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1936-20014-0101
1936 浦和高等学校
選抜試験
易□ 並□ 難□
【1】 整式 5 ⁢x4 +(5 ⁢p+2 )⁢x 3+( 30⁢p+ 5)⁢ x2+ (5⁢ p+2) ⁢x+5 を整式 5 ⁢x3 +2⁢x 2-3⁢ x+2 にて割りたるときの剰余が完全平方式となる様に p の値を定めよ.
1936-20014-0102
【2】 公比 2 , 項数 10 なる等比級数の各項の 2 を底とせる対数の和は 25 なり.此等比級数の和を問ふ.
1936-20014-0103
【3】 a+b⁢ 3 なる形の数あり.ここに a , b は整数とす.整式 x 3+x 2+x+ 1 の x に 2 +3 を代入して得たる数と a +b⁢3 との和及び積は共に整数なりと云ふ.然るとき初めの数 a+ b⁢3 を求めよ.
1936-20014-0104
【4】 三角形 ABC の辺 BC の内側及び辺 AB , AC の外側に各辺を弦とし相似なる弓形を作り,底辺 BC の両端より此辺上の弓形の弧に切線 BD , CE を引き, BD と辺 AB 上の弓形の弧又は其共軛弧との交点を D とし, CE と辺 AC 上の弓形の弧又は其共軛弧との交点を E とすれば D ,A , E は一直線上にあることを証明せよ.
1936-20014-0105
【5】 一点 I に於て外切する二円の半径の比は 3 :1 なりとす. AB ,CD は二つの共通外切線にしてそれらの大円との切点は A ,C ; 小円との切点は B ,D なり.又 I に於ける共通内切線が AB , CD と交る点を夫々 E ,F とすれば両四辺形 ACFE , EFDB の面積の比如何.
1936-20014-0106
【6】 等速にて正北に航行中の一汽船が或る時刻に, 5.43 浬を距つる二つの島を進路と一つは 57⁢ ° , 他は 70⁢ ° をなせる方向に認めたり.それより 15 分の後に二島はちょうど正西に相重なりて見えたりと云ふ.此汽船の速さは毎時何浬(小数点第二位未満は四捨五入とす)なるか.但し tan ⁡57⁢ ° =1.5399 ,tan⁡ 70⁢ ° =2.7475 とす.