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2009-10161-0101
2009 茨城大学 前期
教育学部
易□ 並□ 難□
【1】 数列 { an } ( n=1 , 2 , ⋯ ) に対し,
bn= a 1+a2 +⋯+ ann ( n=1 .2 .⋯ )
とおくとき,次の各問に答えよ.
(1) {a n} が等差数列ならば { bn } も等差数列であることを示せ.
(2) {b n} が等差数列ならば { an } も等差数列であることを示せ.
(3) {b n} が等差数列で, ∑ k=1 10b 2⁢k- 1=20 , ∑ k=1 10b 2⁢k =10 を満たすとき, {a n} の一般項 a n を求めよ.
2009-10161-0102
【2】 放物線 C 1:y =4⁢x 2 , C2 :y= x2+6 ⁢x を考える. C1 上の点 ( a,4⁢ a2 ) における接線 l が,また, C2 の接線になるとする.このような a は 2 つある.それを a1 , a2 ( a1< a2 ) とする.次の各問に答えよ.
(1) a1 , a2 を求めよ.
(2) a=a 1 のとき,曲線 C 1 の x ≦a1 の部分と,曲線 C2 , 直線 l で囲まれた図形の面積を S 1 とする.また, a=a 2 のとき,曲線 C 1 の x ≧a2 の部分と,曲線 C 2 , 直線 l で囲まれた図形の面積を S 2 とする.このとき, S1= S2 を証明せよ.
2009-10161-0103
【3】 実数 θ は 0 <θ< π 2 で sin ⁡θ= 35 を満たすとする.次の各問に答えよ.
(1) 0<x< 2⁢π で sin ⁡x= 24 25 , cos⁡x =7 25 を満たすような x を θ で表せ.
(2) 0<x< 2⁢π で 7 ⁢sin⁡x +24⁢cos ⁡x=15 を満たすような x を θ で表せ.
2009-10161-0104
【4】 ▵ABC を鋭角三角形,点 A , B , C , P の位置ベクトルを a → , b→ , c→ , p→ とし, p→ =1 3+3 ⁢ (a→ +3⁢ b→+ 2⁢c→ ) とする.次の各問に答えよ.
(1) BP→ を BA → と BC→ で表せ.また点 P は ▵ABC の内部にあることを示せ.
(2) ▵PBC , ▵PAC , ▵PAB の面積を S A , SB , SC で表すとき, SA :SC =1:2 , SA :SB =1:3 であることを示せ.
(3) 点 P が ▵ABC の外心であるとき, ∠A , ∠B , ∠C の大きさを求めよ.
2009-10161-0105
理,工学部
工学部は【2】
【1】 座標平面上に 4 点 O (0, 0), P ( 1,0 ), Q ( 0,1 ), R ( -1,0 ) がある. 2 点 P , Q を O のまわりに角 θ だけ回転させた点を,それぞれ Pθ , Qθ とする.ただし, θ は 0 <θ< π かつ θ ≠π 2 を満たす. 4 点 P , Pθ , Qθ , R を頂点とする四角形の面積を S ⁡(θ ) とおくとき,以下の各問に答えよ.
(1) 0<θ < π2 のとき, S⁡( θ) を求めよ.
(2) π 2<θ <π のとき, S⁡( θ) を求めよ.
(3) S⁡( θ) の最大値と,最大値を与える θ の値を求めよ.
2009-10161-0106
理学部
【2】 関数
f⁡( x)= e -ex e-1
を考える.以下の各問に答えよ.
(1) 関数 f のグラフについて,座標軸との交点,凹凸,漸近線を調べ,その概形をかけ.
(2) x 軸, y 軸および関数 f のグラフで囲まれた図形 A を x 軸のまわりに 1 回転させて得られる立体の体積 V を求めよ.
(3) 部分積分法により
∫ (log ⁡x) 2⁢ dx
を求めよ. ∫ log⁡x⁢ dx=x ⁢log⁡x -x+C ( C は積分定数)を用いてよい.
(4) (2)の図形 A を y 軸のまわりに 1 回転させて得られる立体の体積 W を求めよ.
2009-10161-0107
【3】 座標平面上を運動する点 P (x, y) が
x=sin⁡ 2⁢t⁢ cos⁡t , y=sin⁡ 2⁢t⁢ sin⁡t , 0≦t ≦2⁢π
で表されるとき, P の描く曲線を C とする.( C は,右図のようになっている.)また, P が,第 2 象限( x <0 , y>0 )に含まれ,かつ直線 y =- 33 ⁢x 上にあるときの t の値を a とする.以下の各問に答えよ.
(1) 点 P が第 2 象限に含まれるような t の範囲を求めよ.
(2) a を求めよ.
(3) a<t< 2⁢π を満たす t に対して, dy dt≠ 0 であることを示せ.
(4) a<t< 2⁢π を満たす t に対して,点 P における C の接線と x 軸との交点を Q とするとき,左側からの極限値
limt→ 2⁢π- 0 OQOP
を求めよ.ただし, O は原点を, OP , OQ は 2 点間の距離を表す.
2009-10161-0108
【4】 行列 A を A =( -1a 21 ) と定める.ただし, a は a ≠0 かつ a ≠- 12 を満たす実数とする.行列 A n の表す移動によって,座標平面上の点 ( 0,1 ) が移される点を P n とする ( n=1 , 2 , 3 , ⋯ ). 以下の各問に答えよ.
(1) A2 と A 3 を求めよ.
(2) An を求めよ.
(3) 原点を O とし, ▵OP 2⁢k- 1P 2⁢k の面積を S k とおく ( k=1 , 2 , 3 , ⋯ ). 無限級数 ∑k= 1∞ Sk が収束するような a の値の範囲を求め,さらに,そのときの無限級数の和を求めよ.
2009-10161-0109
工学部
【1】 以下の各問に答えよ.
(1) 関数 y=e x2+ 1 について,導関数 y ′ と第 2 次導関数 y ″ を求めよ.ただし, e は自然対数の底である.
2009-10161-0110
(2) 定積分 ∫0π x⁢ cos⁡(x +π 3) ⁢dx を求めよ.
2009-10161-0111
(3) 次の和を求めよ.ただし, n は自然数とする.
(1⋅ 1+2) +(2⋅ 12 +2)+ (3⋅ 14 +2)+ ⋯+(n ⋅ 12n- 1+ 2)
2009-10161-0112
【3】 ▵OAB があり, 3 点 P , Q , R を
OP→ =k⁢ BA→ , AQ→ =k⁢OB → , BR→ =k⁢ AO→
となるように定める.ただし, k は 0 <k<1 を満たす実数である. OA→ =a→ , OB→ =b→ とおくとき,以下の各問に答えよ.
(1) OP→ , OQ→ , OR→ をそれぞれ a→ , b→ , k を用いて表せ.
(2) ▵OAB の重心と ▵PQR の重心が一致することを示せ.
(3) 辺 AB と辺 QR の交点を M とする.点 M は, k の値によらずに辺 QR を一定の比に内分することを示せ.