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【2】 重さを測りたい物体があり,つのてんびんと複数の分銅を使って物体の重さを推定したいとする.重さがの分銅を重い方から順番に使って,物体の重さを推定するとし,小数点以下は切り捨てて推定した値をとする.ただし,は正の整数であり,は整数でないとする.また,用いる分銅の重さはすべて異なるとする.
の場合の具体例を考える.物体をてんびんの左の皿に載せ,重さがの分銅を順番に用いながら,てんびんの右の皿に載せるか載せないかで物体の重さを推定する.である場合,以下のようにの推定値を求めることができる.
Step1:の物体と,重さの分銅を比較する.であるので,重さの分銅はてんびんの右の皿に載せたままにし,残す分銅の合計をとする.
Step2:の物体と,重さとの分銅の合計を比較するとであるので,重さの分銅はてんびんの右の皿から降ろし,残す分銅の合計をとする.
Step3:の物体と,重さとの分銅の合計を比較するとであるので,重さの分銅はてんびんの右の皿に載せたままにし,残す分銅の合計をとする.
以上の回のStepによりであることが分かる.したがって,物体の重さの推定値はとなる.
これらのことを踏まえて,以下の問いに答えなさい.回答欄に(1),(2)を記載すること.
(1) とし,重さが未満の物体の重さの推定値を求めたいとする.つのてんびんと重さがの分銅を順番に使って,上記の具体例のように推定値を求める.物体の重さが未知である場合に,となるようなはどのように求められるか,Step1,Step2,Step3の手順で記述しなさい.ただし,Stepにおいて,てんびんの左側の皿に載せる物体の重さと右側の皿に載せた分銅の合計の重さのどちらが大きいかで場合分けを行い,それに対し,てんびんの右側の皿に残す分銅の重さの合計値についてを使って記述しなさい.とするが,Step1でを記述するためにを用いなくても良い.
(2) 物体の重さがをみたしているとするこのとき,重さの分銅を使ってとなるを求めたい.(1)の手順を一般化することでを推定した値がどのように求められるか,手順を記述しなさい.