2021 慶応義塾大学 理工学部MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2021 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【1】  t を実数とし,座標平面上の直線 l (2t2 -4t+2 )x -( t2+2) y +4t +2 =0 を考える.

(1) 直線 l t の値によらず,定点を通る.その定点の座標は (ア) である.

(2) 直線 l の傾きを f( t) とする. f(t ) の値が最小となるのは t= (イ) のときであり,最大となるのは t= (ウ) のときである.また, a を実数とするとき, t に関する方程式 f( t)=a がちょうど 1 個の実数解をもつような a の値をすべて求めると, a= (エ) である.

(3)  t が実数全体を動くとき,直線 l が通過する領域を S とする.また, k を実数とする.放物線 y= 12 (xk) 2+1 2 (k-1) 2 が領域 S と共有点を持つような k の値の範囲は (オ) k (カ) である.

2021 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【2】(1) 複素数 α α2 +3α+3 =0 を満たすとする.このとき, (α+ 1)2 (α+2 )5= (キ) である.また, (α+ 2)s (α +3)t =3 となる整数 s t の組をすべて求め,求める過程とともに解答欄(1)に記述しなさい.

(2) 多項式 ( x+1)3 (x +2)2 x2 +3x+3 で割ったときの商は (ク) 余りは (ケ) である.また, (x+1 )2021 x2 +3x+3 で割ったときの余りは (コ) である.

2021 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【3】  n を自然数とする. 1 個のさいころを繰り返し投げる実験を行い,繰り返す回数が 2n+ 1 回に達するか, 5 以上の目が 2 回連続して出た場合に実験を終了する.下の表は, n=2 の場合の例である.例 a では, 5 以上の目が 2 回連続して出ず, 5 回で実験を終了した.例 b では, 5 以上の目が 2 回連続して出たため, 3 回で実験を終了した.

  1 回目 2 回目 3 回目 4 回目 5 回目
a 2021年慶応大理工学部【3】2021133380303の図 2021年慶応大理工学部【3】2021133380303の図 2021年慶応大理工学部【3】2021133380303の図 2021年慶応大理工学部【3】2021133380303の図 2021年慶応大理工学部【3】2021133380303の図
b 2021年慶応大理工学部【3】2021133380303の図 2021年慶応大理工学部【3】2021133380303の図 2021年慶応大理工学部【3】2021133380303の図

この実験において, A を「 5 以上の目が 2 回連続して出る」事象,非負の整数 k に対し Bk を「 5 未満の目が出た回数がちょうど k である」事象とする.一般に,事象 C の確率を P( C) C が起こったときの事象 D が起こる条件付き確率を PC (D ) と表す.

(1)  n=1 のとき, P(B 1)= (サ) である.

(2)  n=2 のとき, PB2 (A) = (シ) である.

以下, n1 とする.

(3)  PBk (A)= 1 となる k の値の範囲は, 0kKn と表すことができる.この Kn n の式で表すと Kn = (ス) である.

(4)  pk=P (ABk ) とおく. 0kK n のとき, pk を求めると pk = (セ) である.また, Sn= k=0 Knk pk とおくと limn Sn= (ソ) である.

2021 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【4】(1)  a 0<a 12 を満たす定数とする. x0 の範囲で不等式

a(x- x24 )log (1+a x)

が成り立つことを示しなさい.

(2)  b を実数の定数とする. x0 の範囲で不等式

log(1+ 12 x)b x

が成り立つような b の最小値は (タ) である.

(3)  n k を自然数とし,

I(n, k)=lim t+0 0k n log(1+ 12 tx )t( 1+x) dx

とおく. I(n, k) を求めると, I(n, k)= (チ) である.また

limn 1n k=1n I(n ,k)= (ツ)

である.

2021 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【5】 座標平面上で,原点 O を通り, u= (cosθ, sinθ) を方向ベクトルとする直線を l とおく.ただし, -π2 <θ π2 とする.

(1)  θπ 2 とする.直線 l の法線ベクトルで, y 成分が正であり,大きさが 1 のベクトルを n とおく.点 P (1,1 ) に対し, OP= su +tn と表す. a=cosθ b=sinθ として, s t のそれぞれを a b についての 1 次式で表すと s= (テ) t= (ト) である.

P (1,1 ) から直線 l に垂線を下ろし,直線 l との交点を Q とする.ただし,点 P が直線 l 上にあるときは,点 Q P とする.以下では, -π2 <θ π2 とする.

(2) 線分 PQ の長さは, θ= (ナ) のとき最大となる.

さらに,点 R (-3, 1) から直線 l に垂線を下ろし,直線 l との交点を S とする.ただし,点 R が直線 l 上にあるときは,点 S R とする.

(3) 線分 QS 1:3 に内分する点を T とおく. θ - π2<θ π2 を満たしながら動くとき,点 T (x,y ) がえがく軌跡の方程式は (ニ) =0 である.

(4)  PQ2+RS 2 の最大値は (ヌ) である.

inserted by FC2 system