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1936-20007-0101
1936 第七高等学校
選抜試験
易□ 並□ 難□
【1】 x ,y に関する三つの方程式
{ (k -1) ⁢x+2 ⁢y=2 ⁢k-1 2⁢ x+4⁢ y=3⁢k ( 3⁢k- 2)⁢ x-2⁢y =k-2
が x , y の値の同じ組に対して成り立つやうに k の値を定めよ.又そのときの x , y の値を求めよ.
(編注) n-44007226によれば第三式は
(3⁢ k-1) ⁢x-2 ⁢y=k -2
1936-20007-0102
【2】 x⁢( 1-y) =y⁢( 1-z) =z⁢( 1-x ) なるときは x ⁢y⁢z =-1 なることを証明せよ.但し x , y ,z は互いに相等しからざるものとす.
1936-20007-0103
【3】 或人第一回目に初めの所持金の 15 を費し,第二回目にその残金の 15 を費し,第三回目には又第二回目の残金の 15 を費し,順次かくの如く費すとき初めて残金が初めの所持金の 1100 より小となるは何回の後なるか.但し log ⁡2=0.301 ⋯ .
1936-20007-0104
【4】 x ,y に間する連立方程式 a ⁢x2 +b⁢y 2=1 , x-y= 1 が二組の実根( x= x1 ,y= y1 )及び( x= x2 ,y= y2 )を有し,且つ x1+ x2=2 ⁢y1 ⁢y2 なる関係あるためには a 及び b の間に如何なる関係あるを要するか.又そのときの a , b の限界を求めよ.
1936-20007-0105
【5】 四辺形 ABCD に於て二辺 AB , CD の長さは何れも 3 糎,対角線 AC , BD の長さは何れも 5 糎なりとす.二辺 AD , BC の長さを夫々 x 糎, y 糎とするとき x +y の最小値及びそのときの四辺形の形を問ふ.
1936-20007-0106
【6】 定三角形 ABC の外接円に点 A に於て切する任意の円を画き,二辺 AB , AC (又はその延長)と交る点を夫々 D 及び E とす.今平行四辺形 ADFE を完成すれば F は定直線上にあり.之を証明せよ.
1936-20007-0107
【7】 三角形 ABC の辺 BC の中点を M とし,角 AMB , 角 AMC の二等分線が AB , AC と交る点を夫々 D ,E とすれば DE <BE+CE なることを証明せよ.
1936-20007-0108
【8】 与へられたる円内の与へられたる二点の各々を過り,此円の二つの平行なる弦を引き,その長さをして相等しからしめよ.