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1961 東京大学 2次試験
文科・理科・衛生看護学科共通
【1】 点 O で 60 ° の角をなす半直線 OX ,OY と ∠ XOY の二等分線 OZ があり, OX ,OY 上に O から 1 cm の距離にそれぞれ点 A , B がある.いま動点 P , Q ,R がそれぞれ A , O ,B から同時に出発して半直線 OX , OZ ,OY 上をそれぞれ毎秒 1 cm , 3 cm , 2 cm の速さで O から遠ざかる.
(ⅰ) 3 点 P , Q ,R が一直線上にくるまでの時間
および
(ⅱ) ▵PQR の面積が ▵AOB の面積に等しくなるまでの時間
を求めよ.
【2】 x の 4 次式 f⁡ (x) において
であるとき, f′⁡ (0 ) を求めよ.
【3】 与えられた半径 a の半球に外接する直円錐をつくり,その全表面積(側面積と底面積の和)を最も小さくするには,その高さを何程にすればよいか.ただし直円錐の底面は半球の底面と同じ平面上にあるものとする.
【4】 ▵ABC の 3 辺 BC ,CA ,AB の上にそれぞれ点 L , M ,N をとり,
BL LC= CM MA= AN NB= 1 2
にする. AL と CN の交点を P ,AL と BM の交点を Q , BM と CN の交点を R とするとき, ▵PQR の面積と ▵ ABC の面積との比を求めよ.
文科
【5】 曲線 y= 1+x 2 の上に 3 点 P , A ,Q があり,その x 座標がそれぞれ a- h, a ,a+ h (h >0 ) であるとする.いま A を通り, x 軸に垂直な直線が線分 PQ と交わる点を B とし,線分 AB の長さを l とするとき,
limh→ 0⁡ lh2
を a を用いて表せ.
理科・衛生看護学科
【5】 t がすべての実数の範囲を動くとき
を座標とする点 (x ,y) は一つの曲線をえがく.この曲線と x 軸とによって囲まれる部分の面積を求めよ.
【6】 a ,b ,c は定数であって,函数
f⁡(x )=a⁢ sin⁡x+ b⁢cos⁡ x+c⁢ sin⁡2⁢ x
は x= π 4 において極大値 6⁢ 2 をとり,また
∫ 02⁢ π⁡ f⁡(x )⁢cos⁡ x⁢dx =5⁢π
である.このとき
(ⅰ) a ,b ,c を求めよ.
(ⅱ) 0≦x≦ 2⁢π の範囲で f⁡ (x) を最小にする x の値とそのときの f⁡ (x) の値とを求めよ.