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【2】 を原点とする平面上に点をとる.さらに,以外の正の定数に対して,点からの距離が点からの距離の倍であるような点全体が表す図形をとする.以下の問いに答えよ.
(1) を表す方程式を求め,の図形的特徴を述べよ.
(2) 原点以外の点に対してとなる点を定める.点が上を動くとき点が描く図形をとする.を表す方程式を求め,とを比較せよ.
(3) 上で原点からの距離が最小の点を原点からの距離が最大の点をとする.原点を中心とする半径の円周上を点が動くとき,を用いてを表せ.
(4) 原点を中心とする半径の円周上に,と異なる点をとる.以外の正の定数に対して,点からの距離が点からの距離の倍であるような点全体が表す図形をとする.とが異なる点で交わるとき,それら点を結ぶ直線は原点を通ることを示し,その直線の方程式を求めよ.
【3】 複素数はを満たすとする.また,複素数に共役な複素数をで,複素数の絶対値をで表す.以下の問いに答えよ.
(1) およびを求めよ.
(2) 整数を用いてと表される複素数に対して,それに共役な複素数も整数を用いてと表される.を用いてを表せ.
(3) 整数を用いてと表される複素数に対して,をとを用いて表し,が整数であることを示せ.
(4) 素数をより大きい自然数の積で表すことはできない.ところがを変形するととなり,とおけば,複素数との積で素数を表せることがわかる.そこで,整数を用いて
によって複素数とを定義したとき,が素数となる場合を考える.ここで,とはどちらもやでないとする.そのようにして得られる素数のうち,を超えないものをすべて求めよ.
(5) 整数に対してが素数となるとき,どんな整数を用いてもを
と表すことはできないことを示せ.ただしはどれもやでないとする.