1936 浦和高等学校入学選抜試験MathJax

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1936 浦和高等学校

選抜試験

易□ 並□ 難□

【1】 整式 5 x4 +(5 p+2 )x 3+( 30p+ 5) x2+ (5 p+2) x+5 を整式 5 x3 +2x 2-3 x+2 にて割りたるときの剰余が完全平方式となる様に p の値を定めよ.

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【2】 公比 2 項数 10 なる等比級数の各項の 2 を底とせる対数の和は 25 なり.此等比級数の和を問ふ.

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【3】  a+b 3 なる形の数あり.ここに a b は整数とす.整式 x 3+x 2+x+ 1 x 2 +3 を代入して得たる数と a +b3 との和及び積は共に整数なりと云ふ.然るとき初めの数 a+ b3 を求めよ.

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【4】 三角形 ABC の辺 BC の内側及び辺 AB AC の外側に各辺を弦とし相似なる弓形を作り,底辺 BC の両端より此辺上の弓形の弧に切線 BD CE を引き, BD と辺 AB 上の弓形の弧又は其共軛弧との交点を D とし, CE と辺 AC 上の弓形の弧又は其共軛弧との交点を E とすれば D A E は一直線上にあることを証明せよ.

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【5】 一点 I に於て外切する二円の半径の比は 3 :1 なりとす. AB CD は二つの共通外切線にしてそれらの大円との切点は A C 小円との切点は B D なり.又 I に於ける共通内切線が AB CD と交る点を夫々 E F とすれば両四辺形 ACFE EFDB の面積の比如何.

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【6】 等速にて正北に航行中の一汽船が或る時刻に, 5.43 浬を距つる二つの島を進路と一つは 57 ° 他は 70 ° をなせる方向に認めたり.それより 15 分の後に二島はちょうど正西に相重なりて見えたりと云ふ.此汽船の速さは毎時何浬(小数点第二位未満は四捨五入とす)なるか.但し tan 57 ° =1.5399 tan 70 ° =2.7475 とす.

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