Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
2018年度一覧へ
大学別一覧へ
札幌医大一覧へ
2018-11001-0101
2018 札幌医科大学 前期
易□ 並□ 難□
【1】 次の各問に答えよ.
(1) 実数 x ≧0 ,y≧ 0 ,z≧ 0 に対して
x+y 2=y+ z2= z+x2
が成り立つとする.このとき x =y=z であることを証明せよ.
2018-11001-0102
数学入試問題さんの解答(PDF)へ
(2) x を実数とする.このとき,実数全体からなる集合の 2 つの部分集合
P⁡( x)= {y | t2+x ⁢t+| y|= 0 をみたす実数t が存在する}
Q⁡( x)= {y |すべての実数 t に対して x⁢t2 +y⁢t +1>1 が成り立つ}
を考える.このとき P ⁡(x )⊂ Q⁡( x) が成り立つための x に関する必要十分条件を求めよ.
2018-11001-0103
(3) a>0 とし,点 P ( x,y ) は, y 軸からの距離 d 1 と点 ( 2,0 ) からの距離 d 2 が a ⁢d1 =d2 を満たすものとする. a が次の値のとき,点 P ( x,y ) の軌跡を求めよ.
2018-11001-0104
【2】 座標平面上において 2 点 A (cos⁡ π6 ,sin⁡ π6 ), B (cos⁡ π6 ,-sin ⁡ π6 ) をとる.また, θ を - π 2≦ θ≦ π2 をみたす実数とし, x 軸の正の向きとなす角が θ であるような原点を端点とする半直線を l θ とする.各 θ において,半直線 l θ 上を動く点 P の中で, AP+PB の値が最小となるような P を Pθ と定める.以下の各問に答えよ.
(1) 三角形 OAB の外接円の半径を求めよ.
(2) θ が次の条件をみたすき, Pθ の座標を求めよ.
(3) π 6< θ< π2 であるとき, lθ に関して A と対称な点 Aθ の座標を求めよ.
(4) π 6< θ< π2 であるとき, ∠AP θB を求めよ.
(5) θ が - π 2≦ θ≦ π2 を動くとき, Pθ の描く曲線で囲まれる部分の面積を求めよ.
2018-11001-0105
【3】 A , B , C , D の 4 人が,右のトーナメント表の 1 から 4 枠に割り当てられた後に試合を行う.ただし 4 人が 1 から 4 枠に割り当てられる確率は等しいものとする.試合では A が最も強く,以下, B , C の順に弱くなっていき, D が最も弱い.自分より弱い人と対戦した際に勝つ確率を p とする.ただし, 1 2< p<1 である.また,この試合に「引き分け」は存在せず,必ず勝敗が決するものとする.
A , B , C , D それぞれが優勝する確率をそれぞれ pA , p B , pC , pD とする.以下の各問に答えよ.
(1) 準決勝で「 A 対 B 」の対戦が実現する確率を求めよ.
(2) B が準決勝で勝つ確率を p を用いて表せ.
(3) pB を p を用いて表せ.
(4) pC を p を用いて表せ.
(5) pA , 2⁢p B , 3⁢ pC を比較したとき, 2⁢p B が最も大きくなる p に関する条件を求めよ.
2018-11001-0106
【4】 a>0 とする.座標平面において点 ( 2⁢a, 0) から曲線 C :y= 1 x ( x> 0 ) に引いた接線を l とする.この接点の x 座標を b とし, l と y 軸の交点の座標を ( 0,c ) とする.また,直線 l と曲線 C および直線 x =2⁢a で囲まれる部分を S とし,直線 l と曲線 C および直線 y =c で囲まれる部分を T とする.以下の各問に答えよ.
(1) b と c を a を用いて表せ.
(2) S と T の面積を求めよ.
S ,T を直線 x =b のまわりに 1 回転してできる立体の体積をそれぞれ U , V とする.また, T を直線 y = 1b のまわりに 1 回転してできる立体の体積を W とする.
(3) U ,V , W を a を用いて表せ.
(4) U と V の大小関係を求めよ.必要であれば 210< e7 であることを用いてよい.ただし e は自然対数の底である.