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1996-10272-0101
1996 一橋大学 後期
易□ 並□ 難□
【1】 2×2 行列 A は A2-5 ⁢A+6 ⁢E=O をみたし,行列 A で表される 1 次変換は,直線 y =-x と直線 2 ⁢y=- x をそれぞれ自分自身にうつす. A を求めよ.ただし, E は単位行列, O は零行列である.
1996-10272-0102
【2】 直線 l と曲線
C:y =x4 +x3 +a⁢ x2
との共有点は 2 個で, l はそのうちの一方のみで C に接している.このような直線 l が存在する定数 a の範囲を求めよ.
1996-10272-0103
【3】 底面の半径 r , 高さ 1 の円すいがあり,この円すいの頂点を中心とする半径 1 の球とこの円すいとの共通部分の体積が 2⁢π 15 である. r を求めよ.
1996-10272-0104
【4】 直交する 2 つの平面 α , β の交線を l とする.また,中心がそれぞれ O1 , O 2 で,半径がそれぞれ 1 , r ( r>1 ) の 2 つの球 S1 ,S2 があって次の 3 条件をみたしている.
(ア) S1 と S 2 は α に関しても β に関しても同じ側にある.
(イ) S1 と S 2 はいずれも α と β の両方に接している.
(ウ) S1 と S 2 は接している.
このとき,次の問いに答えよ.
(1) 直線 O1 O 2 と l が直交するとき, r を求めよ.
(2) r=3 のとき直線 O1 O2 と l のなす角を求めよ.
1996-10272-0105
【5】 1 個のさいころを繰り返し投げ,出た目を順にかけて積を作っていく.
(1) n 回さいころを投げたときはじめて積が 12 になる確率 p n を求めよ.
(2) n 回さいころを投げたとき積が 12 である確率 q n を求めよ.