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2019 お茶の水女子大学 後期

理学部

易□ 並□ 難□

【1】 実数 k に対して方程式 xy =k の表す座標平面上の図形を Ck とする.実数全体で定義された連続関数 f (x) について, y=f( x) のグラフ C が,どの実数 k に対しても Ck とちょうど 1 つの共有点をもつとき,関数 f( x) は条件(A)を満たすということにする.

(1)  C0 C1 C-1 を座標平面上に図示せよ.

(2) 条件(A)を満たす関数 f (x) について, x0 のとき f (x) 0 となることを示せ.

(3) 条件(A)を満たす関数 f (x) について, x0 のとき f( x) の符号は x によらず一定であることを示せ.

(4)  a b を実数とする. 2 次関数 g (x) =x2+a x+b が条件(A)を満たすための a b の条件を求めよ.

(5) 条件(A)を満たす関数 h( x) で次の条件(ⅰ),(ⅱ)をともに満たすものの具体例を 1 つ挙げよ.

(ⅰ)  0<|s |<| t| であるとき, 0<h (t) h(s ) が成り立つ.

(ⅱ)  limx- h (x)= 0 limx h( x)=0

2019 お茶の水女子大学 後期

文教育,生活科,理学部

易□ 並□ 難□

【2】  ▵ABC の辺 AB BC CA の長さをそれぞれ 3 1 2 とする.

(1) 辺 BC 上に B C とは異なる点 P をとり,辺 AB 上に A B とは異なる点 R をとる. BP の長さを t ∠BPR の大きさを θ とするとき, PR の長さ l t θ を用いた式で表せ.

(2) 辺 BC 上に B C とは異なる点 P をとり固定する.このとき, ▵PQR が正三角形となるような辺 CA 上の点 Q AB 上の点 R が存在することを示せ.

(3) (2)の正三角形 PQR について,その 1 辺の長さを l とする. l2 BP の長さ t を用いた式で表せ.

(4)  ▵ABC の各辺に頂点をもつ正三角形の 1 辺の長さの最小値を求めよ.

2019 お茶の水女子大学 後期

文教育,生活科,理学部

易□ 並□ 難□

【3】  0 以上の整数 m n に対して実数 Xm ,n が, X0,0 =0 と条件式

Xm,n = Xm-1 ,n+X m,n-1 2+1 m n> 0),

Xm,0 =X m-1,0 +12 m> 0),

X0,n =X 0,n-1 +12 n> 0

により定められているものとする.

(1) 正の整数 m に対して Xm ,0 を求めよ.

(2)  0 以上の整数 m n に対して

Xm,n =Xn, m

が成立することを, m+n=N とおいて N に関する数学的帰納法で示せ.

(3)  m+1n である 0 以上の整数 m n に対して,次の不等式が成立することを示せ.

Xm+1 ,n Xm,n+1

(4)  m+1n である 0 以上の整数 m n に対して,次の不等式が成立することを示せ.

Xm+1 ,nX m,n+1 +2

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