2024 慶応義塾大学 理工学部

Mathematics

Examination

Test

Archives

2024 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【1】(1)  2024 の約数の中で 1 番大きいものは 2024 だが, 6 番目に大きいものは (ア) である. 2024 6 乗根に最も近い自然数は (イ) である.

2024 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【1】(2) 関数 f (x) は実数全体で定義されており, x2 において

23 -13 xf (x) 2-x

を満たしているものとする.数列 {a n} は漸化式

an+1 =an+f (an )

を満たしているものとする.

(ⅰ)  a12 ならば,すべての自然数 n に対して a1 an 2 となることを証明しなさい.

(ⅱ)  a12 ならば, a1 の値によらず limn an =2 となることを証明しなさい.

2024 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【2】  3 つのタイプのコインがある.タイプⅠは,両面に H が書かれている.タイプⅡは,両面に T が書かれている.タイプⅢは,片面に H もう片面に T が書かれている.袋の中にタイプⅠのコインが 1 枚,タイプⅡのコインが 2 枚,タイプⅢのコインが 3 枚入っている.袋の中からコインを 1 枚取り出す.

(1) 取り出したコインを投げたとき, H が出る確率は (ウ) である.

(2) 取り出したコインを投げて H が出たという条件の下で,そのコインがタイプⅢである条件付き確率は (エ) である.

(3) 取り出したコインを 2 回投げたときに 2 回とも T が出たという条件の下で,そのコインがタイプⅡである条件付き確率は (オ) である.

(4) 取り出したコインを 2 回投げたとき,その結果からコインのタイプが分かる確率は (カ) である.

(5)  n 2 以上の自然数とする.取り出したコインを n 回投げたとき,その結果からコインのタイプが分からない確率は (キ) である.

2024 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【3】 連続関数 f( x) f( x)>0 を満たし, 1x3 で単調に減少するものとする. a を実数とし, S

S= 03| f(x) -ax| dx

と定める.

(1)  I= 13f (x) dx と定める. I a を用いて S を表すと, af (3) 3 のとき S= (ク) となり, af( 1) のとき S=- (ク) となる.

(2)  a f(3) 3<a< f(1 ) を満たしているとき, 1<x<3 の範囲で方程式 f( x)-a x=0 は解をただ 1 つ持つことを証明しなさい.

(3)  a f(3) 3<a< f(1 ) を満たしているとする. 1<x<3 の範囲にある方程式 f( x)-a x=0 の解を x=t とおく.このとき, a を関数 f( x) と実数 t を用いて表すと a= (ケ) となる.また,関数 F( x)= 1x f(s) ds と, t に関する分数式 q( t)= (コ) を用いて, S=2F (t)- F(3) +q(t )f( t) と表される.

(4)  F(x ) を(3)で定めた関数, t0 1<t 0<3 を満たす実数とする. 1x3 を満たすすべての実数 x に対し F( x)-F (t0) (x-t 0)f (x) が成り立つことを証明しなさい.

(5)  p(x ) 1x 3 p (x) >0 を満たす分数関数とし, t0 1<t 0<3 を満たす実数とする. p(t 0)=0 かつ p (t0 )= (サ) ならば, 1x3 を満たすすべての実数 x に対し 2( x-t0) f(x )+p( x)f (x) 0 が成り立つ.

(6)  a= (シ) のときに, S は最小になる.

2024 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

2024年慶応義塾大理工学部【4】の図

【4】 平行六面体 OAGB‐CDEF において, OA= a OB= b OC= c とおき, |a |=1 |b |=2 |c |=2 ab =1 ac =-1 b c=0 とする.

(1) 三角形 OAB の面積は (ス) である.頂点 C から 3 O A B を通る平面に垂線を下ろし,この平面との交点を H とすると, CH= (セ) a + (ソ) b c である.四面体 OABC の体積は (タ) である.

 辺 OA t:1- t に内分する点を I OB の中点を J BF の中点を K とする.ただし, 0<t<1 とする.

(2)  JI JK= (チ) であり,三角形 IJK の面積は (ツ) である.

(3)  3 I J K を通る平面が辺 DE と共有点を持つのは, (テ) t<1 のときである.

2024 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

2024年慶応義塾大理工学部【5】の図

【5】 複素数平面上で,原点 O を中心とする半径 1 の円 C1 および C1 に内接する半径 r 0< r<1 の円 C2 を考える. C2 上に点 P を固定し, P の位置を表す複素数が 1 になるように C2 を配置する.時刻 t=0 から C2 C1 に沿ってすべることなく回転させる.ただし, C1 C2 の接点は C1 上を反時計回りに速さ 1 で移動するものとする.すなわち時刻 t0 における C1 C2 の接点を表す複素数は cost+ isint である.

(1)  P C1 上に位置するような時刻 t>0 で最小のものは t= (ト) である.

(2) 時刻 t0 における C2 の中心を表す複素数を w( t) P の位置を表す複素数を z( t) とすると, w(t )= (ナ) z(t) =w(t )+ (ニ) である.

(3) 時刻 0 から時刻 (ト) の間に P が動く道のりは (ヌ) である.

(4) 時刻 0 から時刻 t>0 の間に P が動く道のりを l( t) とすると, limt l (t)t = (ネ) である.

inserted by FC2 system