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2011 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】 (1)〜(4)については空白(ⅰ)〜(ⅳ)をうめ,(5)については図をかけ.なお,(4)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(1)  A=( 1 a0 1 ) とするとき, ( A2 )- 1= (ⅰ) である.

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【1】 (1)〜(4)については空白(ⅰ)〜(ⅳ)をうめ,(5)については図をかけ.なお,(4)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(2)  limn 2 n2 +3n -n = (ⅱ)

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【1】 (1)〜(4)については空白(ⅰ)〜(ⅳ)をうめ,(5)については図をかけ.なお,(4)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(3)  0π/2 (sin x)2011 cos xdx = (ⅲ)

補足説明: π/2 とは π2 のことである.

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【1】 (1)〜(4)については空白(ⅰ)〜(ⅳ)をうめ,(5)については図をかけ.なお,(4)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(4) 実数 x y に対して,「 x =1 でないかまたは y =1 」は ( x-1) (y -1) =0 であるための (ⅳ)

(a) 必要十分条件である

(b) 十分条件だが必要条件ではない

(c) 必要条件だが十分条件ではない

(d) 必要条件でも十分条件でもない

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【1】 (1)〜(4)については空白(ⅰ)〜(ⅳ)をうめ,(5)については図をかけ.なお,(4)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(5) 不等式 |x |+ |2 y| 2 の表す領域を x y 平面上に図示せよ.

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【2】(1)  0x 2π において,関数 y =x+2 sinx の増減と凹凸を調べ,グラフの概形をかけ.

(2) 定積分 0π xsin xd x を求めよ.

(3)  0x 2π において,(1)のグラフと直線 y =x で囲まれた図形を D とする. D x 軸のまわりに回転してできる回転体の体積を求めよ.

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【3】 空間内に 4 O A B C があって, OA OB は直交しており, OA OC のなす角は π 3 OB OC のなす角は 2π 3 である.また | OA |=| OB |=| OC |=1 である.このとき次の問いに答えよ.

(1) 内積 OA OB OA OC OB OC を求めよ.

(2) 内積 AB AC を求めよ.

(3) 三角形 ABC の面積を求めよ.

(4) 点 D 3 A B C を含む平面上の点とする.このとき,実数 s t を用いて

OD =sOA +t OB +(1 -s-t) OC

と書ける. OD がこの平面と直交しているとき, s t の値を求めよ.

(5) 四面体 OABC の体積を求めよ.

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【4】  e を与えられた正の定数とし,点 A の座標を ( 1,0 ) とする.点 P の座標を ( x,y ) とするとき以下の問いに答えよ.

(1)  y 軸から点 P までの距離と点 A から点 P までの距離の比が 1 :e であるために x y が満たすべき条件を求めよ.

(2)  e=1 のとき,(1)の条件を満たす点 P の軌跡は放物線 x =ky 2+l y+m となる. k l m の値を求めよ.

(3)  0<e <1 のとき,(1)の条件を満たす点 P の軌跡は,楕円

x 2a2 + y2b 2= 1

を平行移動させたものである.そのような a b (どちらも正とする)を e の式で表し, x 方向, y 方向にそれぞれどれだけ平行移動すれば点 P の軌跡になるかを答えよ.

(4)  e>1 のとき,(1)の条件を満たす点 P の軌跡は,双曲線

x2c 2- y2 d2 =1

を平行移動させたものである.そのような c d (どちらも正とする)を e の式で表し, x 方向, y 方向にそれぞれどれだけ平行移動すれば点 P の軌跡になるかを答えよ.

(5) (1)の条件を満たす点 P の軌跡の概形を, e= 12 1 2 3 つの場合について同一平面上に図示せよ.

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【5】 以下の文を読み,その中にある問1,問2,問3に答えよ.


  0 以上の整数を非負整数と呼ぶ.つまり非負整数とは, 0 かまたは 1 以上の自然数のことである.

 ここでは,偶数と書いたら,それは 2 で割り切れる非負整数,すなわち, 0 2 4 6 などを指すこととする.奇数と書いたら,それは 2 で割ると 1 余る非負整数,すなわち, 1 3 5 7 などを指すこととする.

 また,非負整数 n が非負整数 k 倍数であるとは,ある非負整数 m があって n =mk となることである.

 さて, n が偶数であるとすると,ある非負整数 m があって, n=2 m となっている. n4= (2 m) 4= 24 m4=16 m4 なので,次の命題が成り立つことがわかる.

命題A:偶数の 4 乗は 16 で割り切れる.(言いかえると,偶数の 4 乗を 16 で割ったときの余りは 0 である.)

  n が奇数ならば,ある非負整数 m があって n =2m +1 となっている.

n4= (2 m+1 )4 =16m 4+32 m3+ 24m2 +8m +1 = {16 m4+ 32m3 )+ (24 m2+8 m) }+1

であるが,ここで 16 m4 +32m 3=16 m3 (m+ 2) 16 の倍数である.

 また, m が偶数の場合と奇数の場合とに分けて考えることにより,どんな非負整数 m に対しても 24 m2 +8m はやはり 16 の倍数であることがわかる.従って, n が奇数ならば n 4 16 で割った余りは 1 である.

問1:どんな非負整数 m に対しても, 24m 2+8 m 16 の倍数であることを示せ.

 命題Aと合わせて,次の命題が成り立つことがわかる.

命題B:どんな非負整数の 4 乗も, 16 で割ったときの余りは 0 1 である.

 この命題は,次のように言いかえることもできる.

命題C:どんな非負整数 n をとっても,ある非負整数 m があって n4= 16m であるかまたは n4=16 m+1 となっている.

 ここまで準備することにより,次の定理を証明することができる.

定理 14 個の非負整数 n1 n 2 n 3 n14 をどのように選んでも,

1+ k =114 n k4= 1+n1 4+ n24 +n3 4+ +n14 4

16 の倍数にはならない.

証明:命題Cより, 14 個の非負整数 n1 n 2 n 3 n14 をどのように選んでも,

k=1 14 nk4 =n1 4+ n24 +n3 4+ +n14 4

16 で割った余りは 0 から 14 までのどれかであり,決して 15 にはならないことがわかる.

 

[証明終り]

問2:なぜ, 14 個の非負整数 n1 n 2 n 3 n14 をどのように選んでも,

k=1 14 nk4 =n1 4+ n24 +n3 4+ +n14 4

16 で割った余りは 0 から 14 までのどれかであり,決して 15 にはならないのか?その理由を説明せよ.

問3:定理の証明の最後の部分を完成させよ.

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