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1989 大阪大学 後期

理学部

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】 座標平面上で,点 P( x,y) を点 P (x ,y ) にうつす 1 次変換 f

( x y )=( 12 bb 12 ) ( xy )

で与えられている.

(1) 原点 O を通り, f によってそれ自身にうつされる直線の方程式をすべて求めよ.

(2) 点列 P1 P2 Pn

P1= P Pn= f(P n-1 ) n=2 3

によって定め,ベクトル O Pn の長さを ln とする.点 P のとり方によらず,数列 { ln } 0 に収束するような実数 b の範囲を求めよ.

1989 大阪大学 後期

理学部

配点50点

易□ 並□ 難□

【2】 関数 y= sin x( 0<x π 2 ) のグラフを G とし,直線 x= π 2 m として, G m の交点を R とする. G 上の点 P (t, sint ) (t π 2) における G の法線を l とし, l m との交点を Q とする.

(1) 点 P がグラフ G 上を R に近づくとき,点 Q y 座標はどんな値に収束するか.

(2) グラフ G と直線 l m によって囲まれた部分の面積 S を求めよ.

(3)  x 軸と直線 l m で囲まれた三角形の面積を T とおく.このとき,

limt π2 TS=0

となることを示せ.

1989 大阪大学 後期

理学部

配点50点

易□ 並□ 難□

【3】  f(x )=(2 x2 -5x +2) ex とおく.

(1) 関数 y= f(x ) の増減と極値を調べ,そのグラフの概形をかけ.

(2) 関数 y= g(x ) は連続で

g(- 1)>0 g (1) >0 g( 3)<0

である.さらに, O(0 ,0) P( -1,0 ) とする時,すべての実数 x について,

OGx PF x=P Gx OFx

が成り立つ.ここで, Fx Gx はそれぞれ (x, f(x )) (x, g(x )) を座標にもつ点を表す.

 このとき,関数 y= g(x ) を求め,定積分

01 g( x)d x

を計算せよ.

1989 大阪大学 後期

工,基礎工学部

配点率20%

易□ 並□ 難□

【1】  x 3 次関数 f (x)= x3+ ax2 +bx +c は,つぎの条件をみたしているものとする.

(ⅰ)  y=f (x) のグラフと放物線 y= x2 とは相異なる 3 P (- 1,y1 ) Q( 12 , y2 ) R( x3, y3 ) で交わる.

(ⅱ) 直線 PQ QR は直交する.

 このとき, a b c を求めよ.

1989 大阪大学 後期

工,基礎工学部

配点率20%

易□ 並□ 難□

【2】  D xy 平面上の,不等式

x2+ y2 1 x0 y0

で表される領域とする.

  f(θ ) 0 θ<2 π を, x y の関数 x cosθ+ ysin θ D においてとる最大値とする.

(1) 解答用紙の表にしたがって f (θ) を求め,それぞれの欄に記入せよ.

(2)  f(θ ) のグラフの概形を,解答用紙の図中にかきこめ.

(1)の解答欄

θ 0θ< π2 π2 θ< π πθ< 32 π 32 πθ< 2π
f(θ )     

1989 大阪大学 後期

工,基礎工学部

配点率20%

易□ 並□ 難□

【3】 関数 f (x) は区間 [0, 4] で定義され,

f(0 )=1 f( 4)=3 1 f( x)4

をみたす連続関数で,そのグラフは各区間 [j, j+1] j =0 1 2 3 において傾きが -1 0 1 のいずれかである直線とする.各区間 [j, j+1] における直線の傾きを gi とする.

(1)  g0+ g1+ g2+ g3 を求めよ.

(2)  j=0 3 jj+1 { f (x) +gi }dx の値の最大値および最小値を求めよ.

1989 大阪大学 後期

工,基礎工学部

配点率20%

易□ 並□ 難□

【4】  k 5 以上の整数のとき,方程式

x+y+ z=2 k-1

の正整数の解について考える.

 以下の文中の   および解答用紙の表の空欄に適する数または式を求め,解答用紙の指定されたところに記入せよ.

(1)  xk をみたす正整数の解 (x, y,z) の個数は  

(2) 

条件(*)  xk yk +1 zk +2

をみたす正整数の解 (x, y,z) の個数を,解答用紙の表に示した各場合について k x を用いて求め,それぞれの欄に記入せよ.

(3) 条件(*)をみたす正整数の解 (x, y,z) の個数は  

(2)の解答欄

xの値

x=k

のとき

x=k-1

のとき

x=k- 2

のとき

x=k- 3

のとき

xk- 4

のとき

条件(*)を

みたす

解の個数

    k  

1989 大阪大学 後期

工,基礎工学部

配点率20%

易□ 並□ 難□

【5】  t は実数とし, xy 平面において

曲線 y= e-| x| 2 直線 x= t x=t+ 1 および x

によって囲まれる図形を y 軸のまわりに回転して得られる立体の体積を V (t) とする.

(1)  V(t ) を求めよ.

(2)  V(t ) の最大値を求めよ.

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