2022 筑波大学 推薦医学群医学類

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2022 筑波大学 推薦医学群

医学類 課題II

易□ 並□ 難□

【1】 次の問に答えなさい.

問1 平面上におけるベクトル a =( -7,1 ) b =(4 ,3) について,以下の小問に答えなさい.

(小問1) ベクトル a および b をベクトル x = (-1 ,2) y =(- 2,1 ) を用いて表わしなさい.

(小問2) ベクトル a b のなす角 θ を求めなさい.ただし, 0 ° <θ< 180 ° とする.

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医学類 課題II

易□ 並□ 難□

【1】 次の問に答えなさい.

問2 次の両条件をみたす球面 S の方程式を求めなさい.

・球面 S の中心 C は原点 O と点 D (1, -1,4 ) を通る直線上にあり,中心 C は原点 O に一致しない.

・ベクトル OD に垂直な直線は球面 S の中心 C および球面 S 上の点 P (5, -7,6 ) を通る.

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医学類 課題II

易□ 並□ 難□

【2】 次の問に答えなさい.ただし,小数点第 3 位まで求めること.

検査 X 検査 Y
患者 1 4.6 89
患者 2 5.5 91
患者 3 6.8 138
患者 4 7.9 180
患者 5 10.2 202

問1  5 人の患者の検査 X と検査 Y の計測結果は右の表の通りであった.

患者 i i=1 5 の検査 X の検査値を x i 患者 i の検査 Y の検査値を y i とする.右記の計測結果に基づき,未知の患者 n の検査 Y の検査値 y n を検査値 x n に基づき次の式 で推定する.

yn= Axn +B A= Cov( X,Y) σX 2 B=μ Y-A μX X=( x1, ,x 5) Y=( y1, ,y 5)

ここで,それぞれ μ X x i の平均, μY y i の平均, σX 2 x i の分散, Cov( X,Y ) X Y の共分散を表す.このとき,以下の問いに答えなさい.

表の 5 人の患者の検査結果を全て利用して,未知の患者 n の検査値 Y の値を検査値 X の値から推定する式 を作成しなさい.また,検査値 X の値が 7.0 の患者について予測される検査値 Y の値を求めなさい.

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医学類 課題II

易□ 並□ 難□

【2】 次の問に答えなさい.ただし,小数点第 3 位まで求めること.

問2 ある人が特定の疾患 D に罹患しているかどうかを検査 T に基づいて調べたい.ここで,人には個体差があり,真に疾患 D に罹患している人全員が検査 T で陽性になるとは限らない.同様に,検査の精度には限界があり,検査 T で陽性になった人全員が疾患 D に罹患しているとは限らない.

各単語の定義は以下の通りとする.

感度:真に疾患 D に罹患している人のうち検査 T で陽性になる人の割合

特異度:真に疾患 D に罹患していない人のうち検査 T で陰性になる人の割合

陰性的中率:検査 T で陰性になる人のうち真に疾患 D に罹患していない人の割合

このとき,以下の小問に答えなさい.

(小問1)  100 人に 1 人が疾患 D に罹患していることが知られており,検査 T の感度が 99 % かつ陰性的中率が 99 % であると仮定する.検査 T を受けて陽性だったとき,真に疾患 D に罹患している条件付き確率を求めなさい.

(小問2)  100 人に 1 人が疾患 D に罹患していることが知られており,検査 T の感度が 99 % かつ特異度が 99 % であると仮定する.検査 T を受けて陽性だったとき,真に疾患 D に罹患している条件付き確率を求めなさい.

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医学類 課題II

易□ 並□ 難□

2022年筑波大推薦医学軍課題2【3】2022101620505の図

【3】 図のように,半径 1 の円 C の周りに,互いに半径の等しい n 個の円 C1 C2 Cn が外接し,さらに,円 C 1 C 2 C 2 C 3 C n-1 C n C n C 1 が互いに外接して,ちょうど 1 周して円 C を囲む.互いに半径の等しい n 個の円 C1 C2 Cn の半径を r n とするとき,次の問に答えなさい.

問1  rn n π を用いて表しなさい.

問2 次を証明しなさい.

limn nr n=π

問3 次の極限値を求めなさい.

limn n( π-n rn )

必要ならば次を用いてもよい. 0<θ < π2 のとき, θ- 16 θ 3<sin θ< θ

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