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2018 首都大学東京 前期

人文・社会系,経営学系

易□ 並□ 難□

【1】 関数

f( x)= { 2x x0 のとき) -x x< 0 のとき)

について,以下の問いに答えなさい.

(1)  y=f (x ) のグラフをかきなさい.

(2)  g( x)= xx+1 f (t) dt とおく. g( x) を求めなさい.

(3) (2)の関数 g (x ) の最小値を求めなさい.

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人文・社会系,経営学系

易□ 並□ 難□

【2】 整数を係数とする 3 次式

f( x)= x3+ ax2 +bx +c

について,以下の問いに答えなさい.

(1) 有理数 r が方程式 f (x )=0 1 つの解であるとき, r は整数であることを示しなさい.

(2) 整数 f (1 ) f (2 ) f (3 ) のいずれも 3 で割り切れないとき,方程式 f (x )=0 は有理数の解をもたないことを示しなさい.

2018 首都大学東京 前期

人文・社会系,経営学系

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【3】  i を虚数単位とする. m を整数とし, g( x)= x3- 5x 2+m x-13 とする.整数 a 0 でない整数 b g (a +bi )=0 をみたすとき,以下の問いに答えなさい.

(1)  g( a-b i)= 0 が成り立つことを示しなさい.

(2)  g( x) x2-2 ax +a2 +b2 で割り切れることを示しなさい.

(3)  m の値を求めなさい.

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人文・社会系,経営学系

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【4】  1 辺の長さが 1 である正四面体 OABC において,辺 AB の中点を M AC の中点を N とする.このとき,以下の問いに答えなさい.

(1) 三角形 OMN の面積を求めなさい.

(2)  3 O M N が定める平面を α とする.平面 α 上に点 P を,直線 AP が平面 α と直交するようにとる.線分 AP の長さ,および四面体 OAMN の体積を求めなさい.

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経営B,都市環境,システムデザイン,健康福祉(放射線)学部

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【1】  a a >1 をみたす実数とし, 2 つの放物線 y =x2 y =a (x2 -1 ) をそれぞれ C1 C2 とする.以下の問いに答えなさい.

(1)  C1 C 2 2 つの交点の座標を求めなさい.

(2)  C1 C 2 で囲まれた部分の面積 S (a ) を求めなさい.

(3) (2)で求めた S (a ) を最小にする a の値,およびそのときの S (a ) の値を求めなさい.

2018 首都大学東京 前期

経営B,都市環境,システムデザイン,健康福祉(放射線)学部

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【2】 数列 { an }

an+ 1={ -an an< 0 のとき) an- 1 a n0 のとき)

をみたしているとする.以下の問いに答えなさい.

(1)  a1 = 94 であるとき, a7 の値を求めなさい.

(2)  a1 =4 であるとき, i= 040 ai の値を求めなさい.

(3)  0a 11 であり,かつ i=1 22a i=0 をみたすとき, a1 の値を求めなさい.

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経営B,都市環境,システムデザイン,健康福祉(放射線)学部

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【3】 空間において,点 O を中心とする半径 1 の球面上に 3 A B C をとる.ただし, 4 O A B C は同一平面上にはないとする. 3 O A C が定める平面 OAC と平面 OAB のなす角を α とし,平面 OAB と平面 OBC のなす角を β とし,さらに平面 OBC と平面 OAC のなす角を γ とする.また, a=BOC b= COA c= AOB とする.以下の問いに答えなさい.

(1) 平面 OAB 上に点 P を,直線 CP が平面 OAB と直交するようにとる.また,直線 OA 上に点 F を,直線 PF が直線 OA と直交するようにとる.直線 OA と直線 CF が直交することを示しなさい.

(2) 四面体 OABC の体積を sin b sin c および sin α を用いて表しなさい.

(3) 以下の等式が成り立つことを示しなさい.

sinα sina = sinβ sinb = sinγ sinc

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都市教養(数理科学)学部

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【1】 以下の問いに答えなさい.

(1)  x=tan θ とおくことにより,定積分 01 1 1+x 2 dx の値を求めなさい.

(2)  k 0 以上の整数とし, x を実数とする.次の不等式が成り立つことを示しなさい.

-x2 k+2 11+ x2 - n=1 k+1 ( -x2 )n -1 x2 k+2

(3)  01 n=1 k+1 ( -x2 )n -1 dx= n= 1k+ 1 (-1 )n -12 n-1 であることと,(1)および(2)を利用して,無限級数 n= 1 (-1 )n -12 n-1 の和を求めなさい.

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都市教養(数理科学)学部

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【2】  a b ( a,b ) (0, 0) をみたす 0 以上の実数とし, xy 平面上の 2 A ( 0,a ) および B ( b,0 ) を頂点とする正方形を ABCD とする.ただし,点 C または点 D は第 1 象限にあるとする.以下の問いに答えなさい.

(1) 点 C D の座標をそれぞれ求めなさい.また,正方形 ABCD の周および内部が連立不等式

{ 0x 0y y-2 x+4

の表す領域に含まれるとき,点 ( a,b ) の動く範囲を座標平面上に図示しなさい.

(2) 点 ( a,b ) が(1)で求めた範囲を動くとき,正方形 ABCD の面積 S が最大となるような ( a,b ) を求めなさい.また,そのときの S の値を求めなさい.

(3) 点 ( a,b ) が(1)の範囲を動き,点 C または点 D のうち少なくとも一方が直線 y =-2 x+4 の上を動くとき.正方形 ABCD の面積 S が最小となるような ( a,b ) を求めなさい.また,そのときの S の値を求めなさい.

2018 首都大学東京 前期

都市教養(数理科学)学部

易□ 並□ 難□

【3】 以下の問いに答えなさい.

(1) 正の整数 p q f および整数 r が次の関係をみたしているとする.

p=f q+r

 ただし, 0r <q とする.このとき整数 d p q の公約数であることと, d q r の公約数であることは同値であることを示しなさい.

(2) 正の整数 k m の最大公約数を gcd (k ,m ) で表す. p q を, p>q をみたす正の整数とする.また, n2 とし, 2n -1 個の正の整数 f1 f 2 fn -1 r 1 r 2 rn が次の関係をみたしているとする.

p=r 1

q=r 2

r1 =f1 r2 +r3 r3 <r2

r2 =f1 r3 +r4 r4 <r3

rn- 2= fn-2 r n-1 +rn rn <rn -1

rn- 1=f n-1 rn

このとき, gcd( p,q) =gcd (rj ,rj +1 ) j=1 2 n- 1 が成り立つことを j に関する数学的帰納法で示しなさい.

(3)  p q を互いに素な正の整数とする.このとき, ap +bq =1 をみたす整数 a b が存在することを示しなさい.

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