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2010-10441-0101
2010 岐阜大学 前期
教育(イ),(ロ),地域科,医(医,看護),工,応用生物学部
配点率20%
易□ 並□ 難□
【1】 b と d で実数の定数を表す.次の条件(*)を考える.
(*) 「すべての正の実数 x に対して x+b x3+ 1< x +2⁢b +dx 3+2 である.」
以下の問に答えよ.
(1) b+d> 0 は,(*)が成立するための必要条件であることを示せ.
(2) d>0 は,(*)が成立するための必要条件であることを示せ.
(3) d を任意の正の実数とする.(*)が成立するための必要十分条件として, b が満たすべき範囲を d を用いて表せ.
2010-10441-0102
【2】 n を 3 以上の整数とする. 1 から n までの番号を 1 つずつ重複せずに書いた n 枚のカードが箱に入っている.この箱から 3 枚のカードを同時に取り出し,取り出したカードの番号を小さい順に a , b ,c とする. b-a= c-b が成り立つ確率を p n とする.以下の問に答えよ.
(1) p5 を求めよ.
(2) p6 を求めよ.
(3) n が奇数のとき, pn を求めよ.
(4) n が偶数のとき, pn を求めよ.
2010-10441-0103
【3】 空間内の四面体 OABC について, OA→ =a→ , OB→ =b→ , OC→ =c→ とおく.辺 OA 上の点 D は OD :DA=1: 2 を満たし,辺 OB 上の点 E は OE :EB=1 :1 を満たし,辺 BC 上の点 F は BF :FC=2 :1 を満たすとする. 3 点 D ,E , F を通る平面を α とする.以下の問に答えよ.
(1) α と辺 OC が交わる点を G とする. a→ , b→ , c→ を用いて OG → を表せ.
(2) α と直線 OC が交わる点を H とする. OC:CH を求めよ.
(3) 四面体 OABC を α で 2 つの立体に分割する.この 2 つの立体の体積比を求めよ.
2010-10441-0104
教育(イ),地域科,医(看護),応用生物学部
【4】 次の設問[Ⅰ]と[Ⅱ]に答えよ.
[Ⅰ] 0<θ <π かつ θ ≠π 2 とする. tan2 ⁡θ> sin⁡θ を満たす sin ⁡θ の値の範囲を求めよ.
2010-10441-0105
[Ⅱ] a ,b , c ,R , β を a >0 ,b> 0, c>1 , R>0 , 0≦β <2⁢π を満たす実数とする.また,任意の実数 θ に対して,次の等式が成立しているとする.
logc⁡ a sin⁡θ bcos ⁡θ =R⁢sin ⁡(θ +β)
(1) a ,b , c を用いて, R ,sin⁡ β ,cos⁡ β を表せ.
(2) a=c , b= c3 が成り立つとき, β の値を求めよ.
2010-10441-0106
【5】 a を正の実数とし, b を負の実数とする. xy 平面上の直線 C1: y=x と放物線 C2: y=a⁢ x2+ b⁢x を考える. C1 と C 2 は 2 点で交わっており, C1 と C 2 の囲む図形の面積を S とする.以下の問に答えよ.
(1) a を S と b を用いて表せ.
(2) C1 と C 2 の交点の座標を ( p1, q1 ), ( p2, q2 ) (ここで p1< p2 )とし, L=p 2-p 1 とおく. p1 ≦x≦ p2 における a ⁢x2 +b⁢x の最小値の絶対値を T とする. S の値が一定になるように a と b を変化させたとき, T -LL 3 の最小値を S を用いて表せ.
2010-10441-0107
教育(ロ),工,医(医)学部
【4】 xy 平面上で曲線 C :y=log ⁡x を考える. p を正の実数とし, C 上の点 ( p,log⁡ p) における接線を l p で表す.以下の問に答えよ.
(1) 接線 l p の方程式を求めよ.
(2) 0<p <1 の範囲で p を変化させたとき,接線 l p と x 軸, y 軸で囲まれた図形の面積の最大値を求めよ.
(3) 0<p< 1 とする.接線 l p と x 軸,曲線 C で囲まれた図形を x 軸のまわりに 1 回転させてできる回転体の体積を求めよ.
2010-10441-0108
【5】 行列 A =( ab cd ) に関する以下の問に答えよ. E=( 10 01 ) ,O= (0 0 00 ) とおく.
(1) A2- (a+ d)⁢ A+( a⁢d- b⁢c) ⁢E=O を証明せよ.
(2) a ,b , c ,d が有理数のとき, A3 =5⁢E は成り立たないことを証明せよ. 53 は無理数であることを使ってよい.
(3) a ,b , c ,d が実数のとき, A6 =-E を満たす A の a +d と a ⁢d-b ⁢c の組 ( a+d, a⁢d- b⁢c ) をすべて求めよ.その各々の組に対し,それを与える A の例を 1 つずつ記せ.