1936 東京高等学校入学選抜試験MathJax

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1936 東京高等学校

選抜試験

易□ 並□ 難□

【1】 甲乙丙三つの整式あり.甲は 2 x-1 なる一次式,乙は二次式,丙は 2 x3 +x2 -13x +6 なる三次式なり.又これらの三式の最小公倍数は 6 x4 +5x 3-38 x2+5 x+6 なるとき乙式を求めよ.

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【2】  x についての二次方程式 2 x2 -2p x+p 2-1 =0 sin A なる一根を有するときは,他の根は cos A 又は - cosA なることを証明せよ.

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【3】  y2+ z2- x2 ay z= z 2+x 2-y 2b zx = x2+ y2- z2 cx y =1 なるとき a b c の間に如何なる関係が成立するか.

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【4】 等差級数の初項より n 項の和を S1 初項より 2 n 項の和を S2 初項より 3 n 項の和を S 3 とすれば, n の値の如何にかかはらず S22 >S1 S3 なることを証明せよ.但し初項及び公差は零ならざる実数とす.

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【5】  2a 5b =2c 5d =10 なるときは ( a-1) (d -1) =(b -1) (c -1) なることを証明せよ.

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【6】 円の定弦 BC の一方の弧上に定点 A あり.其の共軛弧上に二点 X Y を求め, AX AY が弦 BC と交はる点を夫々 M N とするとき,線分 XY MN の長さを夫々与へられたる長さ p q に等しからしめよ.

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【7】 面積 100 平方糎なる三角形あり.この三角形の内部の一点をとほりて各辺に平行線を引けば,もとの三角形は三つの三角形及び三つの平行四辺形に分たる.其の三つの三角形の中二つの面積が 7 平方糎, 11 平方糎ならば残りの三角形の面積は何程か.平方糎の小数第二位まで求めよ.

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