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複素数のうち実部も虚部も整数であるものをガウス整数と呼ぶ.特に実部も虚部も正整数のとき,そのガウス整数は“正である"ということにする.虚数単位をとする.
(1) 以上の整数のうち,ガウス整数の絶対値の乗となるものを,小さい方から順に個求めよ.
整数はと表せる.同じように整数をつのガウス整数の積で表す方法を考える.
(2) ガウス整数がかつを満たすとき,絶対値の組として考えられるものをつ求めよ.
(3) 整数をつのガウス整数の積で表す方法を考える.つのガウス整数のうち少なくとも一方が正であるような表し方を通り求めよ.ただし,積の順序を入れ替えただけの表し方は同一のものと考える.
からの目があるサイコロを使ったゲームを行う.プレイヤーは初め数直線上のの位置にいて,以下のルールに従って移動する.
プレイヤーがの位置にいるとき,サイコロを振って
・出た数がより大きければに移動
・出た数が以下ならばに移動
プレイヤーがかに到達した時点でゲームを終了する.
(1) サイコロを回振ってゲームが終了する確率は
(2) サイコロを回振ってゲームが終了する確率を求める.回でゲームが終了するためには,回後の位置がかでなければならない.回後の位置がである確率をである確率をとすると
が成り立つ.また,またはの状態からサイコロを回振って位置がまたはになる確率を考えると,とは漸化式
を満たすから
が成り立つ.したがって