn } の一般項を求めよ.さらに, limn M nn を求めよ.

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理学部,工学部

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【4】  f( x)= 12 ( ex+ e-x ) とし,曲線 y =f( x) C とする.また, s>1 とし, 0x logs の範囲における C の長さを L (s ) とする.ただし, logs s の自然対数であり, e は自然対数の底である.

(1)  L( s) s で表せ.

(2)  P x 座標が log s であるような C 上の点とし,この点での C の接線を l とする. Q (v ,w) v <logs かつ PQ =L( s) を満たす l 上の点とするとき, v w s で表せ.

(3) (2)において, s 1 より大きい実数を動くとき,点 R ( -v+log s,w ) の軌跡を座標平面上に図示せよ.

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