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2019 慶応義塾大学 環境情報学部

2月18日実施

易□ 並□ 難□

【1】 点 ( x,y ) は,任意の実数 θ1 θ 2 に対して

{ c=cos θ1 +cos θ2 y=cos 2 θ1+ cos2 θ2

をみたしている.このとき, xy 平面において点 ( x,y ) の存在しうる領域は

{ (1) (2) x (3) (4) y (5) x2+ (6) (7) y (8) x2+ (9) x + (10) (11) y (12) x2- (13) x+ (14) (15)

であり,その面積は (16) (17) (18) (19) である.

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易□ 並□ 難□

【2】  1 1 メートルの立方体の箱 ABCD EFGH がある.この箱は中空で,面 ABCD と面 EFGH は透明な素材でできていて光を通すが,その他の面は光を通さない.また,面の厚みは考慮しないことにする.

 いま,対角線 AG が平面 P と垂直になるように平面 P の上方にこの箱をおいた.

2019年慶応義塾大環境情報学部【2】2019133380702の図

平面 P が真上から垂直に光で照らされるとき,平面 P 上にできる立方体の影の外周は, (20) 角形になり,その影の面積は, (21) (22) (23) (24) 平方メートルである.

 ここで,頂点 A C G E をすべて含む平面を Q とし,対角線 AG の中点を O とする.次に,平面 P および Q を固定し,点 O を中心に,頂点 A C G E を平面 Q 上に保ちながら,立方体を図のように 90 ° 回転した.回転後に平面 P 上にできる立方体の影の面積は, (25) (26) (27) (28) (29) (30) 平方メートルである.

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易□ 並□ 難□

【3】  xy 平面上で,原点を中心とする半径 1 の円 x 2+y 2=1 の周上の点 P ( a,b ) 2 次曲線 y =x2 +px +q が接している.すなわち点 P での円の接線と 2 次曲線の接線が一致している.点 P が第 1 象限にあり, b a= 1 3 とする.このとき

p= (31) (32) (33) (34) q= (35) (36) (37) (38)

である.また, 2 次曲線,円周の第 1 象限の部分, y 軸で囲まれる部分の面積は

(39) (40) (41) (42) (43) (44) + (45) (46) (47) (48) π

である.

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易□ 並□ 難□

【4】 この問題では 2 進法で数を表記する場合には, 101( 2) のように,添字に ( 2) と書くことにする.添字のない数はすべて 10 進法表記の数である.また,解答欄に書く数字はすべて 10 進法表記で書くものとする.

(1)  6 桁の 2 進法表記の数の中で, 101010( 2) のように 1 3 つ使われる数は (49) (50) 個ある.なお,数の表記では先頭の 0 は省略するため, 001101( 2) 6 桁の数ではなく 4 桁の数 1101 (2 ) である.

(2)  10 桁の 2 進法表記の数の中で 1 4 つ使われる数をすべて合計すると (51) (52) (53) (54) (55) である.

(3)  1000 以下の正の整数のうち, 2 進法で表記すると 1 4 つ使われる数は (56) (57) (58) 個ある.

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2019年慶応義塾大環境情報学部【5】2019133380705の図

【5】 図のように, 1 つの正方形の中に,半径の異なる 3 種類の円が合計 10 個配置されている.

 円 A1 A2 は半径が同じ R で,それぞれ図のように正方形の 2 辺に内接している.円 B1 B2 B 3 B4 B5 B6 は半径が同じ r で,円 B1 B2 は接し,図のように両方とも円 A1 に内接し円 A2 に外接している.円 B3 B4 は接し,図のように両方とも円 A1 A2 に内接している.円 B5 B6 は接し,図のように両方とも円 A1 に外接し円 A 2 に内接している.円 C1 C2 は半径が同じ r で,それぞれ図のように正方形の 2 辺に内接し,円 A1 A2 に外接している.なお,円 B1 B 2 B5 B6 は正方形の辺に接していない.

 このとき,正方形の 1 辺の長さを s とすると

{ R= (59) (60) (61) (62) r s= ( (63) (64) R+ (65) (66) r) (67) (68) r= (69) (70) +10+ (71) (72) (73) (74)+5 10 (75) (76) r

である.



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易□ 並□ 難□

【6】 次のような 2 人で行うゲームがある.プレイヤーには L F という 2 つの選択肢が与えられる.一方が L を選び,他方が F を選んだ場合, L を選んだ方は 3 点, F を選んだ方は 1 点を獲得する.両方ともに L を選んだり,両方共に F を選んだりした場合,両者の得点はともに 0 点であるとする.いま, A B 2 人がこのゲームを行い, xy 平面上の点によって両者の得点を表すことにする. A の得点を x B の得点を y とすると,このゲームで実現する点 ( x,y )

(3 ,1) ( 1,3) ( 0,0 )

3 点である.

 このとき, A B ともに L を選ぶと 0 点となるので, L を選ぶことは必ずしも得策ではない.そこで, A および B L を選ぶ確率をそれぞれ p および q としてみる. p q を自由に動かしたときの A の得点の期待値を x B の得点の期待値を y とすると,点 ( x,y ) の集まりは,原点と ( 3,1 ) を結ぶ線分,原点と ( 1,3 ) を結ぶ線分,および ( 3,1 ) ( 1,3 ) を結ぶある曲線 Z で囲まれる領域となる.ただし,境界線を含む.

(1) 曲線 Z 上の点 ( x,y )

(x+ (77) (78) y) (79) (80) = (81) (82) ( x+ (83) (84) y+ (85) (86) )

をみたす.

(2)  x 軸と平行な直線が曲線 Z と接するとき,その接点は ( (87) (88) (89) (90) , (91) (92) (93) (94) ) である.

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