2019 鳥取大学 後期工学部

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2019 鳥取大学 後期工学部

易□ 並□ 難□

【1】 正方形 ABCD 4 つの頂点間を移動する点 P は,次の規則により 4 頂点の間を移動する.ただし,頂点 A B C D は,この順に反時計回りに並んでいるものとする.

・点 P は初め頂点 A にある.

・さいころを 1 回ふる毎に, 1 の目が出れば動かず, 2 の目が出れば反時計回りに隣り合う頂点に, 3 の目が出れば時計回りに隣り合う頂点に, 4 5 6 のいずれかの目が出れば対角線上にある頂点に,それぞれ移動する.

 さいころを n 回ふったとき,点 P が各点 A B C D にある確率をそれぞれ an bn cn dn n=0 1 2 とするとき,以下の問いに答えよ.

(1)  an+ 1 bn+ 1 cn+ 1 dn+ 1 をそれぞれ an bn cn dn を用いて表せ.

(2)  xn= an+ cn yn= bn+ dn とおくとき, xn yn n=0 1 2 をそれぞれ求めよ.

(3)  an bn cn dn n=0 1 2 をそれぞれ求めよ.

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易□ 並□ 難□

【2】 異なる複素数 a b c について,複素数平面上の 3 A (a ) B (b ) C (c ) がこの順に反時計回りの位置にある. w=cos 23 π +isin 23 π とするとき,次の問いに答えよ.

(1)  w2+ w+1 の値を求めよ.

(2) 三角形 ABC が正三角形であれば, a+w b+w2 c= 0 が成り立つことを示せ.

(3) 任意の三角形 ABC について,その外側に各辺を 1 辺とする正三角形 CBD ACE BAF をつくり,それぞれの正三角形の重心を X Y Z とする.このとき,三角形 XYZ は正三角形であることを示せ.

(4) (3)の三角形 XYZ の重心は,三角形 ABC の重心と一致することを示せ.

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易□ 並□ 難□

【3】  xy 平面上の曲線 C y=x - 1x x>0 と直線 l y=k x について,次の問いに答えよ.ただし, k>1 とする.

(1) 曲線 C 上の点 P (t ,t- 1t ) t>0 と直線 l との距離 f t k を用いて表せ.

(2) 点 P が曲線 C 上を動くとき,(1)で求めた距離 f の最小値 g k を用いて表せ.

(3) 実数 k k >1 の範囲を動くとき,(2)で求めた g 2 乗の値 g 2 の最大値を求めよ.

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易□ 並□ 難□

【4】 原点 O を中心とする半径 3 の円 C の外側に接する半径 1 の円 C がある. C の中心を O とし, A B C の円周上の定点とする.最初は O A O B がこの順で, x 軸上に一直線上にある. C C に接しながら,滑ることなく C の周りを反時計回りに一回りして元の位置に戻るとする.以下の問いに答えよ.

(1) 円 C の中心 O θ だけ回転したとき,点 B の座標 ( x,y ) をそれぞれ θ で表せ.

(2)  C の周りを C が一回りして元の位置に戻るとき, B が描く曲線の長さを求めよ.

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