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2024-10267-0101
2024 東京工業大学 前期
配点60点
易□ 並□ 難□
【1】 x⁣y 平面上の曲線 y= 12 ⁢x2 に,点 (a, 12 ⁢a2) (a> 0) で接する円のうち, y 軸の正の部分にも接するものを Sa とおく. a が正の実数を動くときの Sa の中心の軌跡を C , とくに S1 の中心を P とする.
(1) 点 P の座標を求めよ.
(2) 点 P における曲線 C の接線の傾きを求めよ.
2024-10267-0102
【2】 実数全体を定義域にもつ微分可能な関数 f⁡( t), g⁡(t ) が次の 6 つの条件を満たしているとする.
f′⁡( t)=-f⁡ (t)⁢ g⁡(t ), g′⁡( t)={ f⁡(t) }2 ,
f⁡(t) >0, |g⁡( t)|< 1, f⁡(0) =1, g⁡(0) =0.
このとき,
p⁡(t) ={f⁡ (t)} 2+{g ⁡(t)} 2, q⁡(t) =log⁡1 +g⁡(t) 1-g⁡( t)
とおく.
(1) p′⁡( t) を求めよ.
(2) q′⁡( t) は定数関数であることを示せ.
(3) limt→ ∞g⁡(t ) を求めよ.
(4) f⁡(T) =g⁡(T ) となる正の実数 T に対して,媒介変数表示された平面曲線 (x, y)=(f ⁡(t), g⁡(t) ) (0≦ t≦T) の長さを求めよ.
2024-10267-0103
【3】 x⁣y 平面上に,点 A (a,0 ), B (0,b ), C (-a,0 ) (ただし 0<a <b) をとる.点 A , B を通る直線を l とし,点 C を通り線分 BC に垂直な直線を k とする.さらに,点 A を通り y 軸に平行な直線と直線 k との交点を C1 とし,点 C1 を通り x 軸に平行な直線と直線 l との交点を A1 とする.以下, n=1 , 2, 3, ⋯ に対して,点 An を通り y 軸に平行な直線と直線 k との交点を Cn +1, 点 Cn +1 を通り x 軸に平行な直線と直線 l との交点を A n+1 とする.
(1) 点 An , Cn の座標を求めよ.
(2) ▵C BAn の面積 Sn を求めよ.
(3) limn→∞ B AnBC を求めよ.
2024-10267-0104
【4】 n を正の整数とし, C1 ,⋯ , Cn を n 枚の硬貨とする.各 k=1 ,⋯ , n に対し,硬貨 Ck を投げて表が出る確率を pk , 裏が出る確率を 1-p k とする.この n 枚の硬貨を同時に投げ,表が出た硬貨の枚数が奇数であれば成功,というゲームを考える.
(1) pk= 13 (k=1 ,⋯ , n) のとき,このゲームで成功する確率 Xn を求めよ.
(2) pk= 12⁢(k +1) (k=1 ,⋯ , n) のとき,このゲームで成功する確率 Yn を求めよ.
(3) n=3⁢m (m は正の整数)で, k=1, ⋯, 3⁢m に対して
pk={ 13⁢m (k= 1,⋯ ,m ) 23⁢ m (k= m+1, ⋯,2 ⁢m) 1m (k= 2⁢m+1 ,⋯, 3⁢m)
とする.このゲームで成功する確率を Z3⁢ m とするとき, limm→∞ Z3⁢m を求めよ.
2024-10267-0105
【5】 整数の組 (a, b) に対して 2 次式 f⁡( x)=x2 +a⁢x+b を考える.方程式 f⁡( x)=0 の複素数の範囲のすべての解 α に対して αn =1 となる正の整数 n が存在するような組 (a, b) をすべて求めよ.