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2018 東京医科歯科大学 前期

医学科

歯・保健衛生(検査技術)学科【1】の類題

易□ 並□ 難□

【1】  0 以上の整数 x y に対して, R( x,y ) を次のように定義する.

{ xy =0 のとき,R (x, y)= 0x y0 のとき,x y で割った余りを R (x, y) とする.

正の整数 a b に対して,数列 { rn } を次のように定義する.

r1 =R( a,b) r 2=R (b ,r1 )

rn+ 1=R ( rn- 1, rn ) n=2 3 4

また, rn =0 となる最小の n N で表す.例えば a =7 b =5 のとき N =3 である.

 次に,数列 { fn } を次のように定義する.

f1 =f2 =1 f n+1 =fn +f n-1 n=2 3 4

 このとき以下の各問いに答えよ.

(1)  a=f 102 b= f100 のとき, N を求めよ.

(2) 正の整数 a b について, a b で割り切れないとき, r1 fN が成立することを示せ.

(3)  2 以上の整数 n について, 10f n< fn+1 が成立することを示せ.

(4) 正の整数 a b について, a b で割り切れないとき.

k= 1N- 1 1 rk < 259108

が成立することを示せ.

2018 東京医科歯科大学 前期

医・歯・保健衛生(検査技術)学科

易□ 並□ 難□

【2】  xyz 空間において,連立不等式 | x| 1 |y |1 |z |1 の表す領域を Q とし,原点 O ( 0,0, 0) を中心とする半径 r の球面を S 0 とする.さらに,点 A ( 1,1, 1) B ( 1,-1 ,-1 ) C (- 1,1, -1) D ( -1,- 1,1 ) を中心とし, S0 に外接する球面を,それぞれ S A SB SC SD とする.このとき以下の各問いに答えよ.

 ここで,「球面 X が球面 Y に外接する」とは, X Y が互いにその外部にあって, 1 点を共有することである.

(1)  SA S B が共有点を持つとき, r の最大値 r 1 を求めよ.

(2)  S0 SA SB SC SD およびそれらの内部の領域の和集合と, Q との共通部分の体積を V (r ) とする.区間 r1 r1 において, V( r) が最小となる r の値 r 2 を求めよ.ここで r 1 は(1)で求めた値とする.

(3)  S0 と共有点を持つどんな平面も, SA SB SC SD のいずれかと共有点を持つとき, r の最大値 r 3 を求めよ.

2018 東京医科歯科大学 前期

医学科

歯・保健衛生(検査技術)学科【3】の類題

易□ 並□ 難□

【3】 関数 f (x )=x -log (1+ x) について,以下の各問いに答えよ.ここで log は自然対数を表す.また limx log xx =0 を用いてよい.

(1)  p を実数とするとき, f( x)= p を満たす実数 x の個数を求めよ.

 以下, f( x) の定義域を x 0 に制限した関数の逆関数を g (x ) とする.

(2)  u を正の実数とする. p0 のとき,

pg (p) u+1 u {p -u+log (u +1) }+u

を示せ.

(3)  p を正の実数とし, xy 平面において,曲線 y =g( x) と直線 x =p の交点を通り,直線 y =x に平行な直線を l とする.また, l x 軸および曲線 y =g (x ) によって囲まれた図形の面積を S とする.このとき, S p を用いて表せ.

2018 東京医科歯科大学 前期

歯・保健衛生(検査技術)学科

医学科【1】の類題

易□ 並□ 難□

【1】  0 以上の整数 x y に対して, R( x,y ) を次のように定義する.

{ xy =0 のとき,R (x, y)= 0x y0 のとき,x y で割った余りを R (x, y) とする.

正の整数 a b に対して,数列 { rn } を次のように定義する.

r1 =R( a,b) r 2=R (b ,r1 )

rn+ 1=R ( rn- 1, rn ) n=2 3 4

また, rn =0 となる最小の n N で表す.例えば a =7 b =5 のとき N =3 である.

 このとき以下の各問いに答えよ.

(1)  a=33 b=26 のとき, N を求めよ.

 ここで,数列 { fn } を次のように定義する.

f1 =f2 =1 f n+1 =fn +f n-1 n=2 3 4

(2)  a=f 30 b= f29 のとき, N を求めよ.

(3) 正の整数 a b が, N=5 を満たすとき, r1 f5 を示せ.

(4) どんな正の整数 a b についても, bf N+1 が成立することを示せ.

2018 東京医科歯科大学 前期

歯・保健衛生(検査技術)学科

医学科【3】の類題

易□ 並□ 難□

【3】 関数 f (x )=x -log (1+ x) について,以下の各問いに答えよ.ここで log は自然対数を表す.また limx log xx =0 を用いてよい.

(1)  p を実数とするとき, f( x)= p を満たす実数 x の個数を求めよ.

 以下, f( x) の定義域を x 0 に制限した関数の逆関数を g (x ) とする.

(2)  2<g (1) <3 を示せ.ただし,自然対数の底 e 2 <e<3 を満たすことを用いてよい.

(3)  p を正の実数とし, xy 平面において,曲線 y =f( x) と直線 x =p の第 1 象限における交点を通り,直線 y =x に平行な直線を l とする.また, l y 軸および曲線 y =f (x ) によって囲まれた図形の面積を S とする.このとき, S p を用いて表せ.

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