【2】 は以上の整数とする.各成分がからまでの整数値をとる空間ベクトルで,を満たすもの全体のなす集合をとする.このを全体集合とし,その部分集合の補集合をで,の要素の個数をで表わす.
さて,各
に基づいて,つの空間ベクトル
を定める.とおくとき,以下の問いに答えよ.
(1) 実数が変化するとき,の最小値をとする.和を求めよ.
(2) の部分集合を次のように定める.
に基づく空間ベクトルとの内積は,互いに異なる値をとる
このとき,の値をそれぞれ求めよ.
(3) 差の値は,二項係数に等しいことを示せ.