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2019 高知工科大学 AO経済・マネジメント学群

易□ 並□ 難□

【1】 次の各問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.

(1) 和 1 12 + 1 23 + 1 34 + + 12018 2019 を計算せよ.

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【1】 次の各問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.

(2)  x6- 64 を係数が実数の範囲で因数分解せよ.

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【1】 次の各問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.

(3)  n を正の整数とする.互いに区別のつかない n 個のボールを, 4 つの箱 A B C D に分けて入れる方法は何通りあるか.ただし,ボールが 1 つも入らない箱があってもよいものとする.

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【1】 次の各問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.

(4)  n を正の整数とし,さいころを n 回投げる. n 回目にはじめて5以上の目が出る確率を求めよ.

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【1】 次の各問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.

(5)  x=1 +i は方程式 x3 5x 2+8 x6 =0 1 つの解である.この方程式の他の解をすべて求めよ.

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【1】 次の各問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.

(6)  tan2 15 ° の値を求めよ.

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【1】 次の各問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.

(7)  xy 平面上の放物線 y=x 2 上に 3 O (0 ,0) A B があり,三角形 OAB 1 辺の長さが a の正三角形である. a の値を求めよ.

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【1】 次の各問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.

(8) 曲線 y =| x24 | 0x 3 x 軸, y 軸,直線 x =3 で囲まれる 2 つの図形の面積の和を求めよ.

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【1】 次の各問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.

(9)  2 つの空間ベクトル a= (1, 2,2 ) b =(3 ,4,5 ) の両方に垂直で,大きさが 1 である空間ベクトルを 1 つ求めよ.

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【1】 次の各問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.

(10)  a1 =1 an+ 1=2 an +3 n1 で定まる数列の一般項 an を求めよ.

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【1】 次の各問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.

(11)  3 次の項の係数が 1 3 次関数 f( x) がある. y=f (x ) のグラフは原点 ( 0,0 ) を通り,点 ( 1,1 ) において直線 y =1 と接する. f( x) を求めよ.

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【1】 次の各問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.

(12) 和 k= 16 kk 10 で割った余りを求めよ.

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【2】  a b は実数の定数とする. x についての方程式

4x+ a2 x+1 +4 a2 b=0 (*)

を考える.次の各問に答えよ.

(1) (*)が x =1 を解にもつとき, a b の満たす関係式を求めよ.

(2) (*)が x=log2 3 を解にもつとき, a b の満たす関係式を求めよ.

(3) (*)が x=1 log2 3 を解にもつとき, a b の値を求めよ.

(4)  t についての 2 次方程式

t2 +2a t+4 a2 -b= 0 (**)

が相異なる 2 つの実数解をもつための a b の条件を求めよ.

(5)  x についての方程式(*)が相異なる 2 つの実数解をもつための a b の条件を求めよ.

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【3】 素数は無限に存在することを以下のように2部に分けて証明した.これを読み,後の問に答えよ.

第1部自然数(正の整数)全体の集合を A で表す. A の部分集合 B が有限個の要素からなるとき, B の要素の個数を n ( B) で表す. A の部分集合 B C が有限個の要素からなるとき

n( BC )=n ( B)+ n( C) n( BC )

であるから,とくに

n( BC ) n( B)+ n( C)

が成り立つ.同様に, A の部分集合 B1 B2 Br が有限個の要素からなるとき

n( B1 B2 Br ) n (B 1) + n( B2) + +n( Br )

が成り立つことがいえる.

第2部第1部を踏まえ,素数は無限に存在することを背理法によって証明する.

 素数が有限個しかないと仮定し,それらを小さい順に p1 p2 pr r は素数の個数)とする.例えば p1= 2 p2 =3 p3 =5 であり,また pr は(存在していると仮定している)最大の素数である.(ア) i =1 2 r に対し, pi2 の倍数である自然数全体の集合を S i とする. Si A である. c=p 1p 2 pr とおき, c 以下の自然数全体の集合を T とする. TA である.

  n>c をみたす任意の自然数 n に対して, n p i2 で割り切れるような番号 i がとれる.なぜなら, n の素因数分解は

n=p 1e1 p2 e2 pre r e1 e2 er 0 以上の整数)

の形になるが,どの i についても n pi2 で割り切れないと仮定すると, e1 e2 er はすべて 1 以下となるので n p1 p2 pr が成り立つことになり,(イ)矛盾が生じるからである.よって n> c のとき, nS i となる番号 i がとれる.

  A の部分集合 B と自然数 k に対して, B の要素のうち k 以下であるもの全体を B (k ) で表す(例えば A( k) ={ 1,2, ,k } である).すると k 以下の自然数 n に対して, nc なら n T (k ) n>c ならある番号 i について n Si ( k) である.

 よって

A( k) =S1 (k ) S2 (k ) Sr (k ) T( k)

が成り立つ.すると より,任意の自然数 k に対して

k=n (A (k ) ) (ウ) i=1 rn (S i( k) ) +n (T (k) ) i=1 r k p12 +c =k i= 1r 1 pi2 +c

 すなわち

1 i =1r 1 pi2 + ck

が成り立つ.しかし, pi< d i=1 2 r をみたす自然数 d をとると

i=1 r 1 pi2 < j= 2d 1 j2 < j =2d 1 j( j-1) = j= 2d ( 1j-1 - 1j ) =1- 1d

なので,不等式 (エ) k> cd のとき成り立たず,矛盾が生じる.

[設問]

(1) 不等式 に関して次の問に答えよ. 20 以下の自然数のうち, 2 の倍数からなる集合を P 3 の倍数からなる集合を Q とする. n( P)+ n( Q) n (P Q ) をそれぞれ求め,どちらが大きいか述べよ.

(2) (1)に加えて, 20 以下の自然数のうち, 5 の倍数からなる集合を R とする. n( P)+ n( Q)+ n( R) n (P QR ) をそれぞれ求め,どちらが大きいか述べよ.

(3) 不等式 について, r=3 のときは 2 回使って

n( B1 B2 B3) =n ( (B1 B2 ) B3) n( B1 B2) +n( B3 ) n (B 1)+ n( B2) +n( B3)

と導かれる.ここで,図1の斜線部 B 1B 2B 3 は図2の斜線部 B1 B2 と図3の斜線部 B3 の和集合であることを使った.

2019年高知工科大AO経済・マネジメント【3】の図2019年高知工科大AO経済・マネジメント【3】の図2019年高知工科大AO経済・マネジメント【3】の図
図1: B1 B2 B3 図2: B1 B2 図3: B3

を導いたのと同様の考え方を用いて, r=4 の場合に示せ.

(4) 下線部(ア)に関して, S1 の要素のうち, 50 以下のものをすべて挙げると

4 8 12 16 20 24 28 32 36 40 44 48

である.第2部で導入した記号を用いてかくと

S1 (50 )= {4, 8,12, 16,20,24 ,28,32, 36,40, 44,48 }

である. S2 の要素のうち, 50 以下のもの(つまり S2 (50 ) の要素)をすべて挙げよ.

(5) 下線部(ア)に関して, S3 の要素のうち,50以下のもの(つまり S3 (50 ) の要素)をすべて挙げよ.

(6) 下線部(イ)の理由をわかりやすく説明せよ.

(7) 下線部(ウ)について, n( Si (k ) )=a とおく. Si (k ) の要素のうち,最大のものを a pi を用いて表せ.さらに, n( Si (k ) ) k pi2 となる理由をわかりやすく説明せよ.

(8) 下線部(エ)の理由をわかりやすく説明せよ.

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